教育実習生

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全般[編集 | ソースを編集]

  1. どこかの大学から小学校だと1〜2年に1度のペースで来る。
    • 大学との連携研究及び教員養成に向けた実習を主な目的とする附属校は毎年何人も来る。大学によっては全員ここでの実習になる。
    • 附属校でなくても、大学と連携研究をしているところは下記の救済措置のために来る頻度も人数も多くなりやすい。
  2. 当たりはずれが大きく、担任と同じ様に接すると男子から嫌われる。女子は全員「美女」とか「イケメン」とかいう噂を広める。
    • とにかく女子と仲良くなろうとするが、男子とは仲良くしようとしない人も…
    • あたりの教育実習生はほんとに人気がすごく、(女子男子関係なく)離任式には号泣する女子も…
      • 小学校はこの傾向が強い。教科担任制をとる中高と異なり小学校は全教科を学級担任が指導する都合上児童と接する時間が多くなるため(専科での実習はないはず)。
      • 保育園・幼稚園はそうでもなさそう。幼児程度の年齢だと親近感がわく人は断トツで生みの親であり、実習生は他人程度の認識になるため。
      • 単純に触れ合う時間が極端に少ない養護実習生・栄養実習生は「いたっけそういう人」程度の認識になると思われる。
    • オタクも結構モテる。生徒と関わる中で趣味を全開にすると興味を持ってくれたり、そのコンテンツを知っている生徒と深くかかわれる。
      • ただし節度を持って。趣味を押し付けるのではなくそれを知ってないと分からないネタを差し込む程度にしよう。
      • もし趣味が同じ生徒がいたら話しかけてみよう。大抵の場合喜んで色々話してくれる。
    • 逆に教育実習生から見た実習校も当たりはずれがある。
      • 最悪なのは荒れている学校。ここに行ってしまうと(指導教員が忙しすぎて)実習で学ぶべきことも学べないし、指導実習も大変。あとは「実習生は公害みたいなものだが仕方なくやってやる」という態度のところもマズい。脱落を狙っているのか腹いせのようなスケジュールを押し付けてくることも。
      • 大学附属校はその設置目的上学べることは多いが、課題が多く大変。ある大学の担当教員いわく「みんな20時くらいまで残っていますよ(意訳:そのくらいまでは残れ)」。
      • 偏差値の高い高校や中高一貫校は指導実習は比較的楽だが生徒にバカにされることがあるんだとか。
      • 大学と連携研究をしているところは「あたり」。生徒の学力が高くいい子ばかりなため。先生からも生徒からも色々助けてもらえる。スケジュールも無理のないものにしてもらえる。
  3. 実習期間は3-4週間の場合が多い。
    • 大学や教育委員会によって方針が異なる。幼稚園・小学校は通常4週間。一方高校免許だけを取得する場合は2週間でOKな場合が多いが、応募条件として中学の免許も求める(中高合同で採用試験を行う)自治体や学校が多いため(埼玉など一部例外あり)、中学免許で必須となっている3週間での実習となる。
      • 明星大通信などは細かい日数の規定(当大学だと小学校18日以上、中学校15日以上、高校9日以上)があったり、東工大などは中学免許を取得する場合4週間の実習となる(当大学の場合1週間1単位となっており、母校で3週間の実習を行った場合は附属校で授業実習を含まない追加1週間の実習を行う)。
    • 1週間の実習は授業実習ができないため、上述の東工大の事例を除き1週間分だけ単位が足りない場合は2週間になる場合が多い。
    • 2020年ごろは新型コロナウィルス感染症対策のため、ボランティア(報酬額などで条件あり)した分実習期間が短いことも。
  4. 介護等体験と教育実習、どちらを先にやるかは大学の規定による。教育実習を中学免許分まで終えたことが条件のところもあれば、先にやらせるところもある。ただし法律上はどちらでもよい。
  5. 一番多いのは大学4年生。次に大学院生、まれに3年生がいる。
    • 実習年度に入学した人は、前年度に別の学籍番号で事前指導を受けた科目等履修生のみ。
    • 3年生で来るのは大学院飛び入学の人のみ。このタイプの人だとかなり過密スケジュールになる(教職課程は4年間かけて行うように組まれているところを3年間でやる。また専門課程も並行して履修することになる)上、大学の規定によっては学士課程中退になるため、学位授与機構を利用することになる可能性がある。
    • 実習前年度入学者は編入生か教職課程のみを履修するプログラムの学生のどちらか。
  6. まれに社会人が来る。このときの身分は教職関連科目のみ履修するコースの人もしくは科目等履修生が多い。正規学生でも通信制の場合が多い。
    • (会社員生活に疲れたなどで)教員へ転職すべく免許を取得する人がいるんだとか。3週間有給休暇(足りない分は欠勤となるが)を取って来ることになるが、会社側にバレると、「近々辞めます」「そろそろお前には従う気は失せてきた」といった意思表示にはなるかも。
  7. 学級担任制をとる保育園・幼稚園・小学校は基本的に保育学科もしくは教育学科から来る。教科担任制をとる中学・高校はそうでないところの学生の方が多い。
    • たま~に小中高全部取る人がいる。教育実習単位の一部しか流用できないため両校種で実習をすることとなる。
  8. 基本的には出身校での実習となる場合が多い。むしろ出身者以外の実習を受け入れない方針のところも多い。
    • 出身校以外だとその学校とコネがあるだとか、近隣の大学から協力依頼を受けただとかでしか受け入れてもらえない。
    • 従って海外の学校やインターナショナルスクールの出身だったりすると面倒。
    • 一応受け入れてもらえなかったときのための救済措置(コネのある学校を紹介してもらう、教育委員会が一括で受け付けて振り分けする自治体へ申し込むなど)は用意されている。
    • ただし都内公立学校は母校で内諾を得ても教育委員会が別のところへ(主にそこと近隣の学校)振り分けられることが多いらしい。実習生とかかわりのある人物が在籍しており問題になるとか。
      • つまり、ガール・ミーツ・ワールド(高校生の主人公が通う学校の先生が父親で、普通に授業で対面する)の事例は危なっかしいことらしい。
      • 別のところへ振り分けられるのは入試のない小中学校のみ。高等学校、中高一貫校・中等教育学校は内諾を得たところで実習となる。
    • 公平性の観点から勤務先での実習はできない(ただし実習開始までに退職しその証明を得られれば可能になる場合も)。同様にボランティアをしていたところも報酬額や従事した時間によってできるかどうかが変わってくることもある。
  9. 職業科目(工業・商業など)は実習が必要ない場合が多いが、それを義務付けている大学のために、まれに職業学科高校にも来る。
    • ただし、職業学科で実習し高校の免許のみ取得希望の学生を専門的に受け入れる。一般教科は前例がない場合が多く、指導できる教員がおらず受け入れできないことも。したがってこういった学校を卒業した学生も受け入れ先の確保に苦労することも。
  10. 一般的には各学校と個別に交渉して受け入れ交渉をする場合が多いが、初めから教育委員会に振り分けてもらう場合もある(東京・名古屋市・豊中市などの公立学校)。
    • 後者はその地域の学校を卒業した人のみ受け入れる場合が多い(それでも先に学校へ内諾を得るよう指示されることもある)。まれに外部出身者も認める場合があるが、そこに居住していることやその自治体の教員採用試験を受けること(名簿で照合されることもある)が条件として付いていたり、事前に教育実習へ向けた抱負作文を書かされることがある。
    • 電話交渉のみでOKが出るところもあれば、その後訪問して面接選考を受けるところもある。私立とか横浜市がそんなかんじらしい。
    • 学生の申し込みだけで教育委員会が振り分けてくれるのは入試のない幼稚園(一部自治体のみ)・小学校・中学校のみ。高等学校・中等教育学校と中高一貫校は事前に各校と個別に交渉し内諾を得ないと実習できない。
  11. 実習校での実習は1カ月もないが、事前活動がとにかく長い。受け入れ交渉や申し込みは前年度の始めに行い、ガイダンスを含めると前々年度後半から始まることも。
    • 最低2年かかる。ただしすでに大卒資格を持っており教職課程のみを履修する人は、最短2年で教員免許取得できることも。
    • 半年~1年で申し込み・事前指導・体験活動・事後指導まで完了する介護等体験とは大きく異なる。
  12. 下記の通り科目として明示的に事後活動とよばれているものは実習後の書類・レポート提出くらいだが、教職課程の最後に履修する「教職実践演習」も事後活動に相当する。実際これ自体教育実習の後に履修するパターンが多い(当科目開講中に実習へ向かう場合も履修できる場合があるが)。
  13. 実習全体で5単位だが、実習校で行う分は4単位(幼小は4単位固定、中高は高校のみ2単位・中学追加分2単位。東工大などは1週間につき1単位)、残りは前年度からの大学での事前事後活動の分。
  14. 大学卒業後実習をする人はくどいほど「学力に関する証明書」(教員免許取得に必要な単位の取得状況をまとめた証明書)を意識することになる。教員免許取得を目的とした科目等履修生の出願にはこの証明書が必要で、教育実習の履修にはある程度座学科目を修得している必要がある(大学によっては教職実践演習以外すべてとされる。多いのが「教員免許取得見込みであること」)。このためこの証明書を出してもらい、実習前に提出することになる。
    • 一方で、1大学でストレートに教職課程を終える学生はこのような書類の存在を知らないことも。
    • 教員免許取得に必要な科目は、1科目ごとではなく科目がいくつかまとまった「項目」を最小単位としており、この項目は1大学で満たす必要があるため、受講すべき科目に迷ったり、そのせいで教育実習の条件を満たさなくなってしまうことも。
    • 別々の項目なら別々の大学で受講してもよいが、各大学の課程では科目ごとの内容がつながっており、複数の大学で受講していると他の学生に比べ知識の過不足が出たり、教育実習の事前指導で不明点ができることも。
  15. 事前打ち合わせと実習中の毎日印鑑を持参する。出勤簿(実習の証拠。出勤日数を集計後、実習校からの評価表と一緒に大学へ返送)に捺印するためである。
  16. 大体7:45頃の出勤。退勤は授業実習の有無によって17-19時と大きく変動する。勤務時間中は忙しいというより時間がない。
  17. 授業見学をするが、自分の担当教科(科目)以外の見学も要することがある。
  18. 大学所定様式の日誌に毎日の報告(当日の時程と日記)、授業実習をやった際は感想に指導案添付、その他担当学級の時間割などを書く。
    • 中高の場合は担当授業の指導案を書く(もっというと、通常教科と道徳では様式が異なる)が、小学校の場合1日の学級経営案を書くんだとか。
    • 小学校は大変そう。小学校教員自体が全科担当のため授業時数=指導案の数も増えるし、学級経営案(1日の時程と生徒の健康管理の方策など)も必要となるため。
  19. 授業実習は2-3週間目から始まることが多い。私立などはまれに実習2日目からやらせることがあるらしい。
  20. 実習中1回は研究授業(指導評価を目的とした授業参観みたいなもの)を行う。
    • 通常の指導案は目標と時程だけ書いたものだが、ここでは単元指導計画やら評価基準やらいろいろ書いたものを作り、指導教諭の承認印をもらって全教諭+その他見学者全員に配布する。
    • 大学の指導教員も来る。授業中いろいろメモ(場合によっては撮影も)され、授業終了後色々言われる。
  21. プリンターが近くにあると非常に便利。指導案等の印刷に必要なため。
    • 遠方への実習などでホテルを使う場合は無料印刷サービスがあるところ(ルートインなど)やセブンイレブンが近くにあるところを選ぼう。
    • 職員室のプリンターと印刷室の高速コピー機もよく使う。なお、セキュリティの観点上個人PCで資料を作成した場合は学校のPCに転送することになる。学校の規定によってその方法は大きく変わる。大体USBかメール転送のどちらかを使うことになる。
  22. 職員室に実習生用のデスクを置くことは難しいため、会議室などが「実習生控室」となり、荷物置き場や作業場所はそこになる。
  23. 接する機会は幼稚園・小学校だと担当学級の生徒は1日中だがそれ以外の学級児童に対してはほとんどない。中学・高校だと授業(3週間だと50分×2-4回程度)と担当学級の学活(1日当たり朝夕各10分程度)くらい。いずれにせよ担当学級の生徒の方がふれあう時間が多くなる。
    • ただし他の学級の児童生徒や教員が全く知らないわけでもない。実習開始日に職員朝礼及び全校朝礼で挨拶をするため。
  24. 一般の教諭になるための実習生がほとんど。一応栄養教諭・養護教諭を目指す実習もあるがほとんど聞かない。このため当ページも一般教諭を目指す実習についての記述がほとんど。

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