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ベタな通信制大学の法則

ベタな通信制大学の法則

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  1. 入学試験を課すことはない。
    • だが卒業試験は思った以上に難しい。
      • 慶應義塾大学の通信だと、高校の成績が劣悪である場合とかは書類選考の時点で落とされる人もいる。
    • 学士課程は志望理由書や勤務先の上司・出身校の教員など(家族や知人は不可)による人物評価(各能力の評価や所見を書く、推薦状みたいなもの)の提出が必要だったり、面接や小論文がある場合も。
      • 志望理由書は、①自分が学びたい分野・取得したい資格を要する職業の現状の課題、②それに対し自分はどうしたいか、③なぜこの大学を選んだのか、④②を③で解決できることを述べ、自分が学びたいこと、⑤自分の将来展望を述べれば埋まる。
    • あとは、志望理由書におかしなことを書いたとか、人物評価や面接がひどい出来だったとか、過去にその大学で何かをやらかしたとかで落ちる感じだろうか。
    • たまに適性検査を行うところもある。
    • 通学課程の大学が入学者を選抜するのは設備のキャパシティを超える分の入学希望者を辞退させるため。一方通信制はこの問題に陥らずほぼ無限に学生の受け入れができるので入学者選抜が必要ない。ちなみに、通信制大学は偏差値表に載らない。
      • 学修にあたり最低限の資格(高卒またはその見込み・特修生は中卒及び年齢)・学力・人間性(志望理由書や過去の在籍状況で、安全かつ意欲的に学修ができるか)を確認する程度である。
      • 募集定員は数千人から多いところだと1万人以上。通学制でも同じように見えるが、あちらはたくさん学科があっての人数だが、こちらは1-2学部でこの人数となっている。
    • ただし、人数が厳しく制限される大学院や実験実習科目やそれを含むコースを選択する場合はふるい落としが目的の選抜試験が行われることもある。
      • 実習科目だと、精神保健福祉士や大学によっては社会福祉士については選抜試験を入学前或いは在学中に課す大学がある。選抜試験に合格できなかった場合は実習系科目の履修ができなくなるので大学卒業だけで受験資格取得ができない。(救済策としては、基礎科目だけ取得して短期養成校へ行く方法がある)入学前説明会や案内に書いてあるんだけどちゃんと読まない人が多いからかよくトラブルになっている。資格を目指す方は入学説明会とかで納得するまで話を聞くこと。
  2. キャンパスまで距離がある人向け。
  3. 卒業を目指すにはゼミも受けなければならない。
    • 卒業要件のうち、単位の2割近くはゼミなので受ける必要がある。
    • ゼミの受講日は土日なので週休2日でない人には行きづらい。
    • 大学のキャンパスだけでなく、提携校や全国各地で開催してくれることも。
    • スクーリングは追加料金となることも。
  4. 社会人でも在学する人はいる。
    • なので、平均年齢が高くなりがち。年齢が高いと本当にいろんな人がいる。
    • 学割目当てで入学する人もいる。パソコンソフトのアカデミックライセンスなど。
    • 年末調整や確定申告で「勤労学生」に該当すると税金が安くなる場合がある。
  5. 中卒・高校中退でも入学することができる。
    • 特修生制度を利用し、所定の単位を取得すれば正規の大学生になることだってできる。
      • 入れるのは同じ大学のみ。他の通信制大学や通学制の大学の入学資格を得ることはできない。なお、卒業してしまえば他の大学や大学院への入学は可能になる。
      • これを利用して他大学への入学資格を得たり、編入を目指したりする人もいる。例えば放送大学だと、千葉大学への編入を目指すための科目履修コースを公式に設けているほど。
      • ちなみにこの制度を使って卒業できなかった場合には大学中退とはならず中卒になってしまうこと、通学課程への編入はできない点が要注意。
      • 特修生で有名な方では、旧司法試験で一次免除の為に近畿大学通信課程に在学して司法試験合格した方がいる。ちなみに中退してしまった為に大学卒業とならず中卒で弁護士になったという事になった。
        • 逆に「名門大学中退」という学歴ロンダリングのために使われる場合もある。例えば慶應義塾大学の通信だと入学してすぐ中退すれば表面上は「慶応中退」になる。当然履歴書では全日制か夜間部か通信制かを明記しないとまともな履歴書として見なされないため、ぶっちゃけ最終学歴の課程まで明記しなくとも良い政治家やインフルエンサーの箔付けぐらいにしかならない。
  6. 卒業にかかる日数は人それぞれで早い者は短大生並みに2年で卒業する人だっている。
    • 他大学で相当数の単位を取得した人も多くいる。このため2-3年次編入が当たり前のように行われている。入学案内にも2-3年次編入での出願方法が大々的に書かれている。
    • 通学制の大学では2-3年次編入は高等専門学校卒業者に限られていることがある。また事例が少なく入学案内には書かれていないことが多い。
    • 逆に10年間かける人もいる。通学制は標準在学年数の2倍までしか在学できず、学部では1年次の留年も1回まで(特別な事情があればもう1年の留年も許可される)場合が多いが、通信制はそこが緩めになっている。
  7. 通信制の大学だと実験がない文系が多い。
    • 私の出身校は理系の科目もあり、ゼミで実験もありました。
    • せいぜい教育学部で理系科目を多めに取れるくらい。理学部・工学部といった理系の学部はないと思う。
      • 一応、理工学部ならある。ほぼ情報工学だけど内容は明らかに理系。また、建築が学べる大学もある。
    • 通学制の大学より学部・学科がかなり少ない。1,2学部程度しかない。
  8. 日本学生支援機構からの借金を返済したくない場合は、確かに通信制の大学に在籍するための少額の授業料は発生するけど、放送大学とか永遠に通信制の大学に在籍し続けると今のところ借金を返済しないですむ。
    • 2020年度から在学猶予は通算10年までになったとのこと。
  9. 時間の都合上通学制の大学へ通えない社会人が国家資格を取得するために入学するケースが多い。このため大卒者を対象とした国家資格取得のみを行う課程がある場合もある。
    • 実習科目も受講できる(ここでも科目等履修生では履修不可の場合が多い)。また正規課程だと実習科目は高学年にならないと履修できないが、このコースではすぐに受講できる(ただし、実習前の講習で1年を要することがあるが)。
    • この課程では学士は得られない。十分な単位が取れたら退学となる。このため退学届の理由欄にも「国家資格取得」「目的達成」といった選択肢がある。
    • 学士資格や一部科目の履修制限以外では正規の学生と同じ扱い。学割も使える。
  10. スクーリング科目や実習科目を除いてはいくらでも受け入れられるため、科目等履修生の枠が大きい場合も。特に放送大学。
    • 科目等履修生は正規課程の学生の履修に支障がない範囲で受け入れるため定員が決まらないが、通信制だとそれが大きいため基本的に入れる。放送大学だと募集定員を公開しており、正規の学生を15,000名募集するのに対し科目等履修生は40,000名も募集する。
  11. 通学制の大学より大幅に安い(国立1年分程度で4年間過ごせることも)が、履修登録料や継続在学料がかかったり、授業料が単位ごとに加算される方式だったりと、細かくいろいろとかかってくる。
    • 対面授業は追加料金がかかることも。
  12. 普通の科目は期末テストと一緒に通信指導がある。レポートか問題集だが、これに合格しなければ期末テストは受けられない。
    • レポート合格が期末テストに間に合わない、あるいは規定の回数を超えて不合格の場合はその場でその科目の不合格が確定する。なお、次学期に学籍があれば途中からやり直すことができる。
    • 通信指導合格は期末試験の受験資格にすぎず、最終的な成績はテスト(スクーリング科目は授業内)の成績で決まる。
    • ただし、試験がほぼ完璧でも最高評価にならないことがある。評価基準は非公開のため、通信指導課題の成績も加味している可能性がある。
      • とはいえ試験結果と最終成績だけが公開されそれらが違うと不信感がわくので同じにしてある。
    • 大学によっては通信指導課題の成績も公開し、それを加味していることがわかるようになっている。
    • 放送大学のように通信指導課題の点数がすぐにわかり、合否も指定日に一斉公開となる場合もあるが通常はわかるのは合否だけでそれがわかる日もバラバラ。
      • 長いと1カ月以上。本部は2カ月を目安としてそれを過ぎる場合は連絡するよう指示していることもある。一方短いと数日、タイミングがよければ1時間で合否を出すためポータルサイトの反映が間に合わないこともある。
    • 提出方法も第四種郵便物かオンラインかで統一されていない。オンラインでも択一式、記述式、添付ファイルを出すものといろいろある。なお、添付ファイルで提出する場合は書式が崩れるのを防ぐためPDFとし、ファイル名とプレビューで内容を確認してから提出すること。
  13. 学習→通信指導課題→テストとなるのが一般的な履修方法。スクーリング科目はこれらを対面授業の中にまとめた感じ。
    • 科目によってはテストの時間帯が重複しており、選択した1科目以外の単位取得をあきらめる必要が出てくる場合もある。
    • 基本的にスクーリングは土日のうち1-2日で完結する。
  14. 教科書もある。履修申告したら送ってくる。授業は映像を見る場合も教科書を読んで終わりの場合もある。
  15. 通信指導科目と対面授業の両方の形式があり、選べる授業もある。
    • 前者はテストで、後者は授業内での評価で成績が評価される。やむを得ない事情がある場合以外は両方とも在宅ではなくどこか会場へ足を運ぶことになる。なお、場所や時期が何回かある場合も多く、受けた場所で評価は変わらない。
  16. 現状、医学部・薬学部・歯学部はない。
    • 必要なものは対面授業科目でやろうと思えばできそうではあるが。
  17. 学割も申請できるが、通学制の大学より厳しくなっている(帰省旅行不可)。
    • 通学制の大学では証明書発行機で自動発行できるが(一応理由を聞かれるが、適当に入力すればよい。行き先等は空欄なので自由に使える)、通信制では先に経路や理由を細かく書いた申請書を書いて審査を受ける必要がある。
    • 近畿日本鉄道は学割証で通常の乗車券も割引が受けられるのだが、大学の規定でJR線(「旅客鉄道会社線」と呼ぶこともある)しか利用できない場合がある。
    • 高速バスの場合、学生証の提示だけで学割料金で乗車できる。
  18. 出願の際、高校卒業を証明する書類として、高校の調査書以外も事前審査なしで受け入れてくれることが多い。大学・短大・高専・専修学校の卒業証明書や、大学の場合在学・成績証明書(2年以上の在学が証明できればOK)でもよい。
    • 高卒後5年を経過し調査書を発行してもらえない志願者が多いからか。
    • 旧制中学校、高等女学校、師範学校や、陸軍士官学校、海軍兵学校など継承する教育機関が存在しない場合もある。
  19. 通学課程への編入学枠があることも。また他大学編入や留学のため入学するケースもある。
    • このため退学届の理由欄に「通学課程編入」という選択肢がある。
  20. 国家資格取得へ向けた実習科目がないため他大学を探す、あるいは科目があっても実習先を自分で探し交渉することになる場合が多い。
    • まれに大学側が紹介してくれて特別枠で受験しその大学の科目等履修生になれる場合(この場合、出願期間から単位認定までの間は派遣先の大学と両方の学籍が必要)や、国または地方自治体の規定や系列施設の存在から実習先を紹介してくれる場合もある。
  21. 通信指導課題は第四種郵便(往信15円・返信15円・合計30円)での提出となる場合が多い。このため課題はブックカバーのようなものに挟まれた形になっており、封をしても中が見えるようになっている。なお、通学制の大学より提出様式の不備(返送先や学籍情報の正確かつ漏れのない記入、切手など)に厳しく、1か所でもあったら突き返される。締め切りに間に合わなくても自己責任となる。
    • 第四種郵便は安い代わりに通常より時間がかかる(+1-2日)。また、到着確認ができなかったり、(可能性は低いが)郵送事故にあう場合もある。このため、余裕をもって出すか、料金が20-40倍になるが特定記録や速達といったオプションをつけたり、受け付けているなら大学本部へ直接提出しに行くのも一つの手。
  22. 通学制と比べ、多くの科目を好きな場所で履修するため、自己管理能力が求められる。
  23. 通学制の大学では卒業研究か、最低でもゼミを履修するのが一般的だが、通信制では卒業研究を履修しないで卒業する学生が多い。
    • 卒業研究がない大学もある。
  24. 近年は通信制大学とのダブルスクール制度を導入している専門学校も多い。
    • 専門学校で資格やスキルの習得を目指し、大学で学歴と教養を身につけるという、ハイブリッドな人材の育成を目的としている。
    • 正直、めちゃくちゃ勉強が忙しくなるので、生半可な気持ちではやらない方が良いかも、、、、、
    • IT系の専門学校だと、こここことのダブルスクール制度を導入しているところが多い。
  25. 通信課程しかないところもあるが、通学制ももつ場合が多い。
    • 後者は必要設備の観点から、通学課程の施設の方が充実しているが通信課程の建物はキャンパスの外れにある1フロアの小さな事務室だけ。スクーリング科目は通学課程のものを間借りする。
    • 通学課程の施設や事務窓口は利用できない。
    • 試験を経て通学課程へ編入できることも。
  26. スクーリング科目は大学本部以外でも開催してくれることも。どこかの貸し会議室が会場となる。
    • スクーリング科目以外で通学するとすれば、試験や卒業試験、書類(通信課題)の提出くらい。
  27. 学生は数万人単位でいるのに事務員は数人程度で回しているため、四種郵便で提出した場合通信課題の提出状況はリアルタイムでは反映されない。また電話もつながらないことが多い。
    • 配達に数日、受け付け開始まで1週間程度(日々大量の郵便物が届くため)、答案や返信先等のチェックに数日。つまり採点が開始されるまで2週間はかかる。それから採点に2週間程度かかり、結果通知から返送まで1週間程度。つまり郵送だと1サイクルに2カ月ほどかかる。一方オンライン提出の場合は提出した時点で採点開始となり、早いと数日で採点完了となる。このように効率的なため、オンライン提出に切り替える大学が出てきた。
  28. 最近は各大学でBYOD化が進み学生にパソコンを購入するよう呼び掛けているが、通信制大学はパソコンがないと学修そのものができない。
    • 以前の放送大学は、関東地方はテレビとFMラジオ、その他の地方はBS/CSテレビがあれば学修できた。
  29. (大学が公認している)サークル活動は基本的にない。まれに自主的に結成してメンバーを募集している場合がある。また通学制の方にも問い合わせれば入れされてもらえるかもしれない。
  30. 日本にいながら海外の通信制大学に入学することも可能である。もちろん英語や現地言語の能力が必要。
  31. 通学制だとカリキュラムの都合上難しい10月入学も一般的。
    • 基本的にどの科目も毎学期開講されている。講義のないタイプの大学ならそのような問題自体が起こらない。
    • 試験が随時開催されており、任意のタイミングで単位修得ができることもある。この場合単位修得の証明は合格後すぐに反映される(通学制だと学期末または学年末になることも多い)。
  32. スクーリング科目以外は講義がないことも。この場合テキストを読んでレポートを書き試験に合格すれば単位修得となる。
    • さらに、2020年代は感染症対策のため試験も在宅で行うところも多かった。答案を作成し同封の返信用封筒にて送り返せばよい。答案用紙受領から締め切りまで1週間程度の余裕があるが、実質無制限である(オンライン実施の大学除く)。
  33. 証明書を取り寄せる際、郵便為替での代金支払いを求めていることがある。そもそも郵便為替(定額小為替)の存在をこれで初めて知った人も多いのでは。
    • ゆうちょ銀行公式サイトでは、受取人を書いてから送れとあるが、大学側はそうしないよう指示していることも。
  34. 保証人不要のことも多い。生計を別にする人なら誰でもよいのだが、親くらいしか選択肢がなく、その親も死去していることがあるからか。
  35. 学修や通信指導課題は在宅でできるが、公正を期すためか試験は基本的にどこかの会場に赴いて受験する。
    • 通学課程の建物や系列大学、貸し会議室などが会場となる。放送大学は全国各地の学習センターとなる。
  36. 通学制の学費は年額が決まっているが、通信制は正科生も科目等履修生と同じく履修科目数に比例した金額となることがある。
  37. 基本的にスクーリング科目は集中講義形式。9:00-18:00(60分程度ごとに10分程度・12:00-13:00に昼休憩)までが3日程度ある。
    • 毎週講義があるような科目だと、遠隔受講ができても通学制とみなされる。