「もしこんな有り得ない個人記録が生まれたら」の版間の差分

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>復活の勇者プクリン
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ここでは、スポーツ界で現実的には考えられないが、理論上は考えられる個人記録が生まれたら?を考えます。
*大相撲は[[もし大相撲でこんな有り得ない展開があったら]]へどうぞ。
==プロ野球==
===1人の選手が投打のタイトルを同時獲得===
*2015年には日本ハムの大谷翔平が投打二刀流で出場しながら最多勝・最優秀防御率のタイトルを獲得しましたが、投打二刀流の選手が、「最多勝で本塁打王」「最優秀防御率にして首位打者」というように、両部門でタイトルを獲得するようなことがあったら?(大谷が成し遂げる可能性がゼロとは言えませんが…)
#前人未到の快挙なので、たとえ所属チームが優勝していなくても当然MVPの最有力候補。
#*タイトルホルダーとしての成績は平凡である可能性も高いので(15勝程度、30本塁打程度など)、他部門でずば抜けた成績を残して優勝に貢献した選手がいれば選ばれない可能性もないではない。
#ベストナインの記者投票では、どちらのポジションに入れるか選考記者も悩む。結果的に票が割れて選出されない可能性もある。
#*両ポジションへの同時投票も可能になったのでこの心配は無くなった。現に大谷は投手とDHの双方で選出されている。
#よくある「最強選手」談義では、このような選手を投手一筋、野手一筋の選手と比べてどのように評価するか悩ましいだろう。
#もし投打いずれか一方に専念していれば…というIFネタも盛り上がる。


===30歳以上かつプロ2年目以降で新人王を獲得===
*ドラフト指名時の最高年齢は市村則紀の30歳5ヶ月、最優秀新人の最年長記録は大島信雄の29歳です。
#プロ野球史上最強の超大器晩成の選手となる。
#その選手が入団してからの間球団は常に批判される。
#新人王受賞後は、むしろ球団側はよくこれまで戦力外通告をしなかったと賞賛される。
#ノンフィクションで書籍化される。
#引退後も苦労人としてメディア・講演に引っ張りだこの状態になる。
===1試合で相手の盗塁を30回許す===
*高校生の時、軟式野球部でキャッチャーをやっていた松村邦洋は1試合で相手の盗塁を27回許したことがあります。もし、プロ野球で松村の記録を超える選手が誕生したら?
#阪神の選手だったら、松村はその選手を励ましていた。
#盗塁阻止率が高く強肩の印象がある選手でも、この試合だけで一気に弱肩扱いされ始める。
#元々弱肩扱いされていた選手は他の守備面や打撃などで余程優れた面がないと冷遇され始める。
#体調不良などの同情の余地がある理由でない限り、ネットでは馬鹿にされたり、ネタ要員になる。
===15年以上プレイして1軍出場なし===
*プロ入りから1軍初出場までが最も時間がかかったのは渡辺政仁(巨人)の12年目(1986年入団、一軍初出場1997年)です。
**一軍出場なしで引退した選手では入沢淳(中日→ロッテ)の12年(1975-1986)が最長。
#野球界のカルロス・カイザーとしてBBSやSNSで揶揄される。
===同じ世代の選手が7年連続で1年目で新人王を獲得===
*2018年時点では1947年度生まれの3年連続が最長です(惜しかった例が1968年度生まれで1992年に入団した選手が新人王を獲得していれば5年連続となっていました)。
#その世代は文句なしの最強世代。
#独立リーグ等を経由する必要があるため、そちらの注目度が更に上がる。
===投手===
====規定投球回数未満でシーズン43勝====
*シーズン勝利は稲尾・スタルヒンが記録した42勝ですが、リリーフのみでの2けた勝利や規定投球回数未満の最多勝も出始めているだけに、規定投球回数を下回ってシーズン最多勝利を更新することもあり得ますが、もし実際に起こったら?
#達成したら「幸運な投手」扱いされる。
#先発投手の立場が危うくなる(5イニング以上投げないとチームが勝っても勝利投手になれないため)。
#*4回(アウェーの場合は5回表)を終わった時点でリードしていたら先発投手を強制降板させ、当の投手を登板させて勝ち星を稼がせるという方法になりそうだが、監督もずいぶん批判を受けそうだ。
#*先発投手のほうは「リードしていて強制降板させられた試合は勝ち星として数えてもらいたい」と契約更改の時に争うに違いない。
#昔ならともかく、今の時代は規定投球回数未満どころか普通にシーズン43勝することすら不可能に近いと思うが。
====投球0、牽制球0で勝利投手====
*投手が投球姿勢に入ってからバッターボックスを移動するとアウトという規定があり、これが絡むと起こりえます。
#間違いなく世界一の珍記録になる。
#それが27打席連続で起きて、投球0の完封勝利も理論上ありえる。限りなく八百長くさいし、これを完全試合と呼べるかは不明。
#*[[もしこんな有り得ない試合展開があったら#両チーム完全試合のまま引き分け|自チームもそれにつきあう]]。最短試合時間も樹立できそうだが、途中で審判がキレて、バッターボックス移動を見逃すかも。
====シーズン0勝24敗====
*2013年に楽天の田中将大投手がシーズン24勝無敗の偉業を成し遂げましたが、その逆の投手が誕生したら?
*日本プロ野球における連敗記録は権藤正利(大洋)が1955~57年の足掛け3年で記録した28連敗(中間年の1956年は0勝13敗)。
*単独シーズンでは梶本隆夫(阪急)が1966年に記録した15連敗(同年の成績は2勝15敗)。
#最大の問題は、これほど負けまくるまでその投手を(まして先発で)使い続ける監督がいるのかどうか、ということだ。起用すること自体が敗退行為だと批判されかねない。
#*権藤は数年跨ぎで0勝28敗でも起用され続けたので、それはないと思う。
#**これは「[[横浜DeNAベイスターズ|6年連続最下位の球団]]」という時点でお察しくださいとしか。
#弱小チームかつ故障者続出で先発して試合を作れる投手が他におらず、仕方なくローテーションを一年守り続ける。
#クォリティ・ピッチングを続けながら登板した試合には打線が呪われたように打てなくなり、無援護で黒星を続ける…という展開が続いて24敗まできてしまう。通算防御率は意外と良いかも。
#白星を挙げるチャンスがあっても、そういう試合に限ってクローザーが呪われたように打たれてしまう。
#この投手が翌年も現役を続けるとして、年俸は徹底的に減額されるのか、それとも苦しいチーム事情でローテを守った労に免じて下げ幅は抑えられるのか…。
#*某オレ流の人でもない限りそんなことはないと信じたい。
#先発投手が早いイニングで炎上した時にロングリリーフの敗戦処理として使えばいいかもしれない。
====最優秀防御率なのに0勝====
*2002年のパリーグでオリックスの金田政彦投手は最優秀選手防御率のタイトルを獲得しながら4勝9敗と大きく負け越しました。他にも「最優秀防御率に輝きながら負け越した」投手は過去7人いますが、仮にシーズン1勝もできないまま最優秀防御率のタイトルを獲得した投手がいたら?
#上のケースとも重なるが、「打線がまったく鳴りを潜めてしまう」「味方のエラーで足を引っ張られ、自責点にならない失点が多い」「リードした場面でマウンドを降りても、リリーフが打たれて勝ち星を消してしまう」などの展開を繰り返し、好投を続けながらも全く勝ち投手になれずにシーズンを終える。
#悲運の投手として同情されるか、疫病神扱いされるか、いずれにせよ大いにネタにされるだろう。
#仮に前年までもローテーションの一角を占める程度に働いてきた投手だったとして、翌年の年俸は上がるだろうか、下がるだろうか?
#*落合GMなら減俸するだろう(著書『采配』によると、これでは仕事をしたことにならないと扱われる)。
#抑え投手ならあり得なくはない。
#*抑え投手が規定投球回に達するのはさらに難しい。
#**1回の登板で2イニング以上投げるようにすれば可能かもしれない。
#**一応1982年の斉藤明夫、1983年の福間納、1992年の赤堀元之、1994年の新谷博など「リリーフメインで最優秀防御率を獲得した投手」は複数人出ている。
#バッターのせいにしておけばよし。
====全試合に登板====
*プロ野球のシーズン登板試合数記録は2007年久保田智之(阪神)の90試合(108回、総試合数144試合)。
#たとえ1試合あたり打者1人限定の登板だったとしても、監督は起用法で批判され、その投手は今後を心配されることになるだろう。
#*「究極の客寄せパンダ」と呼ばれる。
#実は達成者が居る。黎明期のアメリカプロ野球選手、アルバート・スポルディング(BOS)の60試合(496.2回、54試合に先発、総試合数60試合)。
====先発投手の勝ち星を消して得た勝利のみで200勝達成====
#その投手は、その後先発投手に転向させられるかもしれない。
#これだけのブロウンセーブを記録しながら、その投手を救援で使い続けた監督はもちろん、歴代の監督達(当該投手の前所属チームの監督・元監督や、現所属チームの前監督など)が批判される可能性もある。
#*何故か追いつかれた後に打線の奮起を呼び込む力を持っているわけで、「勝ち運がある」「登板した試合は○○連勝」というのが起用理由なのだろうが…。
#**ビハインドの展開で登板し勝利を持ち込んだという可能性もある。
#***「勝ち星を消して」と書いてあるんだからそれは条件に合わないだろう。
#先発投手たちは殺意を抱きたくもなるだろう。契約更改の席上では、この投手と起用した監督のせいで消された勝ち星に相当する年俸を要求するに違いない。
#「平均10勝30Sを20年間続けた」のであれば許されるかもしれない。
====通算0勝250Sで名球会入り====
#当然、1軍デビュー以来抑え一筋でやってきた投手。
#*先発や中継ぎで1度も勝ちを経験せずに抑えに転向したのかもしれない。
#「勝ち星泥棒」による勝利が無いわけだから、クローザーとしては誇りにしてよい記録。しかし「同点で登板して抑え、その後に味方が勝ち越して白星がつく」という、抑え投手としても正当な勝ち星も無いわけだから、その意味での「勝ち運のなさ」はネタになる。
#その辺を考えて、監督も絶対にリードした場面以外では投入しないかも。
====3点差リードで2失点、2点差リードで1失点するが、1点差では無失点に抑え、失敗数0のクローザー====
#超劇場型のクローザー。
#登板時の状況にもよるが、0敗ながらも防御率が5点台にまで跳ね上がる。
#見守るファンの胃の負担が増大する。
#一応、抑え失敗してないので、起用され続ける。
#*1度でも失敗したら、配置転換か二軍落ちさせられる。
#結果、1点差に異常に強いチームとなる。
====防御率5点台で最多勝====
*現時点では、1985年の佐藤義則が防御率4.29ながら21勝で最多勝に輝きました。
#「打線の援護を呼ぶ投手」といわれる。
#*タイトルを取ったにもかかわらず評価は低くなるだろう。
#チームが最下位なら「なんでうちの打線はあいつが先発した時だけ打つんだ」とほかの先発投手から恨み節が来るだろう。
#その年の最優秀防御率も4点台後半~5点台だったら、「行きすぎた打高投低の象徴」とマスコミで報じられる。
#*その投手が最優秀防御率も獲得したら、翌年から「飛ばないボール」へ移行させられるかもしれない。
====勝率5割未満で最多勝====
*2001年に松坂大輔が15勝15敗の勝率5割で最多勝を獲得しましたが…。
#登板したすべての試合で責任投手にならないと難しいだろう。
#松坂同様、投球回数も最多になると思われる。
#当該投手の所属リーグのレベル低下が危惧される可能性もある。
====0勝0Sだが登板した試合は全て勝利====
#先発投手なら「実質○○勝」「自身に勝ち運がないのにチームの勝ち運はある」といわれる。
#中継ぎ・抑えなら「不思議と勝ち運がある」といわれる。
#全試合ワンポイントで使えば全勝が狙える。
===打者===
====本塁打数がシーズン全試合数の半分====
*日本だと65~72本、MLBでは77~81本(試合数が時代によって違うため数字は変動しています)になりますが、どこの野球リーグでも達成者はいない模様です。
#達成した選手は、各国から史上最強スラッガーとあがめられる。
#一方で薬物使用の疑いも出始め、シーズン終了後に、記録達成した選手は延々とドーピング検査を受けさせられるハメになる。
#敬遠等も考慮すると、出塁率は全盛期のボンズ(出塁率6割台)をも上回る。7割台、打率4割かも。
====毎試合きっかり1安打ずつ打つ====
*勝っても負けても、得点に絡んでも絡まなくても、毎日「n打数1安打」というのが全試合続く(無論四死球・失策など他の形での出塁は除く)。
#もちろん連続試合安打記録を大幅に更新することになるが、胡散臭い。
#「あまりにマイペースすぎる選手」といわれる。
#代打の切り札確定
#*でも本人はレギュラーにこだわってもめそう。
#*第1打席でヒットを打ったら、次の打席で代打を出される。
#**でも本人はフルイニング出場にこだわってもめそう。
#新聞には「一日一善」と書かれる。
#そのうちこの選手の出囃子は「三百六十五歩のマーチ」になる。
#その選手が2000本安打を達成した場合、秋山幸二(2000本安打を達成した試合で通算2000試合出場を記録)が引き合いに出されるかもしれない。
====25年連続三冠王====
#史上最強の打者と呼ばれる。
#年俸は高騰、40億位になり、所属チームが限られる。
#しかも何故かメジャーリーガーにならない。
#*メジャーでこれやったらそれこそ「史上最強のバッター(ピッチャー)」と誰もが認めるだろう。
#*守備がとてつもなく下手な上に出塁率も低かったりしてメジャーでは使いづらいのかもしれない。
#「なんかやってる」と常に疑われそう。
====毎試合ずつ1安打増加====
*1試合目1安打、2試合目2安打、3試合目3安打・・・というような要領。
#プロ野球で実現したら恐ろしいことになる。
#*最終戦は相手チームも最低144打席に付き合う羽目になる。
#*無論100打席以上回ろうが絶対に怪我はできない。
#**怪我してても打つかもしれない。
#高校野球ならできなくもないか?
#*試合数が少ないので決勝まで誰も気づかない可能性が高そう。
#ポストシーズンで記録したらスロースターターと呼ばれる。
#*日本シリーズなら確実に表彰を受ける。
====2試合連続代打逆転サヨナラ満塁ホームラン====
*この上ないくらい形容された表現であろう代打逆転サヨナラ満塁ホームラン。もし2試合連続なら。
#1本打てるだけでもものすごい幸運と言えるのに2試合続けて打ったことでもっと有名になる。
#*少なくともシーズン内はずっと代打の神様として監督からあてにされ、相手チームからは警戒されまくる。
#**日本シリーズでやれば間違いなくリーグ優勝の試合で打った北川博敏が霞むだろう。
#WBCやプレミア12等の国際大会の準決勝と決勝でこれをやったら他の試合で打撃がこの上なく不調だったとしても、その国の英雄扱いを受ける。
====本塁打70本、打点70====
*これだけ打てば本塁打王は確実だが、打点は全てソロホームランで、タイムリーや犠牲フライすら全くない打者がいたら?
#チャンスでの弱さが徹底的に酷評される。ただし同点での決勝弾とか、終盤の1点ビハインドでの同点弾などがあれば一概に「勝負弱い」とは言い切れない。
#*「ランナー二塁でヒットを打っても走者が生還できない」ケースもあるので、得点圏打率0割とは限らないが。
#* 打点が付かない形で走者を生還させた可能性もある(例えばノーアウトからの併殺打の場合は打点が付かない)。
#まず四番どころかクリーンナップには置かれないだろう。下位打線か、出塁率や走力がそれなりにあるなら先頭打者ホームラン狙いで一番に置かれるか。
#*ランナーがいないときしか打てないのであれば代打屋にすらなれそうもない。
#終盤の僅差場面では、ランナーがいないとむしろ敬遠される。逆にチャンスで打順が回った場合には代打を送られるかもしれない。
#*敬遠球もホームランにしてしまうかもしれない。チャンスで打順が回った場合でも満塁以外ならヒットを打つかもしれない。
#古木の22本塁打37打点が霞む。
====規定打席到達して全打席出塁====
#出塁後の走塁も毎回求められるので、シーズン終盤は相当疲労が蓄積されそう。
#*指名打者として使えば多少は負担が軽くなるかもしれない。
#漫画ネタでよくある超小柄のフォアボール狙い専用打者でも、走守が伴わなければスタメン起用されること自体難しい。
#*出塁率5割や6割程度ならともかく、さすがにこのレベルなら走守が伴わなくてもスタメン起用されると思うが。
====1桁安打で首位打者====
#選球眼やバント技術の優秀さが評価される。
#*各球団からの敬遠攻めの結果こうなった場合、当該選手の総合力の高さが評価される一方、同情もされる。
#次のシーズンから首位打者の条件が「規定打数到達」に改められる。
====本塁打0本で打点王獲得====
*実際に戦前に2名いた。1943年の青田昇(東京巨人軍・84試合で42打点)と1944年の藤村富美男(阪神軍・35試合で25打点)が該当する。<!--どちらも主要打撃三冠のいずれにおいても獲得している-->
#チャンスに滅法強い打者であることは間違い無い。
#こんなタイプの打者がいた場合、打順では何番を打つのか。出塁した1、2番を確実に返す3番打者か、それとも下位打線でクリーンナップが還しきれなかった走者(あるいは出塁したクリーンナップの選手)を生還させるのか。監督も起用法には頭を悩ませるだろう。
====通算無本塁打で2000本安打達成====
*これに近い記録としては赤星憲広(阪神)の通算3本塁打(複数本打ったシーズン無し)、1276安打があります。
*2000安打達成者の本塁打最少は荒木雅博の34本。
#連続打席無本塁打記録は当然更新している(史実では赤星の2528打席)。
#そこまで長くレギュラーを張り続けるのだから、ノーパワーでも出塁率、走力、守備力では相当優れた選手であるはずである。
#記録達成後に走力を生かしてランニングホームランでも記録してご愛敬ということもあるかも。
====打率1割台で最高出塁率====
#「驚異の選球眼」と呼ばれる。
#1割台しか打てない打者に対して普通ならバッテリーはストライク勝負してくるはずなので、よほどカットしてファウルで粘る技術が優れているか、あるいは長打力は凄くて当たれば怖いので勝負は避けられがちなのかどちらか。
#敬遠されまくるとあり得るのかな?
====規定打席未到達で三冠王====
*規定打席未到達の打者でも、規定打席に足りる分まで凡打を続けたとして計算した打率が規定打席到達者の打率トップを上回れば、首位打者として認定されるため、打点・本塁打をハイペースで積み上げれば、理論上可能。
*規定未到達の首位打者は、MLBにおいては前例があり、NPB2軍においても多数の前例があるが、NPB1軍においてはない。
#全盛期の多村が146試合制か144試合制のシーズンに1番打者で出て、アベレージ狙いしていれば可能だったかも。ちなみに全盛期多村は492打席で3割40本100打点を達成。日本プロ野球における1シーズン最多打席の記録は692打席であり、約1.4倍。
#*1番だと打点が稼げないからそれでは無理だろう。
#ベタだが、大谷の今後に期待か。22歳の現在でもOPS1越えなので、王・落合・バレンティンに匹敵するOPS1.2越えまで成長すれば、不可能ではないかもしれない。
#*ちなみに、2012年のバレンティンは規定打席未到達で本塁打王・ベストナインを獲得している。
#**飛ばないボールの方が、本塁打や打点はある程度以上のパワーを持つ打者が傑出しやすいので、いわゆる加藤球に戻ったほうがチャンスがあるかもしれない。
====全試合フル出場で規定打席未到達====
*ちなみに全試合出場で規定打席未到達は2010年の金本知憲が達成しています(連続試合出場記録のための代打起用が多かったため)
#おそらく下位打者(おそらく9番)で、毎試合3打席(ビジター敗戦の場合は2打席)しか出場できない等でもないと難しい。
#*規定打席は「試合数×3.1」なので、仮に毎試合3打席だったら未達となる。
#*そのような打者は上位打線に上がるほどでもなく、かといって代打も起用されないということから球界屈指の守備力とそれなりの得点圏打率をもった選手だと推測される。
#**打力に定評のある投手が先発した際は「投手じゃなくてこの選手に指名打者を使えよ」と言われそう(現行ルール上は不可能)
#9番打者でもめったに4打席目が回らないとなれば、そのチーム自体がとんでもない極貧打線でなければ考えられない。
#その打者が規定打席到達の打率1位の打者よりも打率が高ければ、「事実上の首位打者」と呼ばれるかも。
#*不足分を凡退扱いしても1位になれば正式に首位打者とみなされるため、そうなっていないことが条件だが。
====遊撃手が打者三冠====
*(非常に有名な例ですが)捕手では野村克也が達成しています(1965年)。
**一応、全試合数のうち少なくとも100試合以上遊撃手として先発出場したと仮定してください。
*MLB、KBO、CPBLでも2019年終了時点でゼロ(二塁は100年近く前だがMLBで何例かあり)。
#起こすとしたら阪神・鳥谷か巨人・坂本(あるいは二岡)の全盛期をさらに強化した選手。
#これだけ打っても三塁などにコンバートされないことから、攻守ともに優れた選手だと評価される。
#*史上最強打線並みの強打者揃いという可能性も(まさに同打線の二岡と同じパターンだが)
====捕手がトリプルスリー====
*そもそも最後の捕手の30盗塁が1952年の荒川昇治(32盗塁)。20盗塁でも1984年の伊東勤(20盗塁)が最後(2019年終了時点)。
#俊足・強打の捕手は往々にして外野などにコンバートされることが多いので、その選手は走攻優れた上で球界屈指のリード力を持っていたと評価されているだろう。
#*外野陣もなかなかの名選手が揃っており、コンバートすらできない状態だったとか。
====一桁本塁打で100打点====
*日本プロ野球では鶴岡一人(1946年)の95打点が最高。試合数の多いメジャーも21世紀以降は該当者なし。
#高出塁率、併せてかなり盗塁数が多い打者が前に座らないと難しい。
#「長打力はないが満塁かつ一塁走者が俊足という場面でよく打席が回る」といったところか?
====40代の選手が首位打者====
*NPBでの首位打者獲得時の最年長記録は36歳<!--79年・ミヤーン、89年・クロマティ、08年・リックの3人-->です。
#不惑の安打製造機と呼ばれる
==サッカー==
===出場したすべての試合で得点===
#達成した選手はどこの国籍であろうと間違いなくその国の代表に選ばれる。
#*「その選手が出場した試合がすべて敗北」の場合は選出されないかもしれない。
#これで優勝できなきゃ「あいつがいて何故勝てない」とチームが批判される。
#怪我が多くて出場できる試合自体が少ないのかもしれない。
===得点したすべての試合で敗北===
#記録した選手は疫病神と呼ばれる。
#*降格したら前田遼一のデスゴールを越える伝説になる。
#*少なくとも選手本人に非はないのは確か。
#*「チームが敗色濃厚な時にだけゴールを決める」という展開が続いてこうなった場合、「大事な場面で決めてくれよ」といわれそう(特に味方のチャンスを台無しにする傾向が多い選手の場合)。
#監督が「なぜそこまでしてそいつを使い続けるのか」と批判される。
#ゴールキーパーなら使えるかもしれない。
===全試合途中出場後に途中交代===
#スタミナの少ないセットプレー要員か?
#「サッカーにもワンポイントリリーフがいた」と話題になる。
===得点ランキングで1位と8点差以上あった選手がシーズン最終戦でゴール量産して得点王===
#試合開始前の時点で1位だった選手の所属クラブのサポーターは相手クラブに非難轟々。
#その選手の所属クラブが得失点差で微妙な位置にいた場合、英雄扱いされる。
#*或いは、「普段からもっとやってくれよ」と言われる。
==フィギュアスケート==
===4回転半===
#どんな得点をつけるか議論になりそう。
#*一応用意されているそうです。
#ギネスブックに登録される。
#これをきっかけに4回転半を飛ぶ選手が増えるかもしれない。
#「クアドラプルアクセル」という言葉が流行る。
#*現実に「シングルトウループ」「ダブルトウループ」「トリプルトウループ」「'''4回転'''トウループ」のような呼ばれ方をしている以上、クアドラプルアクセルも「'''4回転'''アクセル」になりそうな気がする。
#クレヨンしんちゃんファンが初期の巻を懐かしく思い出す。
#*しんのすけは初めてスケート場に行った際に4回転半ジャンプを成功させている。
===5回転===
#これもどんな得点をつけるか議論になりそう。
#*現在の採点基準では5回転半までは基礎点が用意されているよ。
#これを機に日本でも4回転を「クアドラプル」、5回転を「クインティプル」と呼ぶようになる。
#人の目では判定し難い。
===月面宙返り===
#フィギュアの世界では「ムーンサルト」と呼ばれることになる。
#*現実では後ろ宙返りジャンプが「バックフリップ」と呼ばれているので「~フリップ」という系統の名前になるかもしれない。
#着地の衝撃でスケートのエッジが折れて選手が転倒、負傷したり、氷面が割れる事態が相次いでほどなく禁止されるかもしれない。
#少なくともアマチュアではできない。
==プロボクシング==
===全試合引き分けで10度防衛===
#世界でも稀に見る強運のチャンピオンと呼ばれる。
#一方で、八百長も疑われる。
#チャンピオンからすれば心境は複雑だろう。
#*ファンも釈然としない。
===全試合判定勝ちで10度防衛===
#世間から非力な王者と呼ばれる。
===全試合反則勝ちで10度防衛===
#「反則を誘うファイトスタイル」と言われていただろう。
#選手もファンも釈然としない。
#「どうせ反則負けだ」と挑戦希望者がいなくなる。
===防衛戦の度に対戦相手がリング禍で死亡===
*当然ながら故意に側頭部を殴るなどの明らかに生命の危険が及ぶような危険なプレーは一切していないものとします。
#間違いなく「死神」の異名をとることになる。
#挑戦希望者が現われなくなり、世界ランク1位との指名試合ばかりやることになる。
#「世界でもっとも不幸なチャンピオン」と呼ばれるかも知れない。
===全試合偶然のバッティングで10度防衛===
#「極端なインファイター」と言われる。
#試合中常に「もっと頭上げろ!」と野次られる。
#相手は試合後に「絶対わざと狙ってるだろ!」とレフェリーに抗議するのが当たり前になっていたかもしれない。
==陸上競技==
===十種競技者が全競技で世界記録更新===
十種競技で行われる100m、走幅跳、砲丸投、走高跳、400m、110mH、円盤投、棒高跳、やり投、1500mの記録が専門競技者の記録を上回ったら
#間違いなくその人は「キングオブアスリート」と呼ばれるだろう。
#やはりドーピング疑惑が浮上する。
#その選手が代わりに個別の部門に出ればいいじゃんという声が出てくる。
===女子選手が男子の同種目の優勝記録を上回る===
*同種目でも規格が異なるもの(ハードル走、砲丸投げ等)は除きます。
#「次回から男子と一緒に出場しろ」と言われる。
#その選手には薬物疑惑はもちろん、性別詐称疑惑までかけられる。
#*トランスジェンダーの場合は「本人の性別を重視すべき」と「やはり体格も違うから体の性別で出場すべき」かでかなりの論争になる。
#有り得るとしたら長距離種目か?(男子が超スローペースな展開だったのに対し、女子は世界記録を大幅に更新する勢いだったとか)
#*1500mではリオ五輪の男子優勝タイムと19年世界陸上の女子優勝タイムが1秒しか違わない。
#男子の優勝者は、優勝しても素直に喜べない。
==オリンピック==
===10大会連続で金メダル獲得===
*現時点ではフェンシング・サーブル団体のゲレビッチ・アラダール選手の6大会連続が最多です。(個人種目では4大会連続が最多)
#間違いなくその競技において「伝説の選手」と称されるようになる。
#*その競技が世界的にマイナーな存在であったとしても、その選手だけはほとんどの人に知られるようになるだろう。
#最低でも36年間はその競技の第一線に立ち続けないといけないので大変。
#*仮に10代前半からトップに立ち続けたとしても、50歳近くまでは続けないといけない。
#馬術、射撃、アーチェリーあたりなら可能性があるかも。
#*個人種目に限らなければ、ボート競技の舵手あたりもいけそう。
#「夏季と冬季で5大会ずつ金メダル獲得」という線もある。この場合は所要期間が半分の18年で済むが、2つの競技を同時にこなし且つ双方で世界のトップに立たないといけないので余計に大変。
#*この場合は自転車競技とスピードスケートの組み合わせが最も可能性が高いか。
#**なお執筆時点(2018年)で唯一の夏季冬季金メダル獲得者であるエディー・イーガンはボクシングとボブスレーで金メダリストとなったが、ボブスレーはまだしもボクシングで5連覇はかなり厳しいと思われる。
===個人種目で4大会連続銀メダル===
*マイナーな団体競技なら達成した国がありそうなので
*2大会連続銀メダルは日本人でも何人かいるが、3大会連続銀メダルはあるのだろうか?
*パラリンピックでは森井大輝が平昌時点で4大会連続銀メダルになりました。(ただし同一競技ではない)
;全般
#史上最大のシルバーコレクターと言われる。
#*コーチとして成功すれば「(その競技)版ステイゴールド」と呼ばれるかもしれない。
;すべて別々の相手に敗れて銀メダル
#史上最も不運な選手と言われる。
#日本では高校野球に例えて「○○(競技)版霞ヶ浦高校」「オリンピック版霞ヶ浦高校」と呼ばれる。
#*全国大会なら「オリンピック版光星学院」かな?
#*達成時点ではその呼び名は別の学校に変わってる可能性も。
#*この後10大会目でようやく金メダルが取れればまさしく霞ヶ浦高校(10度目の正直で甲子園初出場)と称されていた。
#*その他の世界大会(世界陸上等)で金メダル経験があっても霞ヶ浦高校(夏初出場以前から春の出場経験はあった)呼ばわりされる。
;すべて同じ相手に敗れて銀メダル
#4大会連続で金メダル・銀メダル両方が固定されてることになるため、他の選手やファンは白ける。
#*マイナー種目だったらオリンピック種目から除外される可能性が出てくる。
#女子レスリングのトーニャ・バービークは「3大会連続同じ相手に敗れて銀メダル」の可能性があった。
#*吉田沙保里がアテネ五輪からロンドン五輪まで3連覇し、バービークはアテネ五輪とロンドン五輪で銀メダル、北京五輪は準決勝で吉田沙保里に負けて銅メダル。もし北京大会でも決勝まで吉田と当たらなかったら3大会連続銀メダルだったと思われる。
#**ちなみにレスリングは吉田が3連覇を達成した翌年にオリンピックから除外候補になったのは有名。
===4大会連続4位===
*こちらは団体種目も可とする
#上記の4大会連続銀メダル以上に最も不運な選手と言われる。
#日本では「○○版上村愛子」と呼ばれる。
#*達成したのが女子モーグルだったら「二代目上村愛子」か?
===同一大会で1位(金メダル)~8位をすべて獲得===
#同一大会で多数の金メダルを獲得するより難しいので世界的に話題になる。
#最低でも8種目に出場しなければ達成できない。
#*種目が多い陸上か、あるいは別々の競技に出場する必要が出てくる。
#**競泳の方が可能性は高いと思う。現に1大会で8冠を達成した選手(マイケル・フェルプス)がいる訳だし。
===オリンピック以外の国際大会全勝なのにオリンピックで金メダル取れず===
;全般
#「オリンピックで持ってない選手」と言われる。
#場合によっては「◯◯(競技名)界の七不思議」と言われる。
;すべて銀メダル
*最低でも2大会以上オリンピックに出場したものとする
#毎回公式戦◯連勝の記録がオリンピックの決勝戦で途切れる。
#*学生を卒業して以降、現役中敗れた試合がオリンピックの決勝戦のみということも。
#「◯◯界一不運な選手」と言われる。
#*柔道で日本選手だったら「柔道界の七不思議」と言われそう。
#これに近かった例はシドニーオリンピックまでの柔道の田村亮子(現姓谷)。
#*バルセロナオリンピックで銀メダル獲得後、アトランタオリンピックまで公式戦全勝したが決勝でまさかの敗戦で2大会連続銀メダル、バルセロナオリンピック決勝の敗戦から続いた公式戦84連勝がアトランタオリンピック決勝の敗戦で途切れる。
#**そこからまた連勝記録がシドニーオリンピックまで続き、3度目の挑戦で金メダル。だがもしシドニーオリンピックでも銀メダルだったらまさにこの項目の通りだった。
;すべて4位
#「○○版上村愛子」と呼ばれるか?
#*だが上村は他の国際大会もそれほど優勝回数は多くないので少し違う。
;すべてメダルなし
#「オリンピックに弱すぎる」とボロクソに叩かれる。
#柔道で日本選手だったら「柔道界の七不思議」と言われる。
#*阿武教子がまさにこれに近くて新聞にそう書かれてた(世界選手権で4連覇してたのにオリンピックは2大会連続初戦敗退で敗者復活戦にも回れず、3度目のアテネオリンピックで金メダル)。
;すべて出場できず
#モスクワオリンピックの日本他みたいにボイコット、国家ぐるみのドーピングで出身国がオリンピックから追放されたりしたらありうる。
#ボイコットや追放がない場合、オリンピック代表選考会が一発勝負の国内大会で決まる競技に限る。
#*柔道などオリンピック前1~2年間の国際大会&国内大会の成績を考慮する選考方法の場合、いくら国内大会で惨敗しても国際大会全勝の選手が落選することはないと思われるため。
#**競泳やレスリングもオリンピック前年の世界選手権で金メダルなら即代表内定なのでありえない。
==プロレス==
===ベルトを100回防衛===
「ベルトを100回防衛」を目標にしているレスラーが沢山いますが、誰も目標を達成していません。
#当然、世界で話題になる。
#早く達成してしまったら、みんなに「相手がわざと負けた。」と疑われそう。
#[[Wikipedia:ja:アイアンマンヘビーメタル級王座|このベルト]]なら少しはあり得るかも?
==関連項目==
*[[実は存在したモノ/スポーツ]](なさそうであった展開についてはこちら)
{{もしこんな有り得ない展開・記録があったら}}
[[カテゴリ:もしこんな有り得ない展開・記録があったら|こしんきろく]]

2021年4月16日 (金) 15:36時点における版

ここでは、スポーツ界で現実的には考えられないが、理論上は考えられる個人記録が生まれたら?を考えます。

プロ野球

1人の選手が投打のタイトルを同時獲得

  • 2015年には日本ハムの大谷翔平が投打二刀流で出場しながら最多勝・最優秀防御率のタイトルを獲得しましたが、投打二刀流の選手が、「最多勝で本塁打王」「最優秀防御率にして首位打者」というように、両部門でタイトルを獲得するようなことがあったら?(大谷が成し遂げる可能性がゼロとは言えませんが…)
  1. 前人未到の快挙なので、たとえ所属チームが優勝していなくても当然MVPの最有力候補。
    • タイトルホルダーとしての成績は平凡である可能性も高いので(15勝程度、30本塁打程度など)、他部門でずば抜けた成績を残して優勝に貢献した選手がいれば選ばれない可能性もないではない。
  2. ベストナインの記者投票では、どちらのポジションに入れるか選考記者も悩む。結果的に票が割れて選出されない可能性もある。
    • 両ポジションへの同時投票も可能になったのでこの心配は無くなった。現に大谷は投手とDHの双方で選出されている。
  3. よくある「最強選手」談義では、このような選手を投手一筋、野手一筋の選手と比べてどのように評価するか悩ましいだろう。
  4. もし投打いずれか一方に専念していれば…というIFネタも盛り上がる。

30歳以上かつプロ2年目以降で新人王を獲得

  • ドラフト指名時の最高年齢は市村則紀の30歳5ヶ月、最優秀新人の最年長記録は大島信雄の29歳です。
  1. プロ野球史上最強の超大器晩成の選手となる。
  2. その選手が入団してからの間球団は常に批判される。
  3. 新人王受賞後は、むしろ球団側はよくこれまで戦力外通告をしなかったと賞賛される。
  4. ノンフィクションで書籍化される。
  5. 引退後も苦労人としてメディア・講演に引っ張りだこの状態になる。

1試合で相手の盗塁を30回許す

  • 高校生の時、軟式野球部でキャッチャーをやっていた松村邦洋は1試合で相手の盗塁を27回許したことがあります。もし、プロ野球で松村の記録を超える選手が誕生したら?
  1. 阪神の選手だったら、松村はその選手を励ましていた。
  2. 盗塁阻止率が高く強肩の印象がある選手でも、この試合だけで一気に弱肩扱いされ始める。
  3. 元々弱肩扱いされていた選手は他の守備面や打撃などで余程優れた面がないと冷遇され始める。
  4. 体調不良などの同情の余地がある理由でない限り、ネットでは馬鹿にされたり、ネタ要員になる。

15年以上プレイして1軍出場なし

  • プロ入りから1軍初出場までが最も時間がかかったのは渡辺政仁(巨人)の12年目(1986年入団、一軍初出場1997年)です。
    • 一軍出場なしで引退した選手では入沢淳(中日→ロッテ)の12年(1975-1986)が最長。
  1. 野球界のカルロス・カイザーとしてBBSやSNSで揶揄される。

同じ世代の選手が7年連続で1年目で新人王を獲得

  • 2018年時点では1947年度生まれの3年連続が最長です(惜しかった例が1968年度生まれで1992年に入団した選手が新人王を獲得していれば5年連続となっていました)。
  1. その世代は文句なしの最強世代。
  2. 独立リーグ等を経由する必要があるため、そちらの注目度が更に上がる。

投手

規定投球回数未満でシーズン43勝

  • シーズン勝利は稲尾・スタルヒンが記録した42勝ですが、リリーフのみでの2けた勝利や規定投球回数未満の最多勝も出始めているだけに、規定投球回数を下回ってシーズン最多勝利を更新することもあり得ますが、もし実際に起こったら?
  1. 達成したら「幸運な投手」扱いされる。
  2. 先発投手の立場が危うくなる(5イニング以上投げないとチームが勝っても勝利投手になれないため)。
    • 4回(アウェーの場合は5回表)を終わった時点でリードしていたら先発投手を強制降板させ、当の投手を登板させて勝ち星を稼がせるという方法になりそうだが、監督もずいぶん批判を受けそうだ。
    • 先発投手のほうは「リードしていて強制降板させられた試合は勝ち星として数えてもらいたい」と契約更改の時に争うに違いない。
  3. 昔ならともかく、今の時代は規定投球回数未満どころか普通にシーズン43勝することすら不可能に近いと思うが。

投球0、牽制球0で勝利投手

  • 投手が投球姿勢に入ってからバッターボックスを移動するとアウトという規定があり、これが絡むと起こりえます。
  1. 間違いなく世界一の珍記録になる。
  2. それが27打席連続で起きて、投球0の完封勝利も理論上ありえる。限りなく八百長くさいし、これを完全試合と呼べるかは不明。

シーズン0勝24敗

  • 2013年に楽天の田中将大投手がシーズン24勝無敗の偉業を成し遂げましたが、その逆の投手が誕生したら?
  • 日本プロ野球における連敗記録は権藤正利(大洋)が1955~57年の足掛け3年で記録した28連敗(中間年の1956年は0勝13敗)。
  • 単独シーズンでは梶本隆夫(阪急)が1966年に記録した15連敗(同年の成績は2勝15敗)。
  1. 最大の問題は、これほど負けまくるまでその投手を(まして先発で)使い続ける監督がいるのかどうか、ということだ。起用すること自体が敗退行為だと批判されかねない。
    • 権藤は数年跨ぎで0勝28敗でも起用され続けたので、それはないと思う。
  2. 弱小チームかつ故障者続出で先発して試合を作れる投手が他におらず、仕方なくローテーションを一年守り続ける。
  3. クォリティ・ピッチングを続けながら登板した試合には打線が呪われたように打てなくなり、無援護で黒星を続ける…という展開が続いて24敗まできてしまう。通算防御率は意外と良いかも。
  4. 白星を挙げるチャンスがあっても、そういう試合に限ってクローザーが呪われたように打たれてしまう。
  5. この投手が翌年も現役を続けるとして、年俸は徹底的に減額されるのか、それとも苦しいチーム事情でローテを守った労に免じて下げ幅は抑えられるのか…。
    • 某オレ流の人でもない限りそんなことはないと信じたい。
  6. 先発投手が早いイニングで炎上した時にロングリリーフの敗戦処理として使えばいいかもしれない。

最優秀防御率なのに0勝

  • 2002年のパリーグでオリックスの金田政彦投手は最優秀選手防御率のタイトルを獲得しながら4勝9敗と大きく負け越しました。他にも「最優秀防御率に輝きながら負け越した」投手は過去7人いますが、仮にシーズン1勝もできないまま最優秀防御率のタイトルを獲得した投手がいたら?
  1. 上のケースとも重なるが、「打線がまったく鳴りを潜めてしまう」「味方のエラーで足を引っ張られ、自責点にならない失点が多い」「リードした場面でマウンドを降りても、リリーフが打たれて勝ち星を消してしまう」などの展開を繰り返し、好投を続けながらも全く勝ち投手になれずにシーズンを終える。
  2. 悲運の投手として同情されるか、疫病神扱いされるか、いずれにせよ大いにネタにされるだろう。
  3. 仮に前年までもローテーションの一角を占める程度に働いてきた投手だったとして、翌年の年俸は上がるだろうか、下がるだろうか?
    • 落合GMなら減俸するだろう(著書『采配』によると、これでは仕事をしたことにならないと扱われる)。
  4. 抑え投手ならあり得なくはない。
    • 抑え投手が規定投球回に達するのはさらに難しい。
      • 1回の登板で2イニング以上投げるようにすれば可能かもしれない。
      • 一応1982年の斉藤明夫、1983年の福間納、1992年の赤堀元之、1994年の新谷博など「リリーフメインで最優秀防御率を獲得した投手」は複数人出ている。
  5. バッターのせいにしておけばよし。

全試合に登板

  • プロ野球のシーズン登板試合数記録は2007年久保田智之(阪神)の90試合(108回、総試合数144試合)。
  1. たとえ1試合あたり打者1人限定の登板だったとしても、監督は起用法で批判され、その投手は今後を心配されることになるだろう。
    • 「究極の客寄せパンダ」と呼ばれる。
  2. 実は達成者が居る。黎明期のアメリカプロ野球選手、アルバート・スポルディング(BOS)の60試合(496.2回、54試合に先発、総試合数60試合)。

先発投手の勝ち星を消して得た勝利のみで200勝達成

  1. その投手は、その後先発投手に転向させられるかもしれない。
  2. これだけのブロウンセーブを記録しながら、その投手を救援で使い続けた監督はもちろん、歴代の監督達(当該投手の前所属チームの監督・元監督や、現所属チームの前監督など)が批判される可能性もある。
    • 何故か追いつかれた後に打線の奮起を呼び込む力を持っているわけで、「勝ち運がある」「登板した試合は○○連勝」というのが起用理由なのだろうが…。
      • ビハインドの展開で登板し勝利を持ち込んだという可能性もある。
        • 「勝ち星を消して」と書いてあるんだからそれは条件に合わないだろう。
  3. 先発投手たちは殺意を抱きたくもなるだろう。契約更改の席上では、この投手と起用した監督のせいで消された勝ち星に相当する年俸を要求するに違いない。
  4. 「平均10勝30Sを20年間続けた」のであれば許されるかもしれない。

通算0勝250Sで名球会入り

  1. 当然、1軍デビュー以来抑え一筋でやってきた投手。
    • 先発や中継ぎで1度も勝ちを経験せずに抑えに転向したのかもしれない。
  2. 「勝ち星泥棒」による勝利が無いわけだから、クローザーとしては誇りにしてよい記録。しかし「同点で登板して抑え、その後に味方が勝ち越して白星がつく」という、抑え投手としても正当な勝ち星も無いわけだから、その意味での「勝ち運のなさ」はネタになる。
  3. その辺を考えて、監督も絶対にリードした場面以外では投入しないかも。

3点差リードで2失点、2点差リードで1失点するが、1点差では無失点に抑え、失敗数0のクローザー

  1. 超劇場型のクローザー。
  2. 登板時の状況にもよるが、0敗ながらも防御率が5点台にまで跳ね上がる。
  3. 見守るファンの胃の負担が増大する。
  4. 一応、抑え失敗してないので、起用され続ける。
    • 1度でも失敗したら、配置転換か二軍落ちさせられる。
  5. 結果、1点差に異常に強いチームとなる。

防御率5点台で最多勝

  • 現時点では、1985年の佐藤義則が防御率4.29ながら21勝で最多勝に輝きました。
  1. 「打線の援護を呼ぶ投手」といわれる。
    • タイトルを取ったにもかかわらず評価は低くなるだろう。
  2. チームが最下位なら「なんでうちの打線はあいつが先発した時だけ打つんだ」とほかの先発投手から恨み節が来るだろう。
  3. その年の最優秀防御率も4点台後半~5点台だったら、「行きすぎた打高投低の象徴」とマスコミで報じられる。
    • その投手が最優秀防御率も獲得したら、翌年から「飛ばないボール」へ移行させられるかもしれない。

勝率5割未満で最多勝

  • 2001年に松坂大輔が15勝15敗の勝率5割で最多勝を獲得しましたが…。
  1. 登板したすべての試合で責任投手にならないと難しいだろう。
  2. 松坂同様、投球回数も最多になると思われる。
  3. 当該投手の所属リーグのレベル低下が危惧される可能性もある。

0勝0Sだが登板した試合は全て勝利

  1. 先発投手なら「実質○○勝」「自身に勝ち運がないのにチームの勝ち運はある」といわれる。
  2. 中継ぎ・抑えなら「不思議と勝ち運がある」といわれる。
  3. 全試合ワンポイントで使えば全勝が狙える。

打者

本塁打数がシーズン全試合数の半分

  • 日本だと65~72本、MLBでは77~81本(試合数が時代によって違うため数字は変動しています)になりますが、どこの野球リーグでも達成者はいない模様です。
  1. 達成した選手は、各国から史上最強スラッガーとあがめられる。
  2. 一方で薬物使用の疑いも出始め、シーズン終了後に、記録達成した選手は延々とドーピング検査を受けさせられるハメになる。
  3. 敬遠等も考慮すると、出塁率は全盛期のボンズ(出塁率6割台)をも上回る。7割台、打率4割かも。

毎試合きっかり1安打ずつ打つ

  • 勝っても負けても、得点に絡んでも絡まなくても、毎日「n打数1安打」というのが全試合続く(無論四死球・失策など他の形での出塁は除く)。
  1. もちろん連続試合安打記録を大幅に更新することになるが、胡散臭い。
  2. 「あまりにマイペースすぎる選手」といわれる。
  3. 代打の切り札確定
    • でも本人はレギュラーにこだわってもめそう。
    • 第1打席でヒットを打ったら、次の打席で代打を出される。
      • でも本人はフルイニング出場にこだわってもめそう。
  4. 新聞には「一日一善」と書かれる。
  5. そのうちこの選手の出囃子は「三百六十五歩のマーチ」になる。
  6. その選手が2000本安打を達成した場合、秋山幸二(2000本安打を達成した試合で通算2000試合出場を記録)が引き合いに出されるかもしれない。

25年連続三冠王

  1. 史上最強の打者と呼ばれる。
  2. 年俸は高騰、40億位になり、所属チームが限られる。
  3. しかも何故かメジャーリーガーにならない。
    • メジャーでこれやったらそれこそ「史上最強のバッター(ピッチャー)」と誰もが認めるだろう。
    • 守備がとてつもなく下手な上に出塁率も低かったりしてメジャーでは使いづらいのかもしれない。
  4. 「なんかやってる」と常に疑われそう。

毎試合ずつ1安打増加

  • 1試合目1安打、2試合目2安打、3試合目3安打・・・というような要領。
  1. プロ野球で実現したら恐ろしいことになる。
    • 最終戦は相手チームも最低144打席に付き合う羽目になる。
    • 無論100打席以上回ろうが絶対に怪我はできない。
      • 怪我してても打つかもしれない。
  2. 高校野球ならできなくもないか?
    • 試合数が少ないので決勝まで誰も気づかない可能性が高そう。
  3. ポストシーズンで記録したらスロースターターと呼ばれる。
    • 日本シリーズなら確実に表彰を受ける。

2試合連続代打逆転サヨナラ満塁ホームラン

  • この上ないくらい形容された表現であろう代打逆転サヨナラ満塁ホームラン。もし2試合連続なら。
  1. 1本打てるだけでもものすごい幸運と言えるのに2試合続けて打ったことでもっと有名になる。
    • 少なくともシーズン内はずっと代打の神様として監督からあてにされ、相手チームからは警戒されまくる。
      • 日本シリーズでやれば間違いなくリーグ優勝の試合で打った北川博敏が霞むだろう。
  2. WBCやプレミア12等の国際大会の準決勝と決勝でこれをやったら他の試合で打撃がこの上なく不調だったとしても、その国の英雄扱いを受ける。

本塁打70本、打点70

  • これだけ打てば本塁打王は確実だが、打点は全てソロホームランで、タイムリーや犠牲フライすら全くない打者がいたら?
  1. チャンスでの弱さが徹底的に酷評される。ただし同点での決勝弾とか、終盤の1点ビハインドでの同点弾などがあれば一概に「勝負弱い」とは言い切れない。
    • 「ランナー二塁でヒットを打っても走者が生還できない」ケースもあるので、得点圏打率0割とは限らないが。
    • 打点が付かない形で走者を生還させた可能性もある(例えばノーアウトからの併殺打の場合は打点が付かない)。
  2. まず四番どころかクリーンナップには置かれないだろう。下位打線か、出塁率や走力がそれなりにあるなら先頭打者ホームラン狙いで一番に置かれるか。
    • ランナーがいないときしか打てないのであれば代打屋にすらなれそうもない。
  3. 終盤の僅差場面では、ランナーがいないとむしろ敬遠される。逆にチャンスで打順が回った場合には代打を送られるかもしれない。
    • 敬遠球もホームランにしてしまうかもしれない。チャンスで打順が回った場合でも満塁以外ならヒットを打つかもしれない。
  4. 古木の22本塁打37打点が霞む。

規定打席到達して全打席出塁

  1. 出塁後の走塁も毎回求められるので、シーズン終盤は相当疲労が蓄積されそう。
    • 指名打者として使えば多少は負担が軽くなるかもしれない。
  2. 漫画ネタでよくある超小柄のフォアボール狙い専用打者でも、走守が伴わなければスタメン起用されること自体難しい。
    • 出塁率5割や6割程度ならともかく、さすがにこのレベルなら走守が伴わなくてもスタメン起用されると思うが。

1桁安打で首位打者

  1. 選球眼やバント技術の優秀さが評価される。
    • 各球団からの敬遠攻めの結果こうなった場合、当該選手の総合力の高さが評価される一方、同情もされる。
  2. 次のシーズンから首位打者の条件が「規定打数到達」に改められる。

本塁打0本で打点王獲得

  • 実際に戦前に2名いた。1943年の青田昇(東京巨人軍・84試合で42打点)と1944年の藤村富美男(阪神軍・35試合で25打点)が該当する。
  1. チャンスに滅法強い打者であることは間違い無い。
  2. こんなタイプの打者がいた場合、打順では何番を打つのか。出塁した1、2番を確実に返す3番打者か、それとも下位打線でクリーンナップが還しきれなかった走者(あるいは出塁したクリーンナップの選手)を生還させるのか。監督も起用法には頭を悩ませるだろう。

通算無本塁打で2000本安打達成

  • これに近い記録としては赤星憲広(阪神)の通算3本塁打(複数本打ったシーズン無し)、1276安打があります。
  • 2000安打達成者の本塁打最少は荒木雅博の34本。
  1. 連続打席無本塁打記録は当然更新している(史実では赤星の2528打席)。
  2. そこまで長くレギュラーを張り続けるのだから、ノーパワーでも出塁率、走力、守備力では相当優れた選手であるはずである。
  3. 記録達成後に走力を生かしてランニングホームランでも記録してご愛敬ということもあるかも。

打率1割台で最高出塁率

  1. 「驚異の選球眼」と呼ばれる。
  2. 1割台しか打てない打者に対して普通ならバッテリーはストライク勝負してくるはずなので、よほどカットしてファウルで粘る技術が優れているか、あるいは長打力は凄くて当たれば怖いので勝負は避けられがちなのかどちらか。
  3. 敬遠されまくるとあり得るのかな?

規定打席未到達で三冠王

  • 規定打席未到達の打者でも、規定打席に足りる分まで凡打を続けたとして計算した打率が規定打席到達者の打率トップを上回れば、首位打者として認定されるため、打点・本塁打をハイペースで積み上げれば、理論上可能。
  • 規定未到達の首位打者は、MLBにおいては前例があり、NPB2軍においても多数の前例があるが、NPB1軍においてはない。
  1. 全盛期の多村が146試合制か144試合制のシーズンに1番打者で出て、アベレージ狙いしていれば可能だったかも。ちなみに全盛期多村は492打席で3割40本100打点を達成。日本プロ野球における1シーズン最多打席の記録は692打席であり、約1.4倍。
    • 1番だと打点が稼げないからそれでは無理だろう。
  2. ベタだが、大谷の今後に期待か。22歳の現在でもOPS1越えなので、王・落合・バレンティンに匹敵するOPS1.2越えまで成長すれば、不可能ではないかもしれない。
    • ちなみに、2012年のバレンティンは規定打席未到達で本塁打王・ベストナインを獲得している。
      • 飛ばないボールの方が、本塁打や打点はある程度以上のパワーを持つ打者が傑出しやすいので、いわゆる加藤球に戻ったほうがチャンスがあるかもしれない。

全試合フル出場で規定打席未到達

  • ちなみに全試合出場で規定打席未到達は2010年の金本知憲が達成しています(連続試合出場記録のための代打起用が多かったため)
  1. おそらく下位打者(おそらく9番)で、毎試合3打席(ビジター敗戦の場合は2打席)しか出場できない等でもないと難しい。
    • 規定打席は「試合数×3.1」なので、仮に毎試合3打席だったら未達となる。
    • そのような打者は上位打線に上がるほどでもなく、かといって代打も起用されないということから球界屈指の守備力とそれなりの得点圏打率をもった選手だと推測される。
      • 打力に定評のある投手が先発した際は「投手じゃなくてこの選手に指名打者を使えよ」と言われそう(現行ルール上は不可能)
  2. 9番打者でもめったに4打席目が回らないとなれば、そのチーム自体がとんでもない極貧打線でなければ考えられない。
  3. その打者が規定打席到達の打率1位の打者よりも打率が高ければ、「事実上の首位打者」と呼ばれるかも。
    • 不足分を凡退扱いしても1位になれば正式に首位打者とみなされるため、そうなっていないことが条件だが。

遊撃手が打者三冠

  • (非常に有名な例ですが)捕手では野村克也が達成しています(1965年)。
    • 一応、全試合数のうち少なくとも100試合以上遊撃手として先発出場したと仮定してください。
  • MLB、KBO、CPBLでも2019年終了時点でゼロ(二塁は100年近く前だがMLBで何例かあり)。
  1. 起こすとしたら阪神・鳥谷か巨人・坂本(あるいは二岡)の全盛期をさらに強化した選手。
  2. これだけ打っても三塁などにコンバートされないことから、攻守ともに優れた選手だと評価される。
    • 史上最強打線並みの強打者揃いという可能性も(まさに同打線の二岡と同じパターンだが)

捕手がトリプルスリー

  • そもそも最後の捕手の30盗塁が1952年の荒川昇治(32盗塁)。20盗塁でも1984年の伊東勤(20盗塁)が最後(2019年終了時点)。
  1. 俊足・強打の捕手は往々にして外野などにコンバートされることが多いので、その選手は走攻優れた上で球界屈指のリード力を持っていたと評価されているだろう。
    • 外野陣もなかなかの名選手が揃っており、コンバートすらできない状態だったとか。

一桁本塁打で100打点

  • 日本プロ野球では鶴岡一人(1946年)の95打点が最高。試合数の多いメジャーも21世紀以降は該当者なし。
  1. 高出塁率、併せてかなり盗塁数が多い打者が前に座らないと難しい。
  2. 「長打力はないが満塁かつ一塁走者が俊足という場面でよく打席が回る」といったところか?

40代の選手が首位打者

  • NPBでの首位打者獲得時の最年長記録は36歳です。
  1. 不惑の安打製造機と呼ばれる

サッカー

出場したすべての試合で得点

  1. 達成した選手はどこの国籍であろうと間違いなくその国の代表に選ばれる。
    • 「その選手が出場した試合がすべて敗北」の場合は選出されないかもしれない。
  2. これで優勝できなきゃ「あいつがいて何故勝てない」とチームが批判される。
  3. 怪我が多くて出場できる試合自体が少ないのかもしれない。

得点したすべての試合で敗北

  1. 記録した選手は疫病神と呼ばれる。
    • 降格したら前田遼一のデスゴールを越える伝説になる。
    • 少なくとも選手本人に非はないのは確か。
    • 「チームが敗色濃厚な時にだけゴールを決める」という展開が続いてこうなった場合、「大事な場面で決めてくれよ」といわれそう(特に味方のチャンスを台無しにする傾向が多い選手の場合)。
  2. 監督が「なぜそこまでしてそいつを使い続けるのか」と批判される。
  3. ゴールキーパーなら使えるかもしれない。

全試合途中出場後に途中交代

  1. スタミナの少ないセットプレー要員か?
  2. 「サッカーにもワンポイントリリーフがいた」と話題になる。

得点ランキングで1位と8点差以上あった選手がシーズン最終戦でゴール量産して得点王

  1. 試合開始前の時点で1位だった選手の所属クラブのサポーターは相手クラブに非難轟々。
  2. その選手の所属クラブが得失点差で微妙な位置にいた場合、英雄扱いされる。
    • 或いは、「普段からもっとやってくれよ」と言われる。

フィギュアスケート

4回転半

  1. どんな得点をつけるか議論になりそう。
    • 一応用意されているそうです。
  2. ギネスブックに登録される。
  3. これをきっかけに4回転半を飛ぶ選手が増えるかもしれない。
  4. 「クアドラプルアクセル」という言葉が流行る。
    • 現実に「シングルトウループ」「ダブルトウループ」「トリプルトウループ」「4回転トウループ」のような呼ばれ方をしている以上、クアドラプルアクセルも「4回転アクセル」になりそうな気がする。
  5. クレヨンしんちゃんファンが初期の巻を懐かしく思い出す。
    • しんのすけは初めてスケート場に行った際に4回転半ジャンプを成功させている。

5回転

  1. これもどんな得点をつけるか議論になりそう。
    • 現在の採点基準では5回転半までは基礎点が用意されているよ。
  2. これを機に日本でも4回転を「クアドラプル」、5回転を「クインティプル」と呼ぶようになる。
  3. 人の目では判定し難い。

月面宙返り

  1. フィギュアの世界では「ムーンサルト」と呼ばれることになる。
    • 現実では後ろ宙返りジャンプが「バックフリップ」と呼ばれているので「~フリップ」という系統の名前になるかもしれない。
  2. 着地の衝撃でスケートのエッジが折れて選手が転倒、負傷したり、氷面が割れる事態が相次いでほどなく禁止されるかもしれない。
  3. 少なくともアマチュアではできない。

プロボクシング

全試合引き分けで10度防衛

  1. 世界でも稀に見る強運のチャンピオンと呼ばれる。
  2. 一方で、八百長も疑われる。
  3. チャンピオンからすれば心境は複雑だろう。
    • ファンも釈然としない。

全試合判定勝ちで10度防衛

  1. 世間から非力な王者と呼ばれる。

全試合反則勝ちで10度防衛

  1. 「反則を誘うファイトスタイル」と言われていただろう。
  2. 選手もファンも釈然としない。
  3. 「どうせ反則負けだ」と挑戦希望者がいなくなる。

防衛戦の度に対戦相手がリング禍で死亡

  • 当然ながら故意に側頭部を殴るなどの明らかに生命の危険が及ぶような危険なプレーは一切していないものとします。
  1. 間違いなく「死神」の異名をとることになる。
  2. 挑戦希望者が現われなくなり、世界ランク1位との指名試合ばかりやることになる。
  3. 「世界でもっとも不幸なチャンピオン」と呼ばれるかも知れない。

全試合偶然のバッティングで10度防衛

  1. 「極端なインファイター」と言われる。
  2. 試合中常に「もっと頭上げろ!」と野次られる。
  3. 相手は試合後に「絶対わざと狙ってるだろ!」とレフェリーに抗議するのが当たり前になっていたかもしれない。

陸上競技

十種競技者が全競技で世界記録更新

十種競技で行われる100m、走幅跳、砲丸投、走高跳、400m、110mH、円盤投、棒高跳、やり投、1500mの記録が専門競技者の記録を上回ったら

  1. 間違いなくその人は「キングオブアスリート」と呼ばれるだろう。
  2. やはりドーピング疑惑が浮上する。
  3. その選手が代わりに個別の部門に出ればいいじゃんという声が出てくる。

女子選手が男子の同種目の優勝記録を上回る

  • 同種目でも規格が異なるもの(ハードル走、砲丸投げ等)は除きます。
  1. 「次回から男子と一緒に出場しろ」と言われる。
  2. その選手には薬物疑惑はもちろん、性別詐称疑惑までかけられる。
    • トランスジェンダーの場合は「本人の性別を重視すべき」と「やはり体格も違うから体の性別で出場すべき」かでかなりの論争になる。
  3. 有り得るとしたら長距離種目か?(男子が超スローペースな展開だったのに対し、女子は世界記録を大幅に更新する勢いだったとか)
    • 1500mではリオ五輪の男子優勝タイムと19年世界陸上の女子優勝タイムが1秒しか違わない。
  4. 男子の優勝者は、優勝しても素直に喜べない。

オリンピック

10大会連続で金メダル獲得

  • 現時点ではフェンシング・サーブル団体のゲレビッチ・アラダール選手の6大会連続が最多です。(個人種目では4大会連続が最多)
  1. 間違いなくその競技において「伝説の選手」と称されるようになる。
    • その競技が世界的にマイナーな存在であったとしても、その選手だけはほとんどの人に知られるようになるだろう。
  2. 最低でも36年間はその競技の第一線に立ち続けないといけないので大変。
    • 仮に10代前半からトップに立ち続けたとしても、50歳近くまでは続けないといけない。
  3. 馬術、射撃、アーチェリーあたりなら可能性があるかも。
    • 個人種目に限らなければ、ボート競技の舵手あたりもいけそう。
  4. 「夏季と冬季で5大会ずつ金メダル獲得」という線もある。この場合は所要期間が半分の18年で済むが、2つの競技を同時にこなし且つ双方で世界のトップに立たないといけないので余計に大変。
    • この場合は自転車競技とスピードスケートの組み合わせが最も可能性が高いか。
      • なお執筆時点(2018年)で唯一の夏季冬季金メダル獲得者であるエディー・イーガンはボクシングとボブスレーで金メダリストとなったが、ボブスレーはまだしもボクシングで5連覇はかなり厳しいと思われる。

個人種目で4大会連続銀メダル

  • マイナーな団体競技なら達成した国がありそうなので
  • 2大会連続銀メダルは日本人でも何人かいるが、3大会連続銀メダルはあるのだろうか?
  • パラリンピックでは森井大輝が平昌時点で4大会連続銀メダルになりました。(ただし同一競技ではない)
全般
  1. 史上最大のシルバーコレクターと言われる。
    • コーチとして成功すれば「(その競技)版ステイゴールド」と呼ばれるかもしれない。
すべて別々の相手に敗れて銀メダル
  1. 史上最も不運な選手と言われる。
  2. 日本では高校野球に例えて「○○(競技)版霞ヶ浦高校」「オリンピック版霞ヶ浦高校」と呼ばれる。
    • 全国大会なら「オリンピック版光星学院」かな?
    • 達成時点ではその呼び名は別の学校に変わってる可能性も。
    • この後10大会目でようやく金メダルが取れればまさしく霞ヶ浦高校(10度目の正直で甲子園初出場)と称されていた。
    • その他の世界大会(世界陸上等)で金メダル経験があっても霞ヶ浦高校(夏初出場以前から春の出場経験はあった)呼ばわりされる。
すべて同じ相手に敗れて銀メダル
  1. 4大会連続で金メダル・銀メダル両方が固定されてることになるため、他の選手やファンは白ける。
    • マイナー種目だったらオリンピック種目から除外される可能性が出てくる。
  2. 女子レスリングのトーニャ・バービークは「3大会連続同じ相手に敗れて銀メダル」の可能性があった。
    • 吉田沙保里がアテネ五輪からロンドン五輪まで3連覇し、バービークはアテネ五輪とロンドン五輪で銀メダル、北京五輪は準決勝で吉田沙保里に負けて銅メダル。もし北京大会でも決勝まで吉田と当たらなかったら3大会連続銀メダルだったと思われる。
      • ちなみにレスリングは吉田が3連覇を達成した翌年にオリンピックから除外候補になったのは有名。

4大会連続4位

  • こちらは団体種目も可とする
  1. 上記の4大会連続銀メダル以上に最も不運な選手と言われる。
  2. 日本では「○○版上村愛子」と呼ばれる。
    • 達成したのが女子モーグルだったら「二代目上村愛子」か?

同一大会で1位(金メダル)~8位をすべて獲得

  1. 同一大会で多数の金メダルを獲得するより難しいので世界的に話題になる。
  2. 最低でも8種目に出場しなければ達成できない。
    • 種目が多い陸上か、あるいは別々の競技に出場する必要が出てくる。
      • 競泳の方が可能性は高いと思う。現に1大会で8冠を達成した選手(マイケル・フェルプス)がいる訳だし。

オリンピック以外の国際大会全勝なのにオリンピックで金メダル取れず

全般
  1. 「オリンピックで持ってない選手」と言われる。
  2. 場合によっては「◯◯(競技名)界の七不思議」と言われる。
すべて銀メダル
  • 最低でも2大会以上オリンピックに出場したものとする
  1. 毎回公式戦◯連勝の記録がオリンピックの決勝戦で途切れる。
    • 学生を卒業して以降、現役中敗れた試合がオリンピックの決勝戦のみということも。
  2. 「◯◯界一不運な選手」と言われる。
    • 柔道で日本選手だったら「柔道界の七不思議」と言われそう。
  3. これに近かった例はシドニーオリンピックまでの柔道の田村亮子(現姓谷)。
    • バルセロナオリンピックで銀メダル獲得後、アトランタオリンピックまで公式戦全勝したが決勝でまさかの敗戦で2大会連続銀メダル、バルセロナオリンピック決勝の敗戦から続いた公式戦84連勝がアトランタオリンピック決勝の敗戦で途切れる。
      • そこからまた連勝記録がシドニーオリンピックまで続き、3度目の挑戦で金メダル。だがもしシドニーオリンピックでも銀メダルだったらまさにこの項目の通りだった。
すべて4位
  1. 「○○版上村愛子」と呼ばれるか?
    • だが上村は他の国際大会もそれほど優勝回数は多くないので少し違う。
すべてメダルなし
  1. 「オリンピックに弱すぎる」とボロクソに叩かれる。
  2. 柔道で日本選手だったら「柔道界の七不思議」と言われる。
    • 阿武教子がまさにこれに近くて新聞にそう書かれてた(世界選手権で4連覇してたのにオリンピックは2大会連続初戦敗退で敗者復活戦にも回れず、3度目のアテネオリンピックで金メダル)。
すべて出場できず
  1. モスクワオリンピックの日本他みたいにボイコット、国家ぐるみのドーピングで出身国がオリンピックから追放されたりしたらありうる。
  2. ボイコットや追放がない場合、オリンピック代表選考会が一発勝負の国内大会で決まる競技に限る。
    • 柔道などオリンピック前1~2年間の国際大会&国内大会の成績を考慮する選考方法の場合、いくら国内大会で惨敗しても国際大会全勝の選手が落選することはないと思われるため。
      • 競泳やレスリングもオリンピック前年の世界選手権で金メダルなら即代表内定なのでありえない。

プロレス

ベルトを100回防衛

「ベルトを100回防衛」を目標にしているレスラーが沢山いますが、誰も目標を達成していません。

  1. 当然、世界で話題になる。
  2. 早く達成してしまったら、みんなに「相手がわざと負けた。」と疑われそう。
  3. このベルトなら少しはあり得るかも?

関連項目

もしこんな有り得ない展開・記録があったら
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(サッカー) | サッカーW杯(優勝国‎ | ベスト4| ベスト8
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