ベタなポストアポカリプス作品の法則

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全般[編集 | ソースを編集]

  1. 恐怖の対象は独裁政権、核兵器、コンピューター、巨大企業、ネット社会、環境異変と時代とともに移り変わる。
  2. 背景が未来世界であれば、それに至るまでに核戦争が発生している。
    • 地殻変動が発生した作品もある。
    • 巨大隕石の衝突なんかも。
  3. ディストピアと似ているが、ディストピアが監視された絶望的な管理社会であるのに対し、ポストアポカリプスは絶望的な非管理社会という点である。
  4. 崩壊前の世界は簡単にしか触れられていない。
    • 崩壊の理由が全く説明されない作品も(『ザ・ロード』など)。

無秩序型[編集 | ソースを編集]

  1. 主人公はかつての世界の秩序を取り戻そうとしている。
  2. 無秩序になった世界で新たに権力を得ようとする者達が悪役となる。
  3. 文明は崩壊しているが、その遺産は数多く残っている。
  4. 「司法がまったく機能しない巨大犯罪都市」「企業が国家を圧倒した世界」「手の付けられないサイバー犯罪が跋扈する世界」も無秩序型に入ると思う。
    • これら部分無秩序型は圧政型を兼ねることも多し。
  5. 一見、秩序が保たれている様に見える地域や都市があっても、混乱の中で成り上がった者が単に恐怖で支配しているだけだったりする。
  6. 知識や教養といったものは軽んじられ、武力や暴力のような目に見える型での力こそ重要視される。

汚物は消毒だ~!![編集 | ソースを編集]

  • 時空のクロス・ロード、リセット・ワールド(鷹見一幸著)
    • 両作品の世界観は同じです。
  • ジャッジ・ドレッド(ダニー・キャノン監督)
  • 超時空世紀オーガス(石黒昇・三家本泰美チーフディレクター、スタジオぬえ制作)
    • 混乱時空の賜物。
    • 管理コンピュータの暴走により全ての国民が粛清されたロボット国家ムウについては圧政型も兼ねる。
  • バイオレンスジャック(永井豪原作)
    • 関東地獄地震で関東一円壊滅、暴力が支配する世界に。
    • 最終的には「サタン(飛鳥了)により一度破壊され再構築されたが、彼の後悔を原因として再崩壊した世界」と判明。
  • ファイアーエムブレム 聖戦の系譜(任天堂)
  • ブラック・エンジェルズ(平松伸二原作)
    • 但し第2部「大震災編」以降のみ該当。
  • Fallout 3(ベセスダ・ゲームスタジオ)
    • プレイスタイルが自由なので上記の主人公の定義が必ずしも当てはまるとは限らない。
  • 北斗の拳(武論尊原作 原哲夫作画)
  • マッドマックス2(ジョージ・ミラー監督)
    • ちなみに一作目は暴走族により家族を失った男が、復讐に堕ちていく話。
  • ロボコップ(ポール・バーホーベン監督)

衰退形[編集 | ソースを編集]

  1. 背景設定は未来世界が多い。
    • それも近未来ではなく1000年単位の遠い未来の話。
  2. 崩壊した文明の遺産は殆ど残っていない。
    • でも、僅かに残っている遺産が物語の鍵となることも多い。
    • ファンタジー作品で、「超古代文明」と称して現代の地球以上の技術水準の文明がかつてあった、とするのも広い意味でこれなのか。
  3. 衰退した文明を少しでも延命させようとする体制側と、新しい世界を見つけようとする反体制側の戦い。
    • 「核戦争を避けて地下に移り住み、地上が回復されたのを知らず細々と生き続ける」モチーフは昔けっこうあった。
      • あまり流行らなくなったのは「地下都市国家」というのが非現実的に思えるようになったせいか。→地上の無秩序社会に移行。
  4. 人類でなければ「種の寿命」みたいのを扱った作品も多い。
  5. 人類とは別の生物が大手を振っている。
    • 「人類より進んだ文明を持っている」と言ったほうが正しいかと。
      • そして人類は「マイノリティ」として虐げられている。
  6. 平和だった時代を知っている人間(現在の衰退世界にタイムワープしてきた人間や戦争の生き残り、老人など)がおり、その当時のことを回想したりする。
    • 老人の場合は途中で死ぬことによって、作品における大きな転機となったりする。

この世界はもう・・・[編集 | ソースを編集]

  • 宇宙の孤児(ロバート・A・ハインライン著)
    • 世代型都市宇宙船が舞台という、なかなか珍しいもの。
  • エクゾスカル零(山口貴由作)
  • 風の谷のナウシカ(宮崎駿監督)
  • がっこうぐらし!(千葉サドル・海法紀光著)
    • ゾンビパンデミックにより滅んだ世界。
  • キャシャーン Sins(山内重保監督)
  • 鋼殻のレギオス(雨木シュウスケ著)
  • 猿の惑星(ピエール・ブール著)
  • ザ・ロード(コーマック・マッカーシー著、黒原敏行訳)
  • ざわざわ森のがんこちゃん
    • 環境破壊により人類滅亡、かつて人類が遺伝子改造で作った生物が大半が砂漠化した地球でわずかな緑地とオアシスの側で文明行動を取っているというスタイルの小学生向け人形劇。
      • エピソードゼロではその経緯が詳しく描かれた。
    • 一応、通常シナリオにも砂漠化の進行を心配するような描写が入っているものがある。
  • シャングリ・ラ(池上永一著)
  • 新世界より(貴志祐介著)
    • 現代文明の崩壊から1000年経過した世界が舞台。
  • 人類は衰退しました(田中ロミオ著)
  • ソ・ラ・ノ・ヲ・ト(神戸守監督)
  • ターミネーター4(マックG監督)
    • T3ラスト「審判の日」後の世界が舞台。
  • タイム・マシン(H・G・ウェルズ著)
  • 第四間氷期(安部公房著)
    • 圧政型との複合
  • ダンガンロンパシリーズ(スパイク・チュンソフト)
  • Dr.STONE(稲垣理一郎・Boichi著)
    • 謎の石化光線で全人類石化、から3700年後の文明復活。
  • 飛ぶ教室(ひらまつつとむ原作)
    • エーリッヒ・ケストナー原作の小説ではなく、週刊少年ジャンプで連載されていた漫画のほう。
  • 火の鳥 未来編(手塚治虫著)
  • 復活の日(小松左京著)
    • 生物兵器と核兵器のコンボで人類終了。
    • 該当するのは核ミサイル発射阻止の任務に失敗した主人公が1人でワシントンD.C.から南極の基地まで歩いて向かう場面。
  • メガゾーン23(石黒昇監督、アートランド・アートミック制作)
    • B.D.の野望などを一見すると圧政型だが、大局的な世界観ではこちらに該当する。
  • メタルマックス(データイースト)
  • ヨコハマ買い出し紀行(芦奈野ひとし著)
  • ルナティック・ムーン(藤原祐著)
  • けものフレンズ(アニメ版)
    • ジャパリパークへようこそ。

関連項目[編集 | ソースを編集]