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ベタなウェブ小説の法則

  1. 基本的に、作者の自己満足の世界である。
    • よって、作品の質は、普通にライトノベルとして出版できそうなものから、ケータイ小説もびっくりの頭が痛くなるような代物までピンキリ。
      • でも、ライトノベル止まりである。
        • これで成功したのはSAOくらい。
        • あとはリゼロか。
      • ある作品の人気投票騒動をまったく無関係の別の作品のキャラでなぞっただけのSS、あの突き抜けたあとがきが無ければ誰が注目した事やら。(そもそも、そのあとがきが独り歩きして結局本編は殆ど言及されていないけど)
    • 最初から単行本を売り上げたり、ヒットを狙おうなどとは微塵も思っていない。
  2. 二次創作の比率も高い。
    • 超人気作品になると、本編のレビューが見たいのに、検索してみたらこの手のテキストばかり出てきて辟易する。
    • オリジナルを知らずに今流行っているからってだけで書くと、色々破綻していて叩かれる。
      • 口調、呼称、設定、…
        • 「メガほむは『マミさん』なんて言わねーぞ!」
        • 書いた後に原作の方で新たな動きがあった結果、矛盾してしまった場合もある。
          • 設定だけ存在する当時原作未登場のキャラをオリジナルキャラのように好き勝手に動かした結果、後にようやく原作で登場した時と比べてもはや別人になっている。
      • ただし、突き抜けると逆にネタと化す。U1やスパシンは代表的だろう。
        • だが結局は作者の考えた「すごいオリキャラ」が既版キャラの皮を被ったにしかならないが。
    • 本編が陰鬱な展開だと「どうしてこうならなかった」的な明るいストーリーに、逆に日常ほのぼの的な本編だと陰鬱なストーリーのものが出回るらしい。
    • やはりというか、その時流行している作品でたくさん作られる。
    • クロスオーバー。
      • 幻想入りしたり、鎮守府に着任したり、聖杯戦争に召喚されたり…
  3. 未完のまま年単位で放置されているものをよく見かける。
    • 掲示板のリレー小説なんかもその傾向が強い。
    • 大作小説を意識して書いたであろうものがこうなってしまっている事もある。
      • 作者のモチベーションの低下や個人的な事情(仕事が忙しいetc.)で小説執筆に時間を割けなくなったのが理由だろうか。
  4. ただの意味不明な流れを「シュール」でごまかす。
  5. 「アマチュア小説家」を名乗る。
  6. たぶん、ろくに、本読んでない。
  7. 賞に応募したものの早い段階で落選した作品をそのまま載せていることも。
    • 応募先に権利が帰属する事になる場合、色々とまずいかもしれない。
  8. 魔王と勇者。
    • RPGでよくあるようなファンタジー世界のベタやお約束をベースにしたストーリー。
      • ゆえに、登場人物に固有名詞は設定されていない。
        • 設定されていないが故に「誰のものでもない」ものと看做され共有しやすく書くための障壁が低くなるのだろうか、やたらと見かけるようになった。
        • なお、キャラクターなどに固有名詞を設定しない、シチュエーションを一般化して書くストーリーは「魔王と勇者」のみに留まらない。
      • 仲間キャラクターに名前が設定されていなかったRPG、特にドラゴンクエストIIIが根底にあるのだろうか。
        • ドラゴンクエストシリーズをモチーフにしたものもかなりあったはず。
          • 「魔王」というJRPGタームは、外国人には通じない。彼らはドラクエの元ネタのWIZや、TRPG文化で育っているが、なろう作家たちは知らないだろう。
    • 能力に応じて冒険者がランク(ないしクラス)付けされている。
      • 最上級は「Sランク」ないし「Aランク」で、その下で何段階かに分かれている。
        • 最下級はだいたい「Dランク」~「Fランク」あたり。
        • 主人公のパーティもだいたい最下級のクラスからスタートする。
    • 冒険やミッションはギルドで受注する。
  9. 18禁シーンの描写の上手下手が露骨。
  10. 主人公が死ぬと神様が別の世界に転生させてくれる。
    • たいていの場合とんでもない能力を持たせてくれる。前世では信仰が厚かったのだろうか。
    • 主に不慮の事故で亡くなる。
    • または、能力自体は変わっていなくても転生先では極めて有用なものである、というパターンが多い。
    • 前世では最強だったが今は平凡になった...と思いきや、最強たらしめた能力が残っておりそれで無双できるパターンも多い。
  11. 時々作者と作中の登場キャラが楽屋トークを繰り広げたりする。
  12. 商業出版では見かける機会の少ないニッチなジャンルを扱っている事もある。
  13. 情景・心理描写が少なく、ひたすら会話文が延々と続くといった映像作品のシナリオを文章化しただけようなものがあったりする。
  14. 2chなどであるような「安価(レスアンカー)で○○」系は、>>1をゲームマスターとしたTRPGのようになっている。
    • まとめられたものを見るのはさしずめ「リプレイ」か。
  15. やたらと主人公にハーレムを作りたがる。
    • 作者の妄想を具現化しているのか、やたらと主人公が複数のヒロインにモテまくる。
  16. pixivの小説投稿か「小説家になろう」に常駐している。
  17. 主人公は最強である。「優遇」どころか「介護」しているとまで言われる。
  18. 主な内容としては、男性向けが勇者・異世界転生(主人公最強もの)で女性向けが悪役令嬢もの(ヒロインをいびり倒していることがばれて婚約破棄)が多い。
  19. 最近はなろう系小説としての逆張りとして、モブや悪役転生の小説が増えてきたが、元々転生主人公がチート持ちの場合や原作主人公を噛ませ犬にして転生主人公を正当化してるため、逆張りにすらなっておらず、ただの弱いものいじめになっている。
  20. 古い時代は逆行・転生・最低系と呼ばれたエヴァSSやU-1のテンプレート。それが現在ではオリジナルキャラを用いてなろう系になっている。
    • その中間の時代に「ゼロ魔クロスSS」や「幻想入り」もあった。これもチート度は控えめだが、基本的には同じテンプレである。
  21. 作者の自己投影と思われるさえない男性が、死んで転生先でチートになるのがテンプレだが、チートだけではなく性転換もしていることがある。
    • しかし女性である意味はないどころか、男性の性的ファンタジーとしての女性に性転換している。もちろん女性が恋愛対象であることが多く、ジャンル名としては「TS百合」と言われるが、TS愛好家にも百合愛好家にも嫌われがちなジャンルである。
      • 大昔から言われる「メアリー・スー」の条項にも、「異性の名前を使う」というのがあったので、一種中二病のテンプレートなのだろう。
      • ただしまれに女性キャラである意味があることもある。
        • 男性キャラが死んで女性チートキャラに転生したのかと思いきや、むしろ女性チートキャラが本体だった、というどんでん返しがあることも。
  1. ケータイ小説は魔法のiらんどが主な投稿先なのに対し、こちらは小説家になろうが中心か。
  2. ケータイ小説が現代の恋愛を主に扱っているのに対し、こちらは勇者や貴族制度下での令嬢など、比較的昔を舞台にしているものが多い。
  3. ケータイ小説の主人公はどこにでもいるような、せいぜい容姿やスクールカーストの面で有利な学生程度だが、こちらは特殊技能を持つ場合が多い。
  4. 文章力や内容の問題が目立つのはどちらも同じ。
  5. こちらはたまに有名な作家が招聘されて人気作を書くことがあるのに対し、ケータイ小説はほぼ素人のみ。