生活用語などの基礎知識/ま~わ行

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ま行[編集 | ソースを編集]

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マグニチュード(気象)
地震のエネルギーを表す単位。通常、エネルギ―の大きさを表現する単位としては、ジュール(J)が用いられるが、地震のエネルギーは非常に巨大であるため、対数表示であるマグニチュードを用いる。
マグニチュードには計算式によっていくつかのバリエーションがあり、日本では「気象庁マグニチュード」(Mjまたは単にM)が用いられる。
ただし気象庁マグニチュードには、巨大地震になるとエネルギーの割に数値が低くなる、という欠点があり、それを補うためにMj5.0以上の地震では、モーメントマグニチュード(Mw)を併用する。
モーメントマグニチュードとジュールの関係は log10J = 4.8 + 1.5M (J:ジュール、M:マグニチュード)である。
主な地震を、広島型原爆のエネルギー(6.0Mw相当)を1として比較すると下記の通りとなる。
阪神・淡路大震災(1995年)(兵庫県南部地震・6.9Mw) - 23
熊本地震(7.0Mw) - 32
関東大震災(1923年)(関東地震・7.9Mw)- 712
参考:ツァリーボンバ(世界最大の水爆・8.3Mw) - 3,333
東日本大震災(2011年)(東北地方太平洋沖地震・9.0Mw) - 31,792
チリ地震(1960年)9.5Mw - 178,780 (※観測史上、世界最大の地震)
なおマグニチュードが1違うとエネルギーは31.6倍、2違えばエネルギーは1,000倍となる。
なおTNT火薬に換算すると、広島型原爆のエネルギーは15kt、東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)は477Mtである。
なおMtは「メガトン」と読む。これは水爆実験が行われた当時に水爆の威力を表す表現としてTNT火薬換算値として報道で使われ、その後一般でも「メガトン級パンチ」などと使われた。
魔法少女(ジャンル)
その名の通り魔法を使う少女、及びそのキャラクターを主人公とした創作作品のこと。
なお、ぴえろ式魔法少女の事を「魔女っ子」として別のジャンル扱いしたり、セーラームーン・プリキュアと言った東映の女児向け作品を魔法少女に含めるかで論争が起きるなど、その定義にはいまいちあやふやな点も多い。
90年代以降は基本的に何らかの形で戦闘要素が入っているのがデフォルトとなっており、魔法を使って大人に変身する魔女っ子は絶滅寸前の傾向にある。また2011年に一躍バイブルを引き起こした魔法少女まどか☆マギカを境として、陰鬱でデスゲーム系の内容の作品が増えつつある。
18禁ゲームでは勝率はほぼ0%。
まんまんちゃん(方言)
大阪の方言で幼児向けに使う用語。「まんまんちゃん(さん)」はお経の「なんまいだ」が転化したもので、転じて「仏様」の意味。
大阪で大人が幼児に対して「仏壇を拝んできなさい」という時には「まんまんちゃんああんしなさい」と言う。大阪以外の地方の人間が聞くと卑猥な言葉と勘違いして凍り付く可能性があるので注意。
事実筆者は最初に(しかも女性から)聞いた時には見事に凍った。

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三河安城駅(鉄道)
東海道新幹線において、東京方面からのぞみに乗っている時「名古屋駅まであと10分」を伝えるためだけに存在している駅。
そのため、名鉄は元より、当のJR東海からも冷遇されており、在来線の駅は普通しか停車しないうえ、駅舎がつながってすらいない。
この付近の住民が新幹線を使う時は、在来線で名古屋駅か豊橋駅まで行って乗り換える。存在感だけならすぐ近くにあるニチバンの看板の方が上である。
ミスコン(一般)
ミスコンテストの略。ミスユニバースをはじめとして世界で多く開催され、日本では大学単位でも実施されて、優勝者には「ミス◯◯大」という称号が付く。
しかし自称フェミニストを中心に「女性は見世物じゃない」「女性蔑視だ」との意見が聞かれるが、参加者は自らの自由意志で参加しているのでそのような意見が出ることが不思議である。
また本当にその手のコンテストに興味が無ければ、私がA◯B関係を「全くどうでもいい」と考えて一切観ないようにしているのと同様、無視すればよいだけである。
私の知り合いの女性は「(自称フェミニストは)自分がミスコンに縁がないのでひがんでいるだけ」と分析していた。これが当たっている気がする。
男子校では「女装男子によるミスコン」が行われることもある。
未曾有(難解・難読)
「未曽有」とも書く。読み方は、現代語では「みぞぅ」(※「う」は小文字)。
発音的には「みぞー」と「みぞう」の中間くらい。以前は「みぞぅぅ」と読んでいたらしい。
意味は漢字の訓読みそのままで「いまだかつてあらず」で、転じて「今まで一度もあったことがない」とか「非常に珍しい」という意味。
元々難解語とされていたが2008年、時の総理大臣が正しく読めないという未曾有の事態が発生してしまったため、めでたく難読漢字にもなった。
本来は仏教用語のサンスクリット語で「奇跡」という意味であり、良い意味であったが、今は主に災害の程度を表現するのに使われる。
みだらな行為(報道)
性交をしてしまった場合に使う婉曲表現。元は都道府県条例用語。児童福祉法の「淫行」とは同義。
主に相手が未成年で、同意があった場合に使われる(法的にはもちろんアウト)。
相手の同意がなくて性交をした場合は(相手が未成年かどうかは関係なく)問答無用で「暴行」となる。
東京都青少年育成条例18条の6「何人も、青少年とみだらな性交または性交類似行為をおこなってはならない。」
児童福祉法34条1項6号「何人も次に掲げる行為(児童に淫行をさせる行為)をしてはならない。」

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貉(文学)
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の短編怪異作品。子供向けにアレンジされた「のっぺらぼう」なら、多分殆どの日本人が知っているだろう。
タイトルに入っている貉とは、穴熊の仲間。もしくは狸の仲間だとも言われる。どっちにせよ直接は出てこない。「紀伊国坂は貉のせいで人通りが少ないと言うが、実際貉を見た最後の人はこんな話をしていた」という形式なだけである。当の貉にしてみれば、風評被害も甚だしいだろう。

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メイデン(野球)
バントの事。バントが成功したときは「ナイスメイデン」(あるいは略して「ナイメイ」)という具合に使う。
語源は、高校野球で愛工大名電が2004年と2005年の選抜高校野球で多用し、それぞれ準優勝・優勝と成果を挙げた事から。
何せ本当にバントをする時のみならず、普通に打つ時でもまずバントの構えをするほど徹底していた。また二死無走者からでも当たり前のようにバントをしてくるため「謎采配」として相手から恐れられ、応援する側からは怒りを買った。
ただ倉野監督自身が「春先までは通用するが、夏には相手の守備力が向上して通用しない」と気づいていたにもかかわらず、夏の大会でも当然のように多用、倉野監督になってからだけでも選抜で20勝を挙げているにもかかわらず、夏は甲子園未勝利だった。
しかし2017年の秋季愛知県大会で中京大中京に3-10(7回コールド)でぼろ負けし、ようやく「試合に勝つにはバントだけではだめだ」と気づいた倉野監督は、その後一切バントをしないという180度の方向転換に出た。
いくら何でもそこまで極端に方針転換しなくてもよさそうなものだが、名称倉野監督の考えなので間違いはない。はず。ただ方針転換後のスローガンは「SKB47」(スーパー攻撃野球。47は部員数)とネーミングセンスがあれである。
2018年の第100回記念大会の初戦では、バントを全くせずに10-0で勝ち、倉野監督の夏初勝利&名電30年ぶりの夏勝利となったが、NHKでは試合の間中、アナウンサーと解説者がずっと「あの名電がバントをしないとは」と驚く始末。
ネット民からも「もうナイメイが使えないのか」と落胆する声が聞かれた。今後は「バントをする場面であえて強硬策」が「メイデン」になるかもしれない。

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萌えミリタリー(ジャンル)
その名の通り、美少女とミリタリーを合わせたもの。ただし必ずしも美少女に戦争を行わせる必要はなく、軍艦・戦車・航空機を美少女が操縦すれば「萌えミリタリー」である。
例えば「ガールズ&パンツァー」の戦車道はあくまでも戦車を使った武道であり、野上武志による漫画「紫電改のマキ」は、飛行機での通学が一般的となっている社会を舞台としている。
また美少女に戦争を行わせる場合としても人間同士の戦闘は限りなく避けられ、何らかの謎の生命体が敵とされる場合が多い。
ただし例外は銃器。サバイバルゲーム作品は基本的に萌えミリタリー扱いされない。また、軍隊に所属する美少女が出てきてもリアルロボット作品の場合はこの範疇から外れる。
その他、架空の国家をモチーフにしたり、ファンタジー要素が入っている場合も萌えミリタリー扱いされない事もあり、定義はかなりまちまちである。
ストライクウィッチーズ」を筆頭として所謂メカ少女作品もこれに当たる場合が多いが、メカ少女全体がこれである訳ではないので注意が必要。
登場する兵器は空>陸>海の順で出てくる割合が多い。これは航空機が一人で操縦できるため、キャラをそれほど増やさずに済むことが主な要因として挙げられる。それを裏付けるように、海を題材とした萌えミリタリー作品の多くは軍艦の擬人化の形をとっている。
また兵器の種類は現代や冷戦期よりは第二次世界大戦期のものが中心となることが多い。
モグラ女子(芸能)
モデル、グラビア双方で活躍する女性芸能人のこと。
デルとグラビアを組み合わせた造語で生物のモグラとは無関係あり、地下アイドルのことではない。あるモグラ女子からは「『グラモ』と呼んで欲しい」と呼びかけているが、未だに定着していない。
2015年頃に「FLASH」で使われ始めたものとされる。翌年には台頭するようになる。尤もこれは乃木坂46をはじめとする坂道シリーズのメンバーがモデルとして台頭するようになり、仕事を奪われたモデル達がグラビアに流れたからではないかと推測される。
同義語には「グラデル」がある。以前はこちらの方を使用していた。
桃太郎(昔話)
誰もが知る昔話であるが、現在伝わっている話は大人の事情により、かなり改変されている。また「桃太郎は単なる略奪者であり、実は悪党ではないか」とする意見も根強い。
例えば現在では「桃太郎は桃から生まれた」とされているが、明治時代までは「おばあさんが桃を食べて若返り、おじいさんにも食べさせて子作りに励んだ結果、桃太郎が生まれた」というストーリーだった。
また拾ってきたのは桃ではなく、若い娘(桃は若い女の尻の象徴)で、子供ができなくて悩んでいたおばあさんは、その娘におじいさんの子供を産ませ、それが桃太郎だった、とする説もある。
また、おとものサル、キジ、犬については、鬼門(寅の方角:東北東)の反対に位置する動物をあてている、という説がある。正確に言えば、虎(寅)の反対側は申(サル)で、その両隣は未(ヒツジ)と酉(トリ)であるが、さすがにヒツジでは弱いと思ったのだろう。北側に一つずらしている。逆に南側にずらすと今度は丑(ウシ)が入り、家来がサル、ヒツジ、ウシとなってしまい、どう考えても「成敗に行く」というフォーメーションではなくなる。
なお桃太郎はヒーローのように書かれているが、鬼から奪った宝物を元の持ち主に返すという描写はなく「略奪である」とする見方もあり、事実模擬裁判やディベートの題材にされることも多い。
3匹のお供は、それぞれ自発的になったわけでなく、桃太郎が持っていたきび団子と引き換えにお供についており、これは買収を正当化するものである。

や行[編集 | ソースを編集]

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役不足(誤用注意)
「与えられた役目が、その人の実力に見合わず軽すぎる」という意味。本来の意味からすると、自らに対して遣うことはまずない。
例えば歌舞伎の市川海老蔵さんが、映画で通行人Aを演じる場合を考えると、「市川海老蔵さんに通行人Aは役不足だ」となる。
謙遜するつもりで「私では役不足です」と言うと、実際には「私の実力からしてその仕事は軽すぎます」となる。この場合は「私では力不足です」というべきである。
やぶさかでない(誤用注意)
漢字では「吝かでない」と書き、本来の意味は「(それを達成するためには)いかなる努力も惜しまない」という意味だが、この言葉を知らない人に対してつかうと全く反対の意味に取られるので注意が必要。
「やりたくない」と言いたい場合に「え~俺がやんの?やぶさかじゃねーよ」と使うのは誤用である。
筆者は若手社員だった頃に上司に「私はやぶさかではありません」と言ったところ「寝ぼけてるのかお前」と言われてしまった事がある。

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横綱審議委員会(大相撲)
日本相撲協会が設けた横綱の昇進や続投などについて審議を行う外部有識者の団体。この団体に所属していても相撲観戦は木戸銭無料にならない。
一般的に外国(特にモンゴル)出身横綱に対しては執拗なクレームや不可解な苦言、日本出身者に対しては明らかなえこひいきを行う。そのためか未だに外国出身もしくは外国籍の委員が誕生したことはない。
外国出身力士を攻撃することにより日本人の排外感情のはけ口を作る役割も担っている。
なお横綱の品格もよく審議する団体ではあるが、各委員の品格の有無は問われない。過去には公共団体を私物化した人物やプロ野球選手を蔑視する発言を行った人物が委員長の地位にあったこともある。
読売新聞(マスコミ)
日本一の販売部数を誇る、日本一の新聞社。
傘下に、日本テレビ・読売巨人軍・よみうりテレビ・報知新聞・ラジオ日本などがある。
読売ジャイアンツ(野球)
「物事は必ずしもカネで解決するわけではない」という事実を解りやすく教えてくれるプロ野球チーム。
同じように広島東洋カープは「カネがなくても何とかなる」を体現している。
ただしここ最近の広島は「ある程度のカネがなければどうにもならない」という感じを与える。
福岡ソフトバンクホークスは「チームを強くするための適切なカネの使い方」を教えてくれる。
南海時代を知るオールドファンには隔世の感がある。
創設者の正力松太郎は「巨人軍は常に紳士たれ」という遺訓を残しているが、現在ではそれにそぐわない選手も少なからず在籍している。
つい最近、かつて横浜で盛んに行われた「マシンガン継投」を剽窃し、「選手だけではなく戦法もパクっていくのか」と揶揄された。
讀賣テレビ放送(マスコミ)
いくら「讀賣」という名称がついていようが、関西では阪神に媚びなければ生きていけないことを証明しているテレビ局。

ら行[編集 | ソースを編集]

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雷電爲右エ門(大相撲)
らいでん・ためえもん(1767年1月 - 1825年4月9日)は江戸期における大相撲の力士。信濃国小県郡大石村(現・長野県東御市)出身。
現役生活21年、江戸本場所在籍36場所中(大関在位27場所)で、254勝10敗。通算黒星が僅か10・勝率.962で、大相撲史上未曾有の最強力士とされている。
身体は現在としても大柄な部類に入る、身長197cm・体重169kg。母親が村の仁王像に「大きな男の子をお授けください」と祈った結果産れたとされる。
初土俵はいきなり関脇付け出しで、最優秀成績(※当時は優勝の概念がなかったが以後「優勝」と記する)を記録している。その後、年2場所(各10番制)の当時にあって、優勝28回を記録。
それも初土俵の3年後から4連覇、2回の休場をはさんで直後から7連覇、最晩年にも7連覇してそのまま引退した。連勝記録は44どまりだが、30連勝以上を4回記録している。
生涯成績(=幕内成績)254勝10敗2分14預5無41休 (35場所)。「相手が負傷する」という理由で、雷電だけ「張り手、てっぽう、かんぬき」を禁止される、というハンディを背負っての記録だった。
最高位は大関で、横綱になれ(なら)なかった理由は諸説あってはっきりしない。しかし「大相撲史上最強の力士」である点は異論が出る余地はなかろう。
大変な酒豪でもあり、一度に二斗(20升:36リットル)飲んだとされ、先の10敗は全て二日酔いによるもの、という伝説も残る。
相撲が強かっただけでなく、教養もあり、雷電が書き残した書物は「雷電日記」と呼ばれて当時を知る貴重な資料となっている。
生誕地には雷電が大関時代(1798年)に建てた自宅がそのまま残っていたが、老朽化のため、1984年に生家が復元されており、一般観光客も見学もできる。
かつてこれほどの大力士を輩出したにも関わらず、長野県からは長く優勝力士がでなかったが、2018年名古屋場所で御嶽海が優勝、県勢では雷電以来、実に208年ぶりの優勝であった。

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リベラル(政治)
どうしても「左翼」と名乗りたくない人たちが好んで使う政治的姿勢。
本来のリベラルは「左翼でも右翼でもない、自由な立ち位置」というような意味であるが、立憲民主党は旧民主党から左寄りの人たちが「排除」されてできた党なので、誰が見ても「左翼」である。
了解(誤用注意)
一般的には「目上の者が、目下のものに対して許可(了解)する」という意味。よって上司や顧客に対して使うと失礼になる。「了解しました」としても同じ。
  • 了解の本来の意味は「理解した」であって、この単語には許可を与えるの意味や上下関係を表す意味は無い。目上に対して気遣うならば「了解いたしました」であるならば謙譲語になるので失礼には当たらない。ネタに困ったTV局(マナー講師監修)が、キン肉マンの謎理論や隣国の歴史のようにトンデモマナーを生み出して、メシのタネにしようと生まれたものと考えられる。
通信、特に無線用語としては、上下関係は関係なく「今あなたが送信した内容は、(電波障害などの影響を受けることなく)正しく伝わりました」という意味なので、混同していると思われる。

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ロッキード事件(社会)
1976年に起こった大規模汚職事件。ロッキード社が全日空に対し、自らの旅客機・L-1011トライスターを売り込むために、当の全日空のみならず、政界を巻き込んで汚職を展開、現職の総理大臣・田中角栄が逮捕されるという前代未聞の事件だった。
…というのが表向きに伝わってる話であり、当時から「アメリカの陰謀ではないか?」とする意見が多数あった。政治家、それも田中角栄ほどの大物ならば、検察も警察も単独では手も足も出せず、逮捕されるなどあり得ないからである。
原因は1973年の第四次中東戦争で、この時イスラエルに味方したアメリカに対し、日本はイスラエルの同盟国と見られて敵対する産油国からの輸入を止められまいと必死になり、中東戦争では中立の立場を取った他、石油確保のための独自外交を展開した事とされる。当時は日本の石油利権はアメリカが独占的に握っていたためである……というのが大勢の見方。
アメリカの関与については、中曽根康弘(事件当時:自民党幹事長)の著書「私と角栄氏とキッシンジャーの言葉」の中でこう書かれている。「田中君が逮捕されてから間もなく、日本を訪れたキッシンジャー(編注:当時国務長官<日本の外務大臣に相当>)氏と二人きりで話していた折のことである。氏は、『ロッキード事件は、間違いだった。あれはやりすぎだったと思う』と、密かに私に言ったことがある。キッシンジャー氏は事件の本質、真相をおそらく知っていたに違いない。」
ちなみにこの本が出版されたのは2010年。事件から30年以上が過ぎ、当事者はそのほとんどが鬼籍に入り、中曽根自身も2003年に政界を引退して92歳になった年である。なお中曽根は2018年5月27日に100歳を迎え、いまだ健在である。
ただ本当の真相はアメリカの当事者にしか知りようがない。キッシンジャー氏は存命中(95歳・2018年7月現在)なので、今後何らかの発言があるかもしれない。
この事件は、日本の政治家に「アメリカを怒らせると痛い目に遭う」とのトラウマを植え付け、時の政権はとにかくアメリカの顔色をうかがうようになった。
なおこの事件では、賄賂の隠語として「ピーナツ」が使われた。100万円=1ピーナツだった。

わ行[編集 | ソースを編集]

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ワイシャツ(衣類)
衣類の一種で、前開きでボタンと襟とカフスがついているシャツのこと。ワイシャツの「ワイ」はホワイトの略である。「Yシャツ」と表記されることもあるが、これは誤りである。そもそもTシャツのように形で定められたものではない。カッターシャツ、ドレスシャツとも呼ばれる。前者は刃物のカッターとは無関係である。これはミズノの創業者が第一次世界大戦で「勝った」ことに因んだものである。広い意味では白もしくは淡色以外の色(色柄物)で同種の形をしたシャツもこの範疇に含めることもあるが、色柄物についてはカジュアルシャツとして分類され、ワイシャツから派生したものである。
両端にスリットがあるのはパンツがなかった頃の名残である。昔のワイシャツには1番下のボタンで後ろにあるボタンホールで留めていた。現在発売されているものには後ろにボタンホールがなく、1番下のボタンはスペアボタンとなっている。
グラビアや創作作品などでは男物のワイシャツを羽織ったり寝間着代わりに着た女性が見受けられる。これを彼シャツ、もしくは裸ワイシャツという。これとは別にワイシャツに似せたシャツワンピースもあるがあくまで雰囲気重視であり、似て非なるものである。
「ワイシャツ」は関東で「カッターシャツ」は関西の言い方。境界は静岡県と愛知県の県境あたりとか。
わいせつな行為(報道)
エッチな行為ではあるが、性交には至っていない場合の婉曲表現。元は刑法用語。
※法律的には「みだらな行為」とは、性交の有無以外にも若干異なる(「わいせつな行為」は、相手の同意を得ない、対象年齢が13歳以上である点など)。
刑法176条「13歳以上の男女に対し、暴行または脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、6月以上10年以下の懲役に処する。」
生活用語などの基礎知識
あ~お/か~こ/さ~そ/た~の/は~ほ/ま~わ