ざんねんな武器・兵器事典

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武器・兵器[編集 | ソースを編集]

水蜘蛛(日本)[編集 | ソースを編集]

  1. こんな名前なのに水の上を渡ることはできない。仮に、裏に浮袋を付けたとしても浮力不足で沈む。
    • 本当に人が載って水の上を渡るにはマンホールのフタよりでかい水蜘蛛を付けて足を大開脚し、更に竿などで水底を突いて動くしかない(実際、そういうスポーツがある)。
  2. 現在では「浮き輪のように入って泳ぐ」とか「沼の上を沈まないようにかんじきとして使う」と言われている。

伏龍(日本海軍)[編集 | ソースを編集]

  1. こりゃ無いだろ的特攻兵器その1。名前はかっこいいが、その実態は「世界一悲惨な武器」と言われたほどひどい。
  2. 何しろダイバーが竹槍を持って爆弾で船の底を刺すだけという代物。
    • 視界が最悪なうえに棒が重すぎて水中でもまともに狙いを定められず、ちょっとでも傷付けばボンベ内の苛性ソーダが噴き出して中に漏れるという有様。実際、訓練中に死者が続出した。祖国の礎ともなれぬままこんなバカ兵器で散っていった水逝く屍になるとは…。
  3. 要するに本土決戦直前にしか使えなかったわけだが、使ったとしてこれが何の役に立つのだ…と思えて仕方がない。

桜花(日本海軍)[編集 | ソースを編集]

  1. こりゃ無いだろ的特攻兵器その2。名前はかっこいいが、実際はただのコックピット付きミサイル。
    • 脱出装置など無いので、発射した瞬間パイロットは死亡確定。
  2. あまりにひどい設計の為米軍は「BAKA BOMB」と呼称した。
  3. 誤解されがちだが、桜花による被害は甚大であった。駆逐艦1隻を撃沈、3隻を大破し戦線離脱。総死者は129名に及んだ。
    • ちなみに日本側の英霊は56名、発射したゼロ戦は10人、一式陸攻は372人が…ッて逆効果じゃねえか!!
      • 桜花はその機体の理不尽さが目を引きがちだが、こういった作戦を行う上でけん引していた飛行機のパイロットはほとんどがベテランであったため、ここで大勢のベテランが死亡し航空機の戦力低下に繋がってしまったのも著しくざんねんである。
  4. 小説『リーンの翼』では主人公がこの「桜花」で特攻した後に異世界転生するという設定で、後に機体のロケットエンジンとして再利用された。特にアニメ版では…。

62式機関銃(陸上自衛隊)[編集 | ソースを編集]

  1. 戦後日本で初めて開発された機関銃。
  2. 通称「言う事きかん銃」「ない方がマシンガン」と呼ばれるくらいダメダメな出来であった。
    1. そもそもが11㎏もあって持ち運びに不便。
    2. 部品の数が多すぎて点検に時間がかかる。
    3. 使用する度にネジがよじれたり、弾詰まりを起こす。そのくせ引き金から手を離したのに連射が止まらないことがあるという致命的欠陥あり。
    4. セミオート(連射しない)場合は割と当たるが、フルオート(連射)はすぐ外す。マシンガンの意味がない。
  3. 創作の世界においてもダメ銃の典型例とされることが多い。
    • 『ゲート 自衛隊彼の地にてかく戦えり』ではこれが配備されると決まった瞬間隊員が大反対したという描写まである。

80cm列車砲(ドイツ陸軍)[編集 | ソースを編集]

  1. その名の通り列車からぶっ放す大砲。ちなみにフランス陸軍も同様のものを開発していたが、ここでは触れないものとする。
    • その威力は甚大であり、一撃で7mのコンクリートを貫通したという。
    • 人類史上初めて大気圏を突破した物体はスプートニクでもV2号でもない、この列車砲弾(WW1:パリ砲)だァ!
  2. しかしあまりにでかすぎて「技術的には驚異的だが、戦術的には失敗策だ」と断言された。
  3. 戦後はミサイルが主流になり、軍艦以上に無用の長物となってあっさり廃れた。
  4. 動かすのに最低1400人。整備など含めば4000人必要だったと言う。
  5. 航空攻撃に軟弱だった。

パンジャンドラム(イギリス軍)[編集 | ソースを編集]

  1. 世界一有名な珍兵器といったら真っ先に浮かんでくるのはこれといっていいだろう。
  2. 元々はフランスへの上陸作戦の際にドイツ軍が構築したパ=ド=カレー沿岸のコンクリート壁を破壊するために作らせた。
    • 爆薬を詰め込んだ本体に巨大な車輪を二つとりつけ、ジェット噴射で突撃させるというコンセプトであり、実際に実験も何度か行われたが・・・
      • 砂浜ゆえに車輪が空転する、方向安定の装置など付いておらず明後日の方向に走るなど、実験はすべて失敗。軍のお偉方のいるところへ転がりパニックになることもあったという。
  3. 言うまでもなく開発は中止になった。しかしこれによりドイツ側が米英軍がパ=ド=カレー沿岸に上陸してくると誤認させ結果的に戦力を分けることには成功している。
    • そのため失敗前提の実験を人のいる砂浜で行いドイツ軍の耳目を向けさせることで本命のノルマンディー上陸作戦を成功させるための策だったのではないかと言われている。
  4. なお、アメリカ軍にはローリングボム、日本軍にはタイヤ爆弾とこれと似たようなコンセプトの兵器が計画されたがいずれも実際に開発されることなく没になった。

コウモリ爆弾(アメリカ陸軍→アメリカ海軍)[編集 | ソースを編集]

  1. 第2次世界大戦中に考案された生物兵器。
  2. コウモリに爆弾を括り付けて日本を襲わせようとしたが、コントロールできるはずもなく実験中に自滅した。
  3. その後、海軍に権限が委譲したが、既に原爆計画が進んでいたためボツになった。

犬地雷(ソ連軍)[編集 | ソースを編集]

  1. 第2次大戦で考案された犬に地雷を背負わせ戦車の下に潜り込ませるという代物。
  2. しかし実戦投入された独ソ戦ではドイツ軍ではなく友軍に被害続出。
    • 犬の訓練でソ連の戦車に潜り込ませていたのが原因だとか。