ざんねんな映画事典
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邦画
日本における実写映画全般
- とりあえず人気の俳優を起用しておけばいいや感がある。
- 原作から展開が酷く改変されている。
- 所謂原作レイプってやつ。
- 漫画やアニメの実写は雰囲気を伝えづらいので仕方ないところではある。
- ただしるろ剣など例外もある。
ドラゴンクエストユアストーリー
- 展開がクソ過ぎてボロクソ叩かれる始末。
- 更に本作と監督が同じルパン三世 THE FIRSTまで公開前にも関わらず出来が不安視されてしまった。
- ドラクエ5の映画と思いきやラストの展開がまさかのVRネタ。肝心のストーリーも飛び飛び。
- そして、ウイルスと化したミルドラースから放たれた最悪のメタ発言…。
ファイナルファンタジー(2001年の映画版)
- 当時最新のCG技術を駆使し、フル3Dで作られた映画。1億3700万ドルという高額な制作費も話題になった。
- 結果は見事な爆死。先行公開されたアメリカでは早々と打ち切られた。
- 国内でもアメリカでの惨敗に加え当時ヒットしていた「千と千尋の神隠し」に話題を持ってかれて大敗を喫した。
- 制作費1億3700万ドルのうち8500万ドルしか回収出来ずスクウェア社に大ダメージを与える結果になってしまう。
- その結果当時放送されていたアニメ「ファイナルファンタジーアンリミテッド」は打ち切られる羽目に。当然ファンから恨まれたのは言うまでもない。
- 映画そのものの評価もCG描写が凄いぐらいしかなかったようである。
愛のコリーダ
- もともとは1976年に大島渚が監督・脚本を担った映画。出版物としては同作の脚本と宣材写真集を合わせた書籍を表す。
- 阿部定事件を元ネタにしている。これだけで既に淫靡なにおいが漂ってくるが……
- 公開されるなり、出版社の社長と監督個人が「わいせつ図画頒布」で検挙。両者は事件の罰条である刑法175条自体が違憲立法であると主張して対抗した。
- 何よりもざんねんであるのは、男性器・女性器・性行為を表す単語が様々な表現で法廷内を飛び交ったこと。「この裁判そのものがわいせつ事件だ」と揶揄された。
- 判決は1982年に無罪で確定したが、当事者の要求した憲法に及ぶ判断は行われなかった。
デビルマン (実写映画)
- 制作費10億円・満足のいくクオリティーに仕上げるため公開延期・グループのアニメ制作会社とタッグを組んだ特撮シーンはCGカットの中に一瞬だけ手描きの絵が挿入して「アニメと実写の融合」を試みるなどの意欲作だったのだが…
- 原作をつまみ食いした微妙なストーリー (原作レイプはしていない)、主役の棒演技 (ゲストのほうがうまい)、シレーヌがエロくない(でもアニメ版もあんな感じ)など数々の問題により、散々に酷評された。
- 本編よりも本編をネタにした文章の方が面白いと公開当時の「フィギュア王」のコラムでネタにされていた(フォロー込みで)。
- 色々噛み合わなかった結果「映画監督はまずデビルマンを見てから物を作れ(反面教師的な意味で」「この映画はどんな酷い出来でもデビルマンよりはマシだから評価される」というデビルマン基準なる単語が登場することに…。
- 後日台本を入手した人が「既に台本の時点から変。そこに監督がアドリブで色々付け足したら更に変」まで暴露している。
CASSHERN
- 『新造人間キャシャーン』を原作とする実写映画。監督は宇多田ヒカルの夫(当時)。主題歌も宇多田ヒカルが担当していた。
- ほぼ全編スタジオ撮影でアクションシーンを全面的に押し出すプロモーションが行われたのだが…
- 世界観が原作と大幅に異なるとか予算節約のためか戦闘シーンが期待していたほど少ないといわれた。
- とある出演者に対して、水槽からの初登場のシーンで「目を開けたまま出てきて欲しい」という要求に応えた結果眼病を患ったのに本編では、目を閉じたまま出てくるテイクが使用された。
キューティーハニー(2004年実写映画版)
- 監督は『新世紀エヴァンゲリオン』などを手掛けた庵野秀明。
- 本作の最大の特徴は、「ハニメーション」というあらかじめアニメ製作同様に作画されたカットにしたがって、1コマずつ役者に実際にポーズをとらせて撮影するという手法。それゆえ撮影にはかなり無理な姿勢をキープする必要があるため、ハニー役がなかなか決まらないなど企画が難航し、公開が実写版デビルマンやCASSHERNなどが公開された2004年までずれこむことに。
- 予算の大半を海ほたるパーキングエリアのパートで使い切ってしまい、後半の映画制作が苦しくなってしまった。
- 映画興行成績は失敗に終わり、制作会社であるトワーニは倒産した。主題歌をカバーした倖田來未は有名になったけど。
洋画
國民の創生
- 主人公たちが南北戦争に加担した白人で、悪役が解放奴隷の黒人というヤバすぎる代物。
- 主人公はKKK団ではないが、KKK団が悪役を倒すのに加担している時点で、スタッフは誰か止めなかったのかと言いたくなる。
- 勿論黒人の俳優が参加してくれるはずもなく、白人が顔を黒く塗って撮影している。これが、現在でも問題視されている「ミンストレル・ショー」という奴である。
- 本作は「映画の歴史を変えた」と言われるほどの演出の高さで知られており、正直な話シナリオがクソでなければ未だに語り継がれていたと思われる。
スーパーマンIV 最強の敵
- 前作『電子の要塞』が不評だったことから、前作で未登場だった宿敵レックス・ルーサーの復活(そのため、クレジットも演じてるジーン・ハックマンが先になっている)や主演のクリストファー・リーヴのストーリー原案参加など話題性を上げていたが…。
- 予算は前作以下となり、上映時間の短縮、特撮面もグレードが下がっている。
- 制作会社が財務上の問題を抱えていたのも考え物であった。
- 案の定、興行成績は前作を下回り、続編である『リターンズ』においては前作もろとも黒歴史にされた。
DRAGONBALL EVOLUTION
- 2009年に公開されたドラゴンボールを原作として製作された映画。
- 原作者である鳥山明氏が製作総指揮として参加。4500万ドルの製作費が費やされ、作品の完成度を高めるために当初2008年8月の公開だったのを半年の公開延期を経て2009年3月、日本で先行上映された。
- 公開の際、鳥山明氏は「原作者としては『え?』って感じはありますが」「別次元の『新ドラゴンボール』として鑑賞するのが正解かもしれません。」「もしかしたら現場のパワーで大傑作になっているかもしれませんよ! おおいに期待しています!!」・・・と、どことなく不安を感じさせるコメントをよこした。
- いざ公開されるとその内容がファンから酷評され、最初は570館のシアターで公開されていたが徐々に打ち切られ、最終的な興行収入は9億円という爆死であった。本国アメリカでも1000万ドルに満たない惨敗だった。
- 日本では同時期に公開されたヤッターマンの実写版にダブルスコア以上の差を付けられる始末。
- 内容は無印編初期のドラゴンボール探しやピッコロ大魔王との戦いをベースにしていると思われるが、悟空とチチが同じハイスクールに通っているという設定になっており、その設定は悟飯とビーデルの関係そのものである。
- また、敵役のピッコロ大魔王に関してもナメック星人ということが悟空側からも知られている。原作では当のピッコロ本人ですら知らされてなかったはずだが・・・。
- その他にも原作ではちょい役だったキャラが重要キャラになっていたり、かめはめ波で心臓マッサージをするなど原作を読んでいた人からすれば首をかしげる点が多い。
- また、敵役のピッコロ大魔王に関してもナメック星人ということが悟空側からも知られている。原作では当のピッコロ本人ですら知らされてなかったはずだが・・・。
- 鳥山明氏は『ドラゴンボールZ 神と神』が公開された際、何度も訂正案を提示しても聞き入れてくれなかったと語っていた。
- そして「神と神」と比較して「『たぶんダメだろうな』と予想していたら本当にダメだった某国の実写映画と大違い」とこの作品を断じた。
- 今までは現場に一任するスタンスを取っていた彼が「神と神」以降製作総指揮として携わるようになったのはこの作品の酷評があったからではないかと言われている。
- そして「神と神」と比較して「『たぶんダメだろうな』と予想していたら本当にダメだった某国の実写映画と大違い」とこの作品を断じた。
- 脚本の人が「ファンでも無いのに金に目がくらんで書いた」と後に謝罪したとか。
南部の唄
- 『スプラッシュ・マウンテン』の元ネタ、という事しか話題に上らないディズニーの映画。
- 実写とアニメを組み合わせた作品なのでこっちに記載する。
- 本作は黒人描写が問題になって、DVD化やネット配信が見送られているのだが…。
- 『國民の創世』のような差別描写があったわけではなく、その逆。
- 作品の舞台年代を無視して「黒人差別なんてありませんでした」と言わんばかりの描写が飛び交うため、逆に黒人団体から「歴史修正主義だ」と怒りを買ってしまった。
- 1946年封切りの際には主演の黒人男優が「白人専用映画館だから」という理由で登壇しなかったのに、である。(当時はまだキング牧師の公民権運動もなかった時期)
- 2020年6月、遂にフロリダとカリフォルニアのディズニーランドにて、唯一のアイデンティティであるスプラッシュ・マウンテンからリストラされる。