イギリス人と紅茶
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イギリス人と紅茶[編集 | ソースを編集]
- 北部の田舎では夕飯までもティーとよばれる。
- 中世じゃ労働者階級にとって食事でした、砂糖とミルクを入れるのはその名残です。
- 労働者階級に茶が普及したのはヴィクトリア朝以降の話。中世だとビールが食事がわり。
- ある歴史家曰くビールが紅茶にとって代わられたせいでイギリスの庶民は不健康になってしまったとか。
- ビールにはたんぱく質やビタミンが含まれカロリーも取れるため「液体のパン」と呼ばれることもあった。
- 労働者階級に茶が普及したのはヴィクトリア朝以降の話。中世だとビールが食事がわり。
- 昼間っからジンを飲んでいたそうで。
- 労働者階級にとっては昼食がディナー(メイン食事)で夕食はティータイム(簡単な料理とパンと紅茶)。
- その昔労働者階級は男性が一旦帰宅して食事した。午後からの労働のために昼食はしっかり食べてたが、夕食はその後寝るだけだし料理や食事のためにランプやろうそく使うのは勿体無いので献立も簡素。
- 一方料理人を雇っている貴族やお金持ちは、一家の主がわざわざ昼食のために帰宅しないため、家にいる女性や子供は昼食はしっかり取らなかったり……。
- でも人間だからお腹は空くから紅茶と一緒にパンを食べたのがアフタヌーンティーの始まり。
- スコーンとかレーズンパンとかパンケーキとかサンドイッチが出てくるのはその名残。
- 中世じゃ労働者階級にとって食事でした、砂糖とミルクを入れるのはその名残です。
- 紅茶は無税
- 一般市民が紅茶を飲めるようになったのは、紅茶の輸入が自由化されてから。それまではオランダなどからの密輸茶や、酒を飲んでいた。
- 19世紀にはエンゲルスが「紅茶は労働者に絶対に必要なものである」と評したほど。
- 第二次大戦中は戦前の300%まで紅茶が値上がりした。苦しかっただろうなあ。
- 緑茶も砂糖入れてグリーンティーと称して飲み始めた。あいつら新しいお茶のある新文明見つけたら間違いなく嬉々として探検にいくぞ。
- 2003年にスコットランドの保存鉄道に乗ったとき、紅茶は2杯70ペンスだったのに、コーヒーは1杯1ポンド以上取られたのも、やはり税がからんでいたからでしょうか?
- 一般市民が紅茶を飲めるようになったのは、紅茶の輸入が自由化されてから。それまではオランダなどからの密輸茶や、酒を飲んでいた。
- 世界的に有名な「マクビティ」のビスケット。うまいがパッケージの説明文の「イギリスの伝統的な美味しさ」という一文はちょっと微妙。
- 必ずと言って良い程チョコレートが溶けていて手がベトベトになるがそれがまた美味しい。
- 「♪ヤンヤ~ヤマクビティ~」の世界共通CMソングでお馴染み。ザクザクした食感としっとりチョコの組合わせが絶妙。イギリス人意外とやるじゃん!(笑)
- その絶妙な組み合わせのビスケットも、紅茶に突っ込んで食べてしまうのがイギリス人。
- 無論、英国内ビスケット市場においてダントツの売上げ数を誇る。どんな辺境の地のストアでも、マクビティは必ず置いてある。
- イギリス国内において、1秒間に52枚の割合で消費されてるそうだ。ほとんど国民食。
- インターシティー列車の1等車に乗ると、無料でビスケットと紅茶やコーヒーを配りに来る。長距離を乗ると何度も来るので腹が水っ腹になる。
- 昔は日本の特急のグリーン車もそうだったんだけどねぇ。今や車販すらねぇ特急が平気で闊歩していやがる。
- 英国航空の国内線で日中2時間近く飛ぶ便でも、ビスケットと紅茶のサービスがある。さすがに空の上から景色を見下ろしながらいただくお茶は一味違う。
- イギリスではクッキーもすべて「ビスケット」。クッキーと言っても通用しない。
- そもそも「cookie」という言葉はオランダ語が語源で北米において英語に取り入れられたものなのでイギリス諸島とは関係ない。
- スコーン
- コイケヤのスナック菓子ではない。
- クロテッドクリームのかわりにクリームチーズを置いたら怒られた話を聞いた。
- こういう話を聞く度、イギリス人は味覚に敏感なんだか鈍感なんだか分からなくなる・・
- おそらく味覚うんぬんよりも決まり事やしきたりの類に敏感じゃないかと思いますぞ。
- 一応「伝統と紳士の国」なので本当に伝統はすごく重んじている。
- 焼き立てに山盛りクロテッドクリームで食うと非常に美味。しかし冷めると最悪の場合、セメント塊と化す。
- うんうん、ありゃまさにコンクリート食ってるみたいだったよ。
- 紅茶にスコーン+クロテッドクリーム+イチゴジャムの組み合わせがデフォ。「クリームティー」と言います。
- スコーンはクリームとジャムを乗せる台なので、何か塗って初めて完成する。
- イギリスでは日本人が作るスコーンの半分くらいしかバターが入らず、砂糖や卵は全く入らない事も…。
- でも日本でよく知られている失敗したパイの様なものより食感は良かったりする。
- スコーンはクリームとジャムを乗せる台なので、何か塗って初めて完成する。
- かつて、清国から紅茶を輸入しまくって貿易赤字となったため、代わりにアヘンを輸出しまくった。その結果、アヘン戦争が勃発し、東アジアは激動の時代に突入。
- また、植民地のアメリカへ輸出していた紅茶へ高税をかけたら紅茶がボストン湾に投げ込まれる事件が発生し、アメリカという植民地をイギリスが失うきっかけとなる。
- アメリカ人が紅茶よりコーヒーを愛するのはこの事件を含めた紅茶ボイコット運動の影響だとか。
- 英国の魔の飲料である。
- アフリカやオセアニアなどで先住民族の食文化を破壊しイギリス式を押し付ける際にも甘い紅茶が餌になったという。
- また、植民地のアメリカへ輸出していた紅茶へ高税をかけたら紅茶がボストン湾に投げ込まれる事件が発生し、アメリカという植民地をイギリスが失うきっかけとなる。
- 世界初の公害により水が汚く、コーヒーを飲めなくなったのが起源。(それ以前はコーヒーを飲んでいた。)紅茶には水の匂いをごまかす効用がある。
- ついでにコーヒーの名産地が南欧諸国の植民地だったのに対し、紅茶は自国植民地で作れて価格が安くなったのも大きい。
- 産業革命時代にはコーヒーより紅茶は混ぜ物がひどかったという。
- 出し殻の再利用なんかかわいいもので、有毒な着色料が混ぜられていたらしい。
- イギリスは基本的に水が悪いので生水は飲めない。代わりに飲むにしてはワインは酔っ払い、牛乳は腐る、おまけにどちらも高い。コーヒーは貴重品でめったに手に入らない。
- そのため安くて手軽、抗菌作用があって安全な紅茶が爆発的に広まった。
- それ以前はビールが水がわりであったという。
- 紅茶のカフェィンによる覚醒作用も仕事に集中できるので、好まれる原因となった。
- 砂糖が入っていることで疲れが取れる(ような気がする)ことも影響している。
- そのため安くて手軽、抗菌作用があって安全な紅茶が爆発的に広まった。
- 世界中で有名な三大紅茶メーカー「リプトン」「ブルックボンド」「トワイニング」。全て当然イギリスの企業である。
- そして「フォートナム&メイソン」は贈答用。
- 同じ「ブレックファストティー」でも「イングリッシュ〜」と「スコティシュ〜」があり、それぞれ微妙にブレンドが違う。
- カップに先にミルクを入れるMilk-In-First(MIF)派と、お茶を先に入れるMilk-In-After(MIA)派の二大派閥が存在し、どちらがより「正統な」紅茶の淹れ方であるか論争が尽きない。
- カフェオレ風に、同時に注ぐ様を見せたらどういう反応を示すのか興味あるな。
- なお、この場合のミルクは生の牛乳限定である。もしも紅茶にコーヒーフレッシュなど添えて出そうものなら、どちらの派閥からも強めにぶん殴られる事請け合い。
- 日本人にとってショートブレッドは好きな人と嫌いな人に分かれる。
- 好き嫌いの全てはWalker’s社に握られている。
- スコットランドのホテルの部屋には必ず備え付けられており、ロビーやティールームでお茶をするともれなくついてくる。
- まじめに、核戦争化で紅茶が飲めなくなる可能性大だとして対策が検討されたことがある。
- 王立科学協会が「完璧な紅茶の入れ方」という研究論文を発表している。→PDF
- 本国でも栽培してみたくなったのか他国をアテにできなくなったのか、近年イギリス国内でも栽培が行われるようになった。ギリギリ北限らしい。
- 紅茶はイギリスの象徴だが冷静に考えるとイギリス諸島らしい要素が何もない。
- カップは中国伝来の磁器、茶葉は中国産or旧インド帝国(インド、スリランカなど)産、砂糖は西インド諸島(英連邦)産…。
- だが大英帝国らしさは十分あるといえる。
ティータイム[編集 | ソースを編集]
- 3時のおやつ。 夕食までのつなぎ。
- 戦争の時でも、イギリス軍士官はティータイムを欠かさなかったらしい。戦争中とティータイムではティータイムの方が優先順位が高い。
- 因みに第一次世界大戦でも朝食はイングリッシュブレックファースト+紅茶付き
- 今でも軍用食に必ず紅茶が付いているそうな。
- 紅茶を飲んでる人はいかにも余裕ぶっこいてるイメージがあるが、実は水害をとても恐れているのだ。
- 今でも軍用食に必ず紅茶が付いているそうな。
- 現在の糧食は朝食、ティータイムセット、ディナーという組み合わせ。昼ごはん=ティータイム。
- お茶請けは糖蜜漬けプディングとビスケット、糧食の定番チョコレートは2枚、飴も沢山付いてくる。
- 紅茶はどうせミルクを入れるから甘くないインスタントミルクティー粉末。砂糖とミルクパウダー付き。
- コーヒーは……だがココアとミルクティーは美味。
- 朝鮮戦争のネタも有名ティータイムなると攻撃が止まるといふ…周りが敵に囲まれてもティータイムは止めないのでは?
- とあるイギリス人傭兵はティーカップを持ったまま死んだ、というのが傭兵が使うネタ
- イギリスの軍人はな、弾薬が切れても生き延びられるが紅茶のタンニンが切れると死んじまうんだよ、というのも聞いたことがある。
- バトル・オブ・ブリテンの時、ドイツ軍の爆撃機が爆弾を落としまくっている最中にも、ロンドン市民は防空壕の中でティータイムを取っていたらしい。
- 練乳を入れるのが軍隊式だそうです。
- 糖分と乳脂肪の補給のためかな?
- 第二次世界大戦では空軍はブルーベリージャムを紅茶に入れていた。もちろんお隣の料理大国は下品呼ばわり。ブルーベリーが目によいので意図したかは不明だが効果的だった。
- ブルーベリーが目に良いというのはガセなので注意。
- 戦時中のイギリスではニンジンでも似たような噂が飛んでいた。
- イタリア軍が砂漠でパスタを茹でて食っていたというのは有名だが、イギリス軍の戦闘車両には紅茶を淹れる機械が標準装備されていた。
- 「砲」火後ティータイム。
- 因みに第一次世界大戦でも朝食はイングリッシュブレックファースト+紅茶付き
- エベレストの頂上でティータイムをやったのも、お馬鹿なイギリス人。
- 日本人も上でお茶でも飲んだら面白いかもな。俺はやらない。
- いわゆる「アフタヌーンティー」は作法や食器に細かいしきたり、決まり事がたくさんあってそれらを全てそつなくこなせるのが「上流階級」の証。さしずめ日本の茶道に近い。
- アフタヌーンティーの他にも、アーリーモーニングティー、ブレックファストティー、イレブンシス、ハイティー、アフターディナーティーと、飲む時間によって細かく分類。それぞれのティータイムに「お約束」の添え物がある。
- 「私の紅茶が無くなってるぞ!飲んだのは誰だ!ティータイムを紅茶無しで過ごせというのか!!」
- 「スコーンも無くなってる…」
- 戦車の中でも紅茶を飲む、ポットとカップが金属製なこと以外は平常時と同じという驚異
- イギリス発祥のスポーツであるクリケットでも、試合中にティータイムが存在する。スポーツ中でも紳士はティータイムが欠かせないのだ。
- 警察にはティータイム用の紅茶を支給する車両があるとか