長さ

ナビゲーションに移動 検索に移動

メートル(m)[編集 | ソースを編集]

  1. 普段の生活でよく使われる、最も身近な単位の一つ
  2. 元は子午線の長さの1千万分の1だったが、地球も伸び縮みするということで、却下。
    • 今は光が299792458 分の1秒間に進む距離という、ややこしい定義になっている。
      • そこは切りよく3,0000,0000m/s=30,0000km/sにしてもよかったのに。
  3. 漢字表記は「米」。
    • なのでcmが「糎」、mmが「粍」と、補助単位も全て米偏が使われている。
  4. 酒飲みが酔っ払うと、これが上がるらしい。
    • それは「計器」の「メーター」から来ている。
  5. 東側では航空管制でも用いられる。
    • 西側ではもっぱらフィート。
  6. 東南アジアの鉄道でありがちな軌間。
  7. 日本国が保有する「メートル原器」はシリアルナンバー22である。

ミリメートル(mm)[編集 | ソースを編集]

  1. メートル(m)、センチメートル(cm)についでよく使われる、最も身近な単位のひとつ。
    • 一般的な定規もこれを最小目盛りとしている。
  2. 1mm=1/1,000メートル。
  3. 肉眼で見えない、ミクロの大きさを実感するには「1/○メートル」というより「1/○ミリメートル」にしたほうがしっくりくるのでは。
    • が、科学や物理では相変わらず前者「1/○メートル」が主流になっている。1メートルでもまだ大きく感じるので「1/1,000メートル」だとまったく感覚がつかみきれない。
  4. 物のサイズをミリで言う(1cmのことを「とおみり」等)のが普通になってきたら技術者として一人前。

ミクロン(μ)[編集 | ソースを編集]

  1. 百万分の1mのこと。
    • 別の言い方をすれば「1/1,000ミリメートル」のこと。
    • 正直、基本単位の「メートル」の長さがまだ大きいから「1/100,0000メートル」といわれても感覚がつかみきれない。
    • 「1/1,000mm」=「(1m×10-3)÷1,000 」のような表現だったら、まだその小ささを少しは実感できるんだが。
  2. 微生物の分野でおなじみ。
  3. 正式にはメートル法のマイクロメートル(μm)が正しい。
    • 一般的にはミクロンの方がポピュラーだが、マスコミなどではμmで統一するようになった。
      • μはSI接頭辞のマイクロ(μ)と紛らわしいため使用を避けるようになった。
      • 1000分の1ミクロンの意味でミリミクロン(mμ)も使われていたが、同様の理由で公式にはメートル法のナノメートル(nm)が用いられる。
  4. 最近トレンドのPM2.5は、2.5μ以下の微粒子のこと。
    • 午後2時半によく出るからだと思っていた人が…そんなにいないか。
  5. 「ミュー」と言う場合もある。

オングストローム(Å)[編集 | ソースを編集]

  1. μよりも微少な単位。100 億分の1mのこと。
  2. 微生物よりも小さな原子物理学で使うことが多かったが、公式にはメートル法の0.1nm(ナノメートル)を用いている。
    • このオーダーを扱う場合(分子、紫外可視吸収スペクトルなど)、書籍によってどちらの表記を使うか決まっていない。
  3. 創作でこの単位を使用したのは『ウルトラマンメビウス』に登場したディノゾールくらいか。
  4. アームストロングとたまに間違える。

フェムトメートル(fm)[編集 | ソースを編集]

  1. ナノメートル(nm)の千分の一(pm)のさらに千分の一。
  2. かつては「フェルミ」とか「ユカワ」という通称が使われていた。
    • 「フェルミ」の略記は「fm」で、今のと同じ。

[編集 | ソースを編集]

  1. 手を広げたときの親指と中指の間の長さ。
  2. 東アジア一帯で使われているが、国によってその長さはバラバラ。
    • 日本国内に限っても、かなり違いがあった。現在では10/33mとしている。
      • カネ尺とクジラ尺だっけか。
  3. 同系列に「寸=1/10尺」「丈=10尺」「間=(以下略)」「町」「里」がある。
  4. 転じて、物差しそのものの意味に使われる。
  5. アニメやテレビ番組など映像制作の世界では、時間の長さの意で用いられる。
    • 明らかに不要なシーンや回想を入れて時間を引き延ばすのは尺稼ぎ、それでも最後の方で時間が余ってしまうのは尺余り。

ヤード(yd)[編集 | ソースを編集]

  1. 尺と同様に、人間の体のサイズを元にした長さ。
    • 元はウェスト周りの平均サイズだったが、鼻先から親指までの距離という定義もある。
  2. 主にイギリスとアメリカの2ヶ国で使われている。
    • かつては両国で微妙に長さが違っていた。
    • そのため、戦後国際ヤードを定め、現在では=0.9144 mとされている。
  3. 同系列に「インチ(in, ″)=1/36yd」「フィート(ft, ′)=1/3ヤード」「マイル=1760ヤード」などがある。
    • 「″」は秒の記号として使われることもあるが、本来はインチが本家。
    • いずれも十進法にはなっていないないので覚えにくい。
    • 基本単位のヤードより、インチやマイルの方がなじみがある。
      • ディスプレイのサイズはcmよりインチの方がデフォ。
      • 鉄道ファンにおなじみの軌間1067mmは3.5フィート。
      • 標準軌1435mmは4フィート8.5インチと中途半端だが、5フィートから車輪の幅を差し引いたものらしい。
      • ヤードはゴルフファンアメリカンフットボールファンにはなじみがある。
        • これによって、得点が0となる打数が決まる。
      • SI単位でないにもかかわらず、車輪の径、幅についてはインチが正式に使われる。
    • ゴールまでの距離を表すハロンもある。
      • 競馬限定の単位。
    • 「フィート(feet)」は「足」を表すfootの複数表現。つまり人体由来の単位。
  4. スコットランド・ヤードのヤードはこちらが由来ではなく、「敷地」の意味。「貨物ヤード」などのヤード。
  5. ヤードで距離が分かるのはゴルフやってる人。

海里(NMなど)[編集 | ソースを編集]

  1. 領海やEEZ(排他的経済水域)の設定の時に使う。
  2. 地球上、緯度1度分の長さを元にしている。
  3. 英語では「sea mile、またはnautical mile (海上マイル)。だが、尺貫法の「里」ともヤードポンド法の「マイル」とも関係がない。
    • マイレージサービスの「マイル」はこっちのsea mileが由来。
      • いわゆる「マイレージサービスの1マイル」(1海里)は約1,852メートルであるのに対し、「ヤード・ポンド法の1マイル」は約1609.344メートルと、242.656メートルも差をつけ、水増ししている。
  4. 国際的に統一された単位記号はなく、NM、Nm、nm、Mなどが使われている。
    • 日本語ではもっぱら漢字で「海里」が使われる。
      • 漢字一文字では「浬」と書く。
    • ナノメートルと紛らわしい。
  5. 海狸のこと…ではない。
  6. 海上保安庁や海上自衛隊の学校で実施される「遠泳」におけるマイルも、海里のことである。

光年(ly)[編集 | ソースを編集]

  1. 光が真空中で1年間に進む距離。天文学やSFでよく登場する。
  2. 時間の単位だと思っている人が多い。
    • ポケモンかよ。
  3. 記号は「ly」だが、日本では○光年と書くのがデフォで、まったく使われていない
  4. 同じく天文学では、パーセク(pc)、天文単位(au)も使われるが、一般にはなじみがない。
    • 1天文単位は地球と太陽との平均距離。

ミッキー(Mk(?))[編集 | ソースを編集]

  1. PCマウスの移動距離の単位。
  2. もちろん、由来は某鼠園の主から。
  3. 便宜的に「Mk」の記号を使うことがあるが、公式なものではない。
  4. 1Mk=1/100インチ=0.245mm
  5. 1Mkのマウス移動で、画面上カーソルが何ドット動くかを「Mk/ドット比」で性能を測る。

キュビト[編集 | ソースを編集]

  1. 世界最古の長さの単位。
    • 8千年前(!!)のメソポタミアで、王の肘から指先までの長さ=50㎝弱を表した。
    • エジプトでも使われており、現在でもかなりキリのいい数字の為1m=2キュビトとして換算されることが多い。
      • 旧約聖書にも登場するので、エジプトの外縁地域でも用いられていた模様。但し、そっちでは1キュビト=44センチ。
  2. 「キュービット」と書かれることもあるが、「キューピッド」と紛らわしい。

スタディオン[編集 | ソースを編集]

  1. ギリシャで使われていた長さの単位。
    • 日の出の瞬間から、太陽の(見かけの)下端が地平線を離れるまでの間に人間が歩ける距離という、無駄にロマンチックな単位。
      • 1スタディオンは約180mくらい。
    • 決めたのはヘラクレスということになっている。
  2. 陸上競技のトラックに1スタディオンが使われていたので、後に競技場の事を「スタジアム」というようになった。