半金属

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  • ここでの半金属は下の周期表で背景が水色になっている7つの元素を指すこととします。
    • ホウ素、ケイ素、ゲルマニウム、ヒ素、アンチモン、テルル、ポロニウム
    • 半金属とされることもあるアルミニウムはアルミニウム、セレンは非金属元素、アスタチンはハロゲンへ。

ホウ素(ボロン)[編集 | ソースを編集]

  1. 科学で一般に覚える20番目までの元素の中ではかなり馴染みの薄い気がする元素。
    • 僕の舟、の「ぼ」。
  2. これの化合物であるホウ酸を含むホウ酸団子は、昔の日常系漫画だとベタ。
    • 一般人との接点は学校の理科実験のホウ酸くらいのものか。実際にはけっこうハイテク関連で多様な用途があるのだが。
  3. 最近では中性子吸収能力の高さで着目されるケースが出てきた。
  4. 下のケイ素がカタカナのシリコンの方が知られているのに対し、こちらはボロンは一般人にはほとんど知られていない。今「ぼろん」と入力したら「簿論」と変換しやがった。
  5. 植物の細胞壁を維持するのに必要。

ケイ素(シリコン)[編集 | ソースを編集]

  1. イメージはプニプニだけど、一応金属
    • プニプニなのはケイ素化合物やケイ素樹脂。
    • 半導体材料の定番金属。
    • さすがに金属と言い切るのはいかがなものか。見た目は確かに金属光沢あるけどな。あと溶融状態ではほんとに金属らしい。
  2. 埋蔵量は豊富だが、アルミニウムに負けず劣らず電気食い。
  3. これのおかげで半導体が発達。
    • パソコンがあるのもこれのおかげ。
    • 下記のように、ハイテク産業の代名詞として使われる。
  4. 人体改造にも使われる。
    • 偽胸や某俳優のほっぺた、某元力士の頭とか。
    • だからそれは下のシリコーン樹脂(silicone)。元素のほうはsiliconと語尾にeが付かない。
    • 以下、シリコーン樹脂の話題は下へ。
  5. SFでは、ケイ素系生物がお約束。
    • 地球人は炭素系生物。
  6. アメリカにはこれで作られた谷がある。
    • その後世界各地に作られた。日本でもたまに作られた、という話を聞く。
      • 日本は島が作られた。
  7. そもそもケイ素と言われたところで分からない人がほとんど。
    • 何となく軽そう。
    • 漢字は珪素と硅素の2通りあるが、前者の方が人気がある。
      • 中国語でも珪素の方を用いている。
  8. 整流器にも使われている。
  9. キログラム原器に使われることになるらしい。
    • ケイ素を使うことで電気の計量技術の精度が上がった。
  10. おそらく、文系と理系で最もイメージに差がある元素。
  11. 車載用太陽電池で多結晶のものやアモルファスのものを見かける。
  12. シリコンウエハーの「ウエハー」は、お菓子のウエハースと同じ意味。

シリコーン(ケイ素樹脂)[編集 | ソースを編集]

  1. 第2の有機物と言われることがある。
    • それでも、ベンゼン環に相当するシリコーン化合物は聞いたことがない。
  2. 文系がシリコンと聞いて連想するのはむしろこちらだが、正しくは「ー」を忘れてはならない。

酸化シリコン[編集 | ソースを編集]

  1. シリコン半導体が発達したのは、これの特性が優れていたおかげでもある。
  2. まあ、ガラスも砂もこれでできているようなものである。
  3. これだけではあまり導電性が高くない(真性半導体)が、13族または15族の元素を混入させることで導電性が上昇する(p,n型半導体)。電子遷移に伴うエネルギー的な中継点(不純物準位)が形成されるため、電子遷移がしやすくなるためである。
  4. これと水を反応させるとケイ酸になり、それを塩基で中和したものの水溶液を水ガラスという。なお、「ケイ皮酸」は全く別のものである(こちらは有機物)。

ゲルマニウム[編集 | ソースを編集]

  1. ゲルマン民族の元素らしい。
  2. 半導体開発の初期には主流だったが、シリコンに逆転されてからは特殊な用途にしか使われなくなってしまった。
    • ゲルマニウムが熱に弱いのが難点だった。
  3. 一部にゲルマニウムを謳う健康用具と称するものが売られているようだが、信用しない方がいい。

ヒ素[編集 | ソースを編集]

  1. ガリウムとの化合物は半導体材料。
  2. 化合物の一つにとある戦隊物(見る)と似た名前のものもある。
  3. これ(これの化合物)に関する有名な事件がいくつかあるので、あまりいい印象は持たれていない元素かもしれない。
    • そんなこともあってか、「悲素」と書かれたりもする。哀しい。
  4. 有害な無機ヒ素がヒジキに含まれるとかでヨーロッパのどっかの国が警告を出したが、日本はそれなりの量を継続摂取しなきゃ問題ないと反論。
    • 日本の食文化にもあるけど、本当に日本人は「自分たちが慣れ親しんで食べていた食」に関しては一歩も譲らない民族だとここでも実感した。
  5. 「愚者の毒」と呼ばれる。簡単に入手できるが体内に残りやすく、人殺しに使うと簡単にバレるから。

アンチモン[編集 | ソースを編集]

  1. かなり昔から利用されてきた割には知名度の低い元素。
    • 主な用途は活字合金、て言われたって今更なあ。
    • 難燃材として建築用木材に添加し燃えにくくする事にも。
  2. 某ネコ型ロボットではない。
  3. 毒性があると言われているが、お茶で中和できるとも。
  4. 「W」とならんで、なんで「Sb」なのかと思ってしまう。ラテン語由来らしい。
  5. アンモニアではなく、単体がアンモニア臭がするわけでもなく無臭である。

テルル[編集 | ソースを編集]

  1. 熱電変換素子が主な用途。
  2. 日本での産出も結構多い。
    • 手稲鉱山や河津鉱山でも採取できる。
  3. 単体では無臭だが化合物になると臭いらしい。
  4. 携帯ショップの店名。
  5. 照ノ富士、横綱昇進おめでとうございます。

ポロニウム[編集 | ソースを編集]

  1. キュリー夫妻がウラン鉱石中から発見。
  2. 名前の由来はポーランドのラテン名・ポローニア。キュリー夫妻の出身地にちなむ。
    • それは夫妻のうちの方だけ。夫はフランス人。
  3. α線を出すので、ウランやプルトニウムより有害な放射能を持つ。
    • ウランの300倍の有害性を持つと言われてきたが、実際は1億倍だった、なんて事も。
  4. 核爆弾の起爆剤やら、暗殺の道具やら、物騒な目的に使われることが多い。
    • パレスチナのアラファト大統領の死因とされている。死後検証したところ着衣からポロニウムが検出された。
    • ロシア情報局が、欧米に寝返った元職員の暗殺にも使ったらしい。おそロシア。
  5. メンデレーエフが予言していた。


1 元   素   周   期   表 18
H 2                     13 14 15 16 17 He
Li Be                     B C N O F Ne
Na Mg 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 Al Si P S Cl Ar
K Ca Sc Ti V Cr Mn Fe Co Ni Cu Zn Ga Ge As Se Br Kr
Rb Sr Y Zr Nb Mo Tc Ru Rh Pd Ag Cd In Sn Sb Te I Xe
Cs Ba *1 Hf Ta W Re Os Ir Pt Au Hg Tl Pb Bi Po At Rn
Fr Ra *2 Rf Db Sg Bh Hs Mt Ds Rg Cn Nh Fl Mc Lv Ts Og
 
*1 ランタノイド La Ce Pr Nd Pm Sm Eu Gd Tb Dy Ho Er Tm Yb Lu
*2 アクチノイド Ac Th Pa U Np Pu Am Cm Bk Cf Es Fm Md No Lr