ベタな方言キャラの法則
全般的な法則
- 似非方言になっている場合が多い。
- 担当声優はその地方出身者でまとめられる。
- 全然違う地域の人が担当することもしばしば・・・。
- ここではかなり徹底されている(特に東北関連)。
- 出身声優が方言指導する。
- その地域のステレオタイプなイメージが強くなっている。
- 作者の出身地の訛りのキャラが登場する。
- 作者=ネイティブなので、自然な方言であることが多い。
- ただし世代差が存在するので「ねーよ」っていう部分があることも
- 作者=ネイティブなので、自然な方言であることが多い。
- 語尾など、方言の特徴的な部分が妙にデフォルメされている。
- 名古屋弁では、何故か「~みゃー」が口癖のようになっている。
- 「おみゃ~さん」と「~だぎゃー」も。
- 高知弁だと、とりあえず、語尾が「~ぜよ」で統一されている。
- 「~じゃき」もデフォ。
- 一人称は「わし」(男性)または「うち」(女性)、二人称は「おまん」(単数)または「おまんら」(複数)。
- 語尾以外も全部方言にすると訳が分からなくなるしね。
- 東京の言葉でも、山の手口調の小母さまたちは「~ざます」。
- かなりの高確率でお金持ち。
- 以下は#山の手言葉で。
- 九州の方言だと、「~ばい」や「~けん」が連発される。
- 「~たい」「~しとうと?」や形容詞終止形を「~か」で終わらせる(ex:うまい→うまか)ことも。
- どういうわけか、九州のうちこの県の方言はほとんど作品に出ない。
- 歴史的事情かも。
- 名古屋弁では、何故か「~みゃー」が口癖のようになっている。
- 同じ方言を使う有名人・歴史上の人物と似たキャラになりがち。
- 琉球方言は、単語が全部が琉球方言だとわけがわからなくなるため、使われるのはほんの一部。
- 最近の映画やドラマなんかでは比較的考証が行われるようになってきた。
- しかし役者さんが東京出身なので・・・。
- 日本以外の国が舞台の作品で、地方の訛りを表現するためにわざと日本の方言を当てはめるケースもある。
- 男キャラの一人称が「私」である事は共通語の場合と比べてずっと少ない気がする。
- 北海道弁は、世代差や地域差がかなり大きいため表現が意外に難しい。
東北弁
- 本来は東北出身のはずなのに、なぜか北関東の言葉が混じっているキャラの姿も。
- 例:東北ササニシキ連合(ガクラン八年組)の構成員の1人:「あんちゃん、ヰセキのターボだんべよ」←それって群馬では?
- 実際に福島と栃木や茨城の方言は似ている(福島と栃木の方言の違いより、福島と秋田や青森の方言の差の方がはるかに大きい)。
- 本人は訛っていないつもりだったりする。
- 普段は標準語だが、感情がたかぶるとぽろっと訛りが飛び出す。
- 基本田舎の人。SFでも田舎の人。
- 舞台が東北でなくても、田舎の百姓はみんな東北弁風。(時代劇や「まんが日本昔ばなし」など)
- 大人しくて温和。
- 一人称は「おら」か「おいら」か「わだす」。二人称は「おめぇ」あるいは「あんだ」。
- 語尾は「~だべ」が多い。
- 「だんべ」とか「だっぺ(よ)」は鬼門。
- 東北地方でも福島では「だっぺ」と言います。
- 「だべ」は神奈川方言。中居正広とかが喋っている。
- 一人称が「わ」である事は全然ない(現実ではこれが最も多い)。
- 「俺ら東京さ行ぐだ」も正確な津軽弁だと「わ、東京さ行ぐでゃ」って感じらしいし。
- 語尾は「~だべ」が多い。
江戸訛り
- 気性が極端に荒い。
- そして殆ど明るい。
- 「~でい」「てやんでぇ」等が口癖になっている。
- 「こちとら江戸っ子よ!」も。
- 通称「べらんめえ口調」。
- 人情に厚い。
- そして涙もろい。
- 何故か江戸以外の関東地域出身のキャラが使っている場合も。
- ひとむかし前のアニメでは、荒っぽい男キャラはみんな江戸訛り。
- フィクションにおける役割語としての「男性言葉」は江戸訛り(下町言葉)がベースのような気がする。
山の手言葉
- 基本は「ごきげんよう」「ごめんあそばせ」「~ざます」。
- 学校などで日常の挨拶に「ごきげんよう」と使うだけで名門校というイメージが強くなる。
- 基本的にはお金持ちや貴族など上流階級というイメージ。貧乏人や下層階級が使っているケースは全くといっていいほど存在しない。
- 上手に使いこなせば上品なイメージになる。しかしステレオタイプ的には「嫌味ったらしいセレブ」というネガティブな傾向が強い。
- 男性でも使うキャラクターは存在するが(ドラキュラなど)、フィクションでは女性が使っているケースがほとんど。
関西弁
- ベタな関西弁キャラの法則を見たってやー!
広島弁
- ヤクザ
- または番長。
- 筋を通すことを大事にしている。
- そのため意外にまじめな一面もある。
- ときどき、年寄り言葉と見分けがつかない。
- 一人称が「わし」、語尾は「~じゃ」「~のう」など。
- どっかの番長漫画で語尾が「~じゃい」ってのを見たことあるけど、あれって広島弁?
- 広島でも使うだろうけど、「~じゃい」はどっちかってーと河内弁だわな。
- どっかの番長漫画で語尾が「~じゃい」ってのを見たことあるけど、あれって広島弁?
- フィクションにおける役割語としての「老人言葉」は広島弁または他の中国地方の方言がベースのような気がする。
- 一人称が「わし」、語尾は「~じゃ」「~のう」など。
似非方言
- 転校などで全国津々浦々を転々としている。
- そのため、各地の方言がごちゃ混ぜになっている。
- 原作者の出身地の言葉が反映されるケースもある。
- しかし、大抵は人工方言と化している。
- 地元からは総スカン。
- 怪しい外国人も多い。
主な方言キャラ
- チセとシュウジ(最終兵器彼女)※北海道弁
- 渡会ひびき、他(じゃじゃ馬グルーミン★UP!)※北海道弁
- 徳川康兵衞(スーパーヅガン)※房総弁
- 南国少年パプワくん及びPAPUWAに登場するガンマ団の刺客たち
- 名前の通りの方言を話す。
- ヒメジ(ひまわりっ!)※廓詞(くるわことば)
- ホロ(狼と香辛料)※廓詞
- 江戸時代、吉原の花魁の間で使われていた言葉で、現在ではほぼ死語。まあ東京方言の一つとも言えるのであえて。
- 田乃内烈(藏)※新潟(蒲原)弁
- 地獄ミミ子(アイドルタイムプリパラ)※富山弁(中の人・上田麗奈は富山出身)
- 輪島巴(花咲くいろは)※金沢弁(中の人である能登麻美子は金沢出身)
- ラチェット(トランスフォーマー アニメイテッド)※鹿児島弁
- 芦原ちかこ(GA 芸術科アートデザインクラス)※中部弁
- 瀬戸燦(瀬戸の花嫁)※讃岐弁+広島弁
オラぁ東北生まれだべ
- 天野アキ(あまちゃん)※岩手
- 本人は東京出身だが岩手に移住したら・・・
- エリサ・D・鳴瀬(ときめきメモリアル4)※宮城(仙台)
- エマ(magico)
- 当たり前だが東北出身ではない。
- 荻上千佳(げんしけん)※山形
- かまめしどん(それいけ!アンパンマン)※おそらく宮城(中の人である山寺宏一は宮城出身)
- 狩野勉三(キテレツ大百科)※山形
- きりたんぽさん(それいけ! アンパンマン)※秋田
- 菊池ユメ(魔法遣いに大切なこと)※岩手
- 赤血球DB5963(はたらく細胞)
- 通常の赤血球は標準語だが、他者から輸血された血液に含まれる赤血球である事の表現として東北弁で話す。
- 竹又(酒の細道)※山形
- 普段は標準語だが出身地である山形に言ったときに限り山形弁で喋る。
- 谷村(田倉)しん(おしん)※山形
- チチ(ドラゴンボール)
- トシオ(おもひでぽろぽろ)※山形
- だが、中の人は秋田出身。
- 野原銀の介、つる(クレヨンしんちゃん)※秋田
- 三平三平(釣りキチ三平)※秋田
- 室井慎次(踊る大捜査線)※秋田(演じている柳葉敏郎も秋田出身)
- わんこそばのわんこちゃん(それいけ! アンパンマン)※岩手
江戸っ子でい!!
- 有栖川帝統 (ヒプノシスマイク)
- 台詞やリリックが江戸弁に近い
- 炎神バスオン(炎神戦隊ゴーオンジャー)
- 沖田総悟(銀魂)
- ゲーム版では江戸訛りにこだわりすぎて、一人称が「あっし」になっていた(正しくは『俺』)。
- ゴエモン(「がんばれゴエモン」シリーズ)
- 小林(吉永さん家のガーゴイル)
- 涼風(艦隊これくしょん -艦これ-)
- がってんだー!がトレードマークになってしまっている。
- チビ太(おそ松くん)
- トルコ(Axis Powers ヘタリア)
- もちろん江戸出身ではない。
- ピョン吉(ド根性ガエル)
- って言うか登場人物ほぼ全て。
- 伴俊作=ヒゲオヤジ(鉄腕アトム)
- 蕪羅亭魔梨威(じょしらく)
- 江戸弁を意識した男っぽい喋り方をするが徳島出身。
- 間宮小樽(セイバーマリオネットJ)
- 江戸っぽい移民星の国家出身。
- モグラ獣人(ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス)
- 両津勘吉(こちら葛飾区亀有公園前派出所)
- 熊田熊八(キテレツ大百科)
山の手ざます
- イヤミ(おそ松くん、その他赤塚不二夫作品全般)
- 但し語尾は「~ざんす」がほとんど。尚、「シェー」は該当しないものと思われる。
- 私立リリアン女学院山百合会の皆さん(マリア様がみてる)
- 日常会話における「ごきげんよう」の体現者として。
- スネ夫のママ(ドラえもん)
- ドラキュラ(怪物くん)
- ママMAX(超人ママMAX)
名古屋出身だがね!
- アルマジモン(デジモンアドベンチャー02)
- カマキリ男(YAIBA)
- クニエ(パンゲアの娘 KUNIE)
- 古代一等兵(ザ・コクピット『鉄の竜騎兵』)
- スペンサー・ヘンリー・ホコー(焼きたて!!ジャぱん)
- 園崎空(こえたま)
- チョウダ(獣拳戦隊ゲキレンジャー)
- 波川まつ尾(やっとかめ探偵団)
- ニコチャン大王(Dr.スランプ)
- 無論、名古屋人ではない
- 原作者の鳥山明が名古屋出身。
- 無論、名古屋人ではない
- 華園しゅうか(アイドルタイムプリパラ)
- お嬢様言葉と名古屋弁のハイブリッド。銭ゲバキャラを強調するために名古屋弁設定になったと思われる。
- 柊茂(赤かぶ検事シリーズ)
- ヒキガネバンキ(炎神戦隊ゴーオンジャー)
- ポーランド(Axis Powers ヘタリア)
- 当然、名古屋人じゃない。
- 三河海(瀬戸の花嫁)
- 守山修一郎(人類ネコ科)
- ルル・ド・モルセール(しゅごキャラ!)
広島人じゃけんのう
- 射場鉄左衛門(BLEACH)
- 浦風(艦隊これくしょん -艦これ-)
- 呉海軍工廠や呉鎮守府に縁のある艦はたくさんいるが、明確に広島弁なのは彼女だけ。
- ガマ文太(NARUTO-ナルト-)
- コスモ番長(G-onらいだーす)
- サカズキ=海軍大将”赤犬”(ONE PIECE)
- 染谷まこ(咲 -Saki-)
- ド・ス(アーマード・コア フォーアンサー)
- 中岡元(はだしのゲン)
- 舞台が広島だし
- のほほ(魔導物語、ぷよぷよシリーズ)
- 毛利モトナリ(戦国乙女~桃色パラドックス~)
- 由崎多汰美(トリコロ)
- ランページ(ビーストウォーズメタルス)
- 村上巴(アイドルマスターシンデレラガールズ)
- 兜大吾(アイドルマスターSideM)
わしは土佐ぜよ
- 鴨原理恵子=かあさん(アニメ版 毎日かあさん)
- 二代目麻宮サキ=五代陽子=早乙女志織(スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説)
- 一本釣帝(ハピラキ!ビックリマン)
- 甘寧ケンプファー(SDガンダム三国伝)
- 中国人。
- 魏延(蒼天航路)
- 勿論中国人。
- クモジャキー(ハートキャッチプリキュア!)
- 坂本辰馬&陸奥(銀魂)
- 陸奥宗光は史実では和歌山出身である(『龍馬伝』では和歌山訛りでしたね)。
- 長宗我部モトチカ(戦国乙女~桃色パラドックス~)
- 錦龍馬(イナズマイレブン)
- 陸奥守吉行(刀剣乱舞)
- 武藤里伽子以外の登場人物ほぼ全て(海がきこえる)
- 高知出身の島本須美と渡部猛が方言指導を務めるほどの徹底ぶり。
- 竜馬(POWERSTORN)
おいどんは九州から来たばってん
- 麻生夏海(スケッチブック)※博多弁
- 荒熊寛一(フクちゃん)
- 上野彩雲(スケッチブック)※北九州弁
- 大岩大太=キレンジャー(秘密戦隊ゴレンジャー)※たぶん熊本弁
- 大友ソウリン(戦国乙女~桃色パラドックス~)※大分弁
- 御坊茶魔(おぼっちゃまくん)※茶魔語に博多弁を含む
- 作者も福岡県出身。
- 怪盗レーニャ(怪盗レーニャ)※博多弁
- 小山よし治、ひさえ、まさえ(クレヨンしんちゃん)※熊本弁
- サファイア(ポケットモンスターSPECIAL)※博多弁
- 出身地は九州そっくりのホウエン地方なので。
- 左門豊作(巨人の星)※熊本弁
- 次藤洋(キャプテン翼)※長崎
- 島津義弘(戦国BASARA)※鹿児島弁
- 橘茉莉香(ニセコイ)※博多弁
- 野田恵(のだめカンタービレ)※博多弁
- むしろ筑後じゃないの?
- 作中では地元の人は「ほぼここは佐賀バイ」って言ってたな(by佐賀県東部出身)
- むしろ筑後じゃないの?
- 博多藤四郎(刀剣乱舞)※博多弁
- 羽瀬川小鳩(僕は友達が少ない)※熊本訛り(完全な方言キャラではない)
- ヒトデ男(YAIBA)※熊本+鹿児島訛り
- ホン・フゥ(餓狼伝説シリーズ)※博多弁
- ロバート・ガルシアの関西弁同様、下手な英語を方言で表現した例。
- みかんの両親(あたしンち)※大分弁
- むろみ(波打際のむろみさん)※博多弁
- リヴァイアさん(波打際のむろみさん)※小倉弁
- レッドキング(スパークドールズ劇場)※鹿児島弁
ウチナンチューなんさー
- 我那覇響(THE IDOLM@STER)
- 木手永四郎他比嘉中学校の皆さん(テニスの王子様)
- 古波蔵恵里、他(ちゅらさん)
- 演じている国仲涼子及び兄役のゴリも沖縄出身
どこの言葉やのか、わからんべぇのう
- うずまき一家の皆さん(NARUTO)
- 親子三代「~だってば~」という口癖がある。
- ARブーメランズのメンバー(爆走兄弟レッツ&ゴーWGP)
- 「オーストラリアと四国の形が似てるから」という冗談みたいな理由で、オーストラリア人のチームだが謎の土佐弁っぽい語尾。
- 尾美一(銀魂)
- 元々は江戸っ子だが、様々な方言が混ざった話し方をする。
- 風大左衛門(いなかっぺ大将)
- 原作では青森出身となっていたが、アニメ版で設定がぼかされた結果、範疇不明に。
- あれは花登筺のドラマ「あかんたれ」で使われていた大阪の船場言葉(現在は死語に近い)じゃないかと思う。
- 原作では青森出身となっていたが、アニメ版で設定がぼかされた結果、範疇不明に。
- コマさん(妖怪ウォッチ)
- 「~ズラ」は静岡弁が、「もんげー」は岡山弁がベース。
- 土御門元春(とある魔術の禁書目録)
- 高知弁ベースに、西日本の方言をすべて混ぜ込んだような口調であり、シリアスシーンでは標準語で話す。
- 溝板駐助、他鼠市民の皆様(玉鹿市役所 ええじゃない課)
- 標準語の語尾に「~ちゅうちゅう」が付く「鼠方言」が存在する。
- ナンシー・トルネアータ(ハイスクール! 奇面組)
- 日本語を覚えきれないうちに全国をあちこち転校し続けた結果、各地の方言が中途半端に混ざった日本語を覚えてしまったという設定。
- 仁王雅治(テニスの王子様)
- 野呂盆六(天才刑事・野呂盆六)
- 設定としてはナンシー・トルネアータに近い。
- フレイア・ヴィオン(マクロスΔ)
- ウィンダミアの田舎の農村出身という設定で、中部方言と思しき訛りがある。イメージは三河弁(演じている鈴木みのりは三河出身)+富山弁(監督の河森正治は富山出身)か?
- ホセ、他新チーム小城のメンバー(夢色パティシエール)
- 真島吾朗(龍が如くシリーズ)
- 宮内れんげ(のんのんびより)
- 愛知県の東三河や中国地方の方言に近いと言われているが、そもそも作品に明確な舞台がないため不明。
- ごく稀にれんげ以外のキャラも使う。
- 愛知県の東三河や中国地方の方言に近いと言われているが、そもそも作品に明確な舞台がないため不明。
- 山吹蛍(こいけん!)
- ラム(うる星やつら)
- 一人称が「うち」&語尾の「~だっちゃ」は佐渡+仙台? 少なくとも原作者の出身地には存在しない。
- 47都道府犬の皆さん (47都道府犬)
- 各都道府県出身の声優がなんちゃって方言で演じてる。
トークに、ベタな方言キャラの法則に関連する動画があります。