もし高校野球全国大会でこんな有り得ない出場校が現れたら
2015年4月4日 (土) 12:18時点における>Kの特急による版 (分割)
出場校の境遇
甲子園開幕中に不祥事が発覚
- ネットで出場校選手の不祥事(一般人への暴行・チームぐるみの窃盗)が発覚して祭りになったとして。
- その学校は「都合により出場辞退(=棄権??、不戦敗??)」
- やった選手がベンチ入りの1~2人だけならひとまずその選手だけ謹慎させる。
- 決勝戦の前日に、対戦相手両校とも不祥事をばらされたらどうなるのだろう??
- 優勝校なし?? 準決勝で敗退した学校で決勝戦を行う??
- 高野連のことだから、動かぬ証拠をつきつけられても「そのようなことはなかった」と開き直ったりして。
- ひとまず決勝戦を行った後に詳細に調査、真偽次第で優勝旗はく奪とかだろう。
- そうなると、翌年の開会式では優勝旗の入場と優勝旗返還はさり気なく行われないということになるのだろう。
- ひとまず決勝戦を行った後に詳細に調査、真偽次第で優勝旗はく奪とかだろう。
部員の大半が事故死
地方大会ではバスの事故で部員1人が死亡したことはあった。また競技は違うがサッカーザンビア代表がワールドカップ予選中に飛行機墜落事故で代表選手の大半が死亡することがあった。
- 出場辞退(棄権と言ったほうがいいか)はやむを得ないだろう。
- 地方大会開幕数週間前なら部員不足の弱小校がやってるような「他の部から選手を借りてくる」というやり方があるが、全国大会直前じゃそれも無理だろう。
- 下手すると秋季大会も棄権、翌年は1年生主体のチームで戦うことになりそう。
- 創部1年目の新設野球部状態。
- 無事な部員が9人以上いればなんとか出場するかもしれない。
- その場合マスコミが同情的に取り上げ、対戦相手はものすごく戦いづらい。
- 棄権した場合、代替出場となった代表校は、不祥事で出場辞退が出た場合の代替出場以上に素直に喜べない。
- とりあえずその学校は「亡くなった○○高校の選手の分まで頑張ります」と言う。
- もしそれが初出場校だった場合は、「幻の甲子園出場」となってその後二度と甲子園に出場できなくなる可能性が高い。
- 甲子園常連の強豪校ならまたすぐに立て直せるだろうが、初出場校ならチームを立て直すのも困難。
- 現に上であげたザンビア代表は残った選手でワールドカップ予選を戦うもワールドカップ出場を逃し、その後現在でもワールドカップ初出場は果たせていない。
- もしその後甲子園出場を果たしたらそれこそ「日本のマンチェスター・ユナイテッド」と呼ばれることになるだろう。
- 同じように事故で主力選手の大半を喪った経験をもつマンチェスター・ユナイテッドやトリノFCから激励のメッセージが届けられるかもしれない。
- その事故を生き残った選手が監督として出場したら「日本のチャールトン(マンチェスター・ユナイテッドの飛行機事故の生き残りでのちにCL優勝)」と呼ばれるだろう。
- 同じように事故で主力選手の大半を喪った経験をもつマンチェスター・ユナイテッドやトリノFCから激励のメッセージが届けられるかもしれない。
- もしその後甲子園出場を果たしたらそれこそ「日本のマンチェスター・ユナイテッド」と呼ばれることになるだろう。
- 複数の学校が事故の犠牲になった場合は、開催中止もありうる。
- 事故ではなく大会直前に大震災発生というパターンも(幸い出場校に死者はいなかったが2011年春は大会直前に震災があった)。
- 事故や震災で出場校の部員に影響が出て、組み合わせ抽選までに出場の可否が取れない場合は2011年春の東北高校同様最後の登場(春は6日目第1試合、夏は7日目第3試合の49番くじ)ということになるだろう。
学生監督が率いる高校
- 部長及び顧問は教師でなければならないが、監督は学校長が認めれば現役学生でもなる事が可能。
- 事実上の監督代行と言う形ではあるが、2014年夏の大阪大会でPL学園の宇佐美が学生として選手兼任監督の役割を果たしたことがある(結果は決勝敗退)。
- 選手兼任監督としてならかなり注目されるだろうが、留年して監督にならざるを得なかった状況ならあまり評価されないまま終わる。
- 但し後者でもいい結果を残せれば話は別。
- 進学校だったら「頭脳プレーで魅せる学生監督」と言われそう。
- 意外とプロより大学のスポーツ学部からの推薦がかかりそうな気がする。
野球に鞍替えした別の部活
- 『大甲子園』の紫義塾(剣道で全国大会10連覇→「最早敵はいないから」と言う理由で野球に鞍替え→甲子園準優勝)のような野球部が実際に出場したらと考えてください。
- 少なくともその学校に野球部が存在していないor存在しているが誰も部員がいない為選手をレンタルせざるを得ない状況になっている。
- これで甲子園出場後に元の競技に戻る→そちらでも優秀な成績を残すとなれば、「史上最強の運動部」と祭り上げられる。
- 一方で文化部だと「何があった」「予選で負けた学校は文化部以下」などと言われる。
- 可能性が一番高いのは攻防のバランスが取れている陸上競技部辺りだろうか。
- 優勝しても「自分の本命は野球ではなく○○(本来やっていた競技)」だから」としてプロ志望届を出さない生徒が多そうだから、ドラフト指名される可能性は低い気がする。
全出場校が…
初出場
- おそらく予選で出場校の2/3が初出場になった辺りからこうなるかどうかが騒がれ始める。
- 無論、新聞にはずらりと(初)の文字が並ぶことになる。
- どこが勝っても初出場初優勝なので盛り上がりは相当なものになる。
- 多分盛り上がるのは出場校が出揃ったときだけ。大会は強豪校がいなくてかなり盛り下がる大会になると予想。
- 優勝予想どころか、各対戦の勝敗予想さえも困難を極める事になる。
- ドラフト候補選手がいるところが有力候補扱いされる。
- 少なくとも幾らかの都道府県では予選でノーマークだったところが番狂わせを起こして初出場に至っているはず。
- 何度もあと一歩のところで涙を呑んでいた高校も間違いなく出てくる。
- 予選でノーマークだった学校の初出場はほぼ毎年1校はあるし、ましてや全て初出場だったら4分の1くらいはその手の学校になりそう。
- 選抜の場合、選考の段階で「意図的に常連校を避けた」と疑われるかもしれない。
- 関東・近畿の5~6枠目や中国・四国の最後の1枠、神宮大会による増枠分にその余地が出る。
前年と同じ
- 全校初出場よりも難易度が高そう。
- 常連校はともかく、前の年に初めて出場した学校が大変。
- 前年に2年生以下を中心に活躍したチームが有力候補扱いされる。
公立校
- 東京・神奈川・大阪あたりのハードルが高い。
- 公立贔屓が多いといわれる全国の高校野球ファンが大喜びする。
- どの学校もメンバーに他県出身者がゼロなら完璧。
私立校
- 徳島は生光学園が初出場した場合に限る。
- 「全試合公立校」よりは激戦になる。
出場辞退
- 流石に大会そのものを中止にするわけにはいかないだろうから、全都道府県で準優勝の学校が繰り上げ出場する事になる。
- 結果的に「どこが優勝しようが無敗ではない」という珍記録も生まれることになってしまう。
- 震災や、事故が原因だったら間違いなく中止だろう。
- 出場辞退の原因が全て不祥事であれば、高校野球史上最も恥ずべき甲子園となる。
- 週刊誌が「高校野球界の闇」として根も葉もないゴシップ記事を組む。
- 少なくとも開会式の時点で何かしらの言及があるのは確実。
- この年以降不祥事などの調査が徹底的に行われることになる。
20年以上のブランク出場校
- オールドファンは大喜び。
- 全て初出場校とほとんど同じかもしれない。優勝予想も各試合の勝敗予想も難しい。
- 20年以上前に1度だけ出場した初出場同然の学校ばかりだったというのもありえる。
- 「旧制中学と新制高校を同一校扱いするか」「校名変更はどう扱うか」と言った議論が起こる。
- 合併の経験があればなおさらややこしくなる。
春夏未勝利の出場経験校
- 春夏どちらかの出場で全て1回戦負けの学校も可とする。
- 全校初出場や連続出場以上に難易度が高い気がする。
- 事実上「どこが勝っても初優勝」なのは前者と同じだが、1回戦勝利に対する執念はこっちの方が強いはず。
- あり得るとすれば春に21世紀枠で出場して1回戦敗退した学校が夏にも出場したり、初出場で1回戦負けの学校が再出場といったケースが全国で揃った場合だろうか。
春夏優勝なしの出場経験校
- 春夏どちらかの出場で優勝なしの学校も可とする。
- 全校初出場や連続出場と難易度は同じくらい、春夏未勝利よりは簡単。
- 難易度が高いのは強豪校のほとんどに優勝経験がある東京・神奈川・大阪・兵庫など。
- 「春夏優勝なしの勝利経験校」ならかなり難易度高いが。
- 事実上「どこが勝っても初優勝」なのは全校初出場or未勝利の場合と同じだが、優勝に対する執念は最も強い。
- 関東(山梨以外)や近畿(滋賀以外)では波乱が続出し下馬評五番手くらいの高校が出場、一方で東北や北信越(長野以外)は順当に下馬評本命が出場。
- 長野も松商学園、南北海道も駒大苫小牧が本命にあげられてる年でなければ順当。
- 奈良も天理ではなく智辯学園が本命の年で智辯学園出場なら可。
- 「東北勢初優勝最大のチャンス」と言われるだろう。
- 本命の高校がでてきた優勝未経験の県も。
○○の出場校なし
初出場校なし
- 夏の場合、49代表制以降で初出場校がもっとも少なかったのは2007年夏(春夏通じて初出場は1校、夏に限れば初出場も3校のみ)。
- 大会の盛り上がりとしてはあまり問題ない。
- しかし初出場マニア・新鋭校マニアはがっかり。
複数年連続出場校なし
- 常連校が少ない大会になって盛り上がりに欠けるかもしれない。
- 一方で出場校が大きく入れ替わったので新鮮味はある。
春夏連続出場校なし
- 予選で波乱が相次いだことになる。
- 上の「複数年連続出場ゼロ」以上に盛り上がりに欠けるだろう。
その他
組み合わせ決定後の開幕直前、開幕戦に登場の学校が出場辞退
2005年夏の甲子園で組み合わせ決定後の開幕2日前に明徳義塾高校が出場辞退することがありましたが、明徳義塾2回戦から登場予定だったために代替出場の高知はそのまま5日目第3試合の日程で戦いました。しかし開幕直前に開幕戦に登場予定だった学校が出場辞退したら?
- 相手校の不戦勝、または代替出場校は日程を繰り下げて出場になるか?
- 開幕戦に限らず、初日の第2・第3試合、2日目登場の場合でも同様になりそう。
「学業に専念」を理由とした甲子園出場辞退
- 学校側の強要は一切なく、選手側の自発的な意思によるものであった場合に限定。
- 毎年東大や京大、オックスブリッジなどに何十人も現役合格者を輩出しているような超進学校がまぐれの連続で県大会に優勝してしまったらあるかも。
- 選手側が”学生の本分は学業”という絶対的な大義名分を掲げている以上、学校側も高野連側も申し入れを無下に却下できず、対応に困るだろう。
- 進学校でなかった場合”甲子園辞退の真の理由は別のところにあるのではないか”とマスコミが騒ぐ。