もしあの概念が存在しなかったら

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社会通念[編集 | ソースを編集]

上座・下座[編集 | ソースを編集]

  1. 流石に主賓を待遇するという文化はあるだろうが、それ以外の座り方が物凄く適当になっていた。
    • 位置関係から序列を推測できないので、宴席等では役職を含めた自己紹介が必須となる。

新卒一括採用[編集 | ソースを編集]

  1. ジョブ型採用が一般的になる。
  2. 高度成長期の集団就職は全く異なる様相になっていた。
  3. 昔から即戦力至上主義が蔓延する事になるので、若者の就職率が史実よりも大幅に悪化していたかもしれない。
    • 大学の就職予備校化が早ければオイルショック直後には発生していた。
      • むしろいつでも大学に気軽にいって学び直しできたり、留年や留学もやり易くなり、専門的な人材が増え、上司に媚を売って年功序列のエスカレーターで昇進するだけの、オールラウンドに無難な仕事しかできないやつは減っていた。大学で学んだことをきちんと仕事にいかせるようになっていた。
        • 大学の研究と就職活動を並行して行う必要もない。なので大学の研究にしっかり取り組むこともできる。
        • 今の日本では、キャリアチェンジや新しい資格を得るために大学に通う行為は一か八かの賭けのような位置づけだが、こうなることで気軽に大学に戻れるようになる。
        • 文系大学院や博士も不利になることはない。むしろそこに積極的に行く向きも見られるようになる。
      • うわべだけやる気やいい人アピールしたり、ボランティア活動実績や「自分史」などを作ったりする必要もなくなる。
        • よくわからないことをする必要もない。単にスキルを磨けばよくなるので就職活動の負担軽減ができるだけでなく、適性も見つけやすくなる。
        • このため、「就活塾」もなくなる。
      • 同様に、医学部医学科の入試面接で起こる女性・年齢差別も起こらなかった。
    • 一方でギャップイヤーを上手く利用する学生も多い。
    • 日本の完全失業率は、二桁台で推移していたかもしれない。
  4. 「第二新卒」なる言葉は最初から存在しない。
  5. 日本の労働方式は、欧米化していた。
  6. 果たして、「年功序列」「終身雇用」は存在したのだろうか?
  7. 雇用が流動化するためパワハラやセクハラが減っていた。
    • 上司に結婚や寿退社を強要されたり、風俗にむりやりつれていかれるなどの悪質な人権侵害もなくなっていた。
  8. これがなければ、日本は現在でも米国や中国韓国なみの経済成長できていたかもしれない。
  9. 年功序列が弱くなるので「年上の後輩」が敬遠される(これが既卒者や高年齢者をはじく動機)こともなかった。
    • 同様に、就職先で長期的なキャリア育成を前提とした採用もなくなる(これが年齢制限の建前)。
    • なので、応募における年齢制限もなくなる。
  10. 「手当たり次第にエントリーシートをばらまく」就活もほぼない。
  11. 業務量の調整は1人当たりの作業量ではなく、人員の調整で行っている。なので、人手不足によるブラック企業化はある程度防げている。
  12. 「安定性の代わりに身を犠牲にする」(正社員)か、「ある程度楽できる代わりにギリギリの生活しかできない」(アルバイト・パート)を選択させられることもない。
    • 「バリバリ働く」か「のんびり働く」(なぜか現在の日本ではこれが認められにくい)を選べるようになっていた。同様に男性一般職が下に見られることもなかった。
      • 好きな時に好きな方を選べ、途中で変えることもできていた。
    • むしろ正社員至上主義どころか、正社員制度自体もないかもしれない。
  13. 望まない昇進や異動などを受け入れる必要もない。
  14. アルバイトなども履歴書に書ける職歴として認められていた。
  15. 途中でやめてバックパッカーをするなど、多様な生き方が認められていた。
  16. 「目についたところに片っ端から応募する」必要もなくなる。
    • 「説明会の枠を狙うべくサイトオープン前から待機して一斉にクリックする」必要もなくなる。
  17. 内定獲得は卒業までがタイムリミットということもなくなり、それまで1日でも早く内定を獲得するよう精神をすり減らす必要もなくなる。
    • 言い換えると、既卒になっても選考上不利になる(内定率が大きく下がる)ことは全くない。卒業までに無理に就職活動をしなくてもよい。
    • 内定がないので指導教員に頼むなどして無理やり留年させてもらうこともない。
  18. 採用は人事部でなく部署主導となる。このため、エントリーシートや面接で、建前を頭のよさやストレス耐性を測るとして業務と関係ないことを答える必要が出たり、侮辱的な質問を投げられることがなくなる。

スポーツと政治の分離[編集 | ソースを編集]

(実態はともかくとして)スポーツ界においては競技のルール、ジャッジ、勝敗などが国や政党などの政治的影響力によって左右されることがあってはならないとされています。
もしこういう考え方が存在せず、政治がスポーツの場に介入することが許容されていたら?

  1. 超大国の都合のいいようにルールがコロコロ変わる。
  2. 現実ほどスポーツが盛んにはなっていない。
  3. 国際スポーツの”戦争の代償行為”という側面がより強調される結果、本当の戦争の危険が少し下がるかもしれない。
    • むしろサッカー戦争のような紛争が多くなりそう。
  4. ドーピングは当たり前のようになる。
  5. 世界大会の場合、開催国が有利になる。
  6. スポーツ仲裁裁判所は存在しなかった。
  7. 開催国と緊張状態にある国は不参加となる。
  8. 国内レベルでも、事あるごとスポーツ団体への政権の介入は(単なるイチャモンのレベルであったとしても)ザラになっている。
    • ただし不祥事の内容によっては、史実よりも早く解決しているかもしれない。
  9. ミュンヘンオリンピックの黒い九月みたいなのが、あと数度程起きていたかも。

地価[編集 | ソースを編集]

  1. バブル景気における地上げ競争はなかった。
  2. 六本木・秋葉原・武蔵小杉は発展しなかった。
    • 秋葉原はオタク文化の大衆化による発展と言うよりかは再開発や土地の高騰により発展したところが多いため。
  3. 東急・阪急・西武・相鉄は大手私鉄になれなかったかもしれない。
    • これらの私鉄は都市開発による人口増加により発展したため。
  4. 所得に関係なく職場や学校に近い所に住むようになるので、住宅街の治安が悪くなる。
    • 都市の人口密度がものすごいことになる。
  5. 相続税や固定資産税の概念が存在しない。
  6. 土地を所有する意味がなくなるため、国土の大半が国有地になってしまう。
    • 大規模な開発は極端な話「地図に線引くだけで土地の確保完了」といった形になる。
  7. つまり、地租改正がなかったらである。

売買契約[編集 | ソースを編集]

  1. 未だに物々交換をしなければやっていけない。
    • 第三次産業が誕生したかどうか非常に怪しい。
  2. これで史実のような技術社会になったとすれば、詐欺や盗難の手口が史実以上に巧妙になっていそうだ。

時差[編集 | ソースを編集]

  1. どこに行ってもグリニッジ標準時が基準になるが、日の出や日の入りが同時刻になる訳ではないので結局時差ボケに相当する現象は起こる。
    • 表記が分かりやすくなるのはそれこそ国際線の到着時刻やニュース中継くらいになる。
    • 国の面積が横に広ければ広いほど時刻と日照時間の差による弊害が出やすくなる。
  2. 午前/午後は東半球と西半球で逆転するか、混乱を避けるために存在しないかのどちらかになりそう。
  3. サマータイムもない。
  4. 実はあまり困らないかもしれない。季節は夏と冬が北半球と南半球で逆だが、「月差」を採用してはいない。1月が夏に7月が冬になるだけ、たとえばそれと同じ。
  5. たとえばイギリスで9時に出社し正午に食事して5時に帰宅するならば、日本では午後6時に出社して午後9時に食事して翌2時に帰るようになり、それが常識として定着するだけではないだろうか。
    • 日が変わる瞬間のイメージはイギリスでは夜に、日本では昼下がりになるかもしれないが、サンタクロースがオーストラリアでは夏なのと同じで、もしも元からそうだったならそれに慣れるんじゃないだろうか。
  6. DSTは出社時間や帰宅時間、社会の生活時間全般を1時間進めることで対応可能。

政党[編集 | ソースを編集]

  1. 無所属しかいないので、これといった話がまとまらない。
  2. しかし、多数派の意見をそのままダイレクトに届けることも可能かもしれない。
  3. 未だに君主制が世界の主流になっている。
  4. オーストラリアやアイルランドで採用されているSTV(優先順位式投票、単記委譲式投票)が世界中で導入されていたかも。
    • ざっくばらんに言うと無党派の比例代表制。実は史実でもイギリスの地方選挙で採用が進みアメリカやカナダでも採用運動が起きるなど、地味にトレンドになりつつある。

貨幣[編集 | ソースを編集]

  1. 物々交換する相手がいない限り人は生きていけない。
  2. 自給自足の生活になる。
  3. 人口はそこまで増えない。グローバル化もない。
  4. 貝や塩などで取引するのはありなのか?
    • もちろん金や銀で取引するとなると現在のお金と然程変わらなくなってしまうので・・・

終身雇用制[編集 | ソースを編集]

  1. 日本の格差社会が史実よりも早く発生していた。
    • それでもトータルで見ると現在よりは豊かになっていた。
    • 女性差別や権威主義もなくなり、高齢男性より若い女性が政治家や経営者に増えており、日本は史実より活力ある社会になっていた。
  2. 大学の質が上がっていた。
    • 少なくともレジャーランド化にはならなかった。
    • 大学に再度学ぶ人が増えていた。
      • 大学の入学金や授業料も他の先進国やOECD諸国並みに安くなっていた。
  3. 女性の管理職が現実と比べて増加していた。
    • 育児の関係上でキャリアが一端分離してしまい。社会復帰後にまたリセットされてしまうのが原因のため。
  4. 日本で専門職がさらに優遇されていた。
    • そもそも専門系の職業が不足になることはなかった。
  5. 日本の労働環境が現実よりかなりマシになっていた。
    • 少なくとも働けば報われるといった思想にはならなかったはず。
    • 働き方改革ではなく、もうちょいこまめな労働環境の改善が行われていた。
  6. 日本の経済成長が平成以降停滞することはなかった。
    • グロバーリズムに上手く乗り入れることができていた。
  7. それでも政治が若者だらけになっていたかは微妙。
    • ただし、若手の政治家が史実より増えていた。

政教分離[編集 | ソースを編集]

  1. 現在でも神道が特別な地位にあり、各地の護国神社は公営神社になっていた。

フィクション[編集 | ソースを編集]

幽霊[編集 | ソースを編集]

  1. 恐怖としての要素がなくなる
  2. 「死の概念」も今とは異なる形になる。
  3. 心霊スポットはお化けが出るスポットになる。
    • このトンネルは棲み家を追われたタヌキの恨みで奇怪な現象が…
  4. 幽霊をモチーフにしたキャラクターもなく、霊系のキャラはみんなオバQのような物ばかりになる。
    • 「東海道四谷怪談」「トイレの花子さん」などの幽霊登場作品が生まれていない。
    • もちろん心霊写真等存在しない

ムー大陸[編集 | ソースを編集]

  1. クトゥルフ神話の内容が大きく変わっていた。
    • クトゥルフやイグが崇拝されていたのはアトランティス大陸になっていたと見られる。
      • その場合恐らくルルイエは大西洋にある事になっている。
  2. 日本でもパシフィス大陸が知られていた。
    • どこかの段階で「パシフィス文明」がでっち上げられ結局「ムー」が「パシフィス」に変わった程度で史実と殆ど変わらなくなるかも。
  3. 当然某オカルト情報誌のタイトルは別のものになっていた。

南方大陸[編集 | ソースを編集]

  1. オーストラリアとニュージーランドの発見が史実より早まった。
    • 恐らくポルトガルかスペインの航海家により発見された。
    • マゼランもオーストラリア北部を経由していた。

思想[編集 | ソースを編集]

共産主義[編集 | ソースを編集]

  1. 共産主義国家が誕生しないので少なくとも2億人が命を落とす事がなかった。
    • 中華人民共和国や北朝鮮といったならずもの国家が存在せず、ロシアも現実より遥かに弱体化しているので世界がより平和になっていた。上手くいけば核兵器や大量破壊兵器も地球から根絶できていた。
    • 朝鮮戦争やベトナム戦争が起こることもなく、ドイツが分断される事もなかった。
    • それはどうかな。太古の昔から専制君主とかがいたわけで、共産主義がなくても何らかの独裁体制を正当化する思想は誕生していたと思われる。
      • ファシズムあたりが有力か(ファシズムも共産主義の影響を受けてはいるが)。
  2. ロシアは現実より発展。モスクワオリンピックは1952年辺りに実現している。
    • 中国(中華民国)も現実より早く経済成長を為し遂げ、南京オリンピックが1976年辺りに実現していた。
      • 下記の日本の発展がなければ南京オリンピックは1964年に、上海万博は1970年に、北平冬季オリンピックは1972年に実現していた。
    • むしろロシアは開発独裁国になっていた。80年代~史実のソ連崩壊辺りで分裂していた。
    • 「共産主義のソ連・中国に対抗する」という大義名分がないので、日本・韓国・台湾は史実ほど発展していない。
      • 下手したら上記の理由から日本は徹底的に解体されていたかもしれない。
        • というか下手すりゃ満州事変がないのでそもそも日本が戦争を回避できていたかもしれない。
          • ファシズムが史実の共産主義の位置にいた場合三国同盟の有無が明暗を分けると思われる。
            • あとはロシア帝国のポジション。連合国よりだった場合はロシアの仲介で日中戦争を講和に導き太平洋戦争は回避、枢軸国よりだった場合は史実通りどころか更なる地獄と化した可能性も…
              • ロシアがファシズム化していた場合、その指導者は何故かスターリン
        • 朝鮮戦争がなければ日本は農業国家で放置され、現在のタイやインドネシア辺りのポジションに落ち着く。一方中華民国が巨大な工業国になるので工業国統一朝鮮が史実以上に発展できたかまでは怪しい。
  3. 鎌とハンマーは有名になっていない。
  4. パロディ広告「コミークレンザー」は存在しない。
  5. 日本赤軍が存在しないのでテルアビブ空港乱射事件ももちろんない。よってイスラム過激派は今よりも穏健的。

中華思想[編集 | ソースを編集]

  1. 歴代中華王朝は異民族地域や海洋進出に史実より積極的だった。
    • 劉邦や朱元璋は漢民族地域に加えて満州・モンゴル・チベット・ベトナム北部まで征服していた。
      • 場合によってはウイグルや朝鮮、台湾も征服していた。
      • よって中華王朝の領土は少なくとも漢民族地域に満州に内モンゴルにベトナム北部を加えたものになっていた。
        • この場合、清朝は誕生せず李自成が明朝の後に中国を統一していた。
    • 鄭和のような大航海も頻繁に行われていた。
  2. 冊封・朝貢体制もなかった。
    • よって中国への交易は史実より盛んになり、半植民地化されることもなかった。
  3. 中国は近代以前にも国名を持っていた。
    • 漢王朝にちなみ「漢」となっていた。
    • 中国の英語表記はChinaではなくHanになっていた。
    • 支那ではなく漢地や漢国が有名になっていた。
      • それだと支那や唐はすべて漢になっていた。
      • 漢とかいて「カラ」と読ませていた。
    • 華僑や華北や華中や華南は漢僑や漢北や漢中や漢南に。
    • 中国や中華はあくまでも漢国の別名に。
  4. 東アジア地域は、もうちょい早くに近代化していた。
    • ただし欧米の植民地政策に巻き込まれて、完全に植民地化していた可能性もある。
  5. もしかしたら、日本は鎖国しなかったかも。

資本主義[編集 | ソースを編集]

  1. 独裁国家が史実よりも多かった。
  2. 未だに「会社」といえば東インド会社みたいな地域を統括する会社しかない。

ファシズム[編集 | ソースを編集]

  1. ドイツは共産主義国家になっていた。

一億総中流社会[編集 | ソースを編集]

  1. 日本は史実よりもっと早く貧困に気づけた。
    • 隠れた貧困は、そこまで深刻にはなってなかったかも。
  2. 日本人がここまでマスコミに主従的になることはなかった。

丙午の迷信[編集 | ソースを編集]

  1. 1906年や66年の出生数が増えていた。