中国当て字大辞典

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  1. 中国語は外来語は漢字で表記する。
    • 中国語を学ぶ外国人は当て字の難しさに混乱してしまう。
  2. ファーストフードにはマクドナルドは麦当労(マイダンラウ)、ケンタッキーは肯徳基(ケンダッジ)、モスバーガーは莫斯漢堡(モスハンバオ)、ミスタードーナツは美仕唐納磁(メイスタンナッツ)。
    • マクドナルドは英語読みで『ミクダノウ』。現地読みを当て字にした例である。
      • 広東語読みだと「マットンノウ」なので、むしろこっちの読みを当てたのでは。
      • 2017年、マクドナルドは企業名を当て字から中国語で「金のアーチ形の門」を意味する「金拱門」に改称。但し店舗名は「麦当労」のままだという。
  3. しかしスターバックスは『星巴克』と読む。
    • ソ連のスターリンの当て字が『斯大林』であるから『斯大巴克』と読みそうだが、一部は中国語で一部は当て字。ややこしい。
  4. 北京オリンピックでは国の参加順が当て字の画数順らしい。
    • ただしこれは最初のギリシャと最後の中国は別。
    • 日本は23番目。
  5. 国名は『~ランド』がつくのは蘭と読む。
  6. 元素には全力で当てまくる。
    • 元々漢字表記が無い元素にはわざわざ漢字を作る。
  7. 時には日本語でさえも発音から当てることがある。
    • 例えば「一番」は「一級棒(イージーバン)」。これは意味も掛けている。
  8. たまに巧い当て字を披露してくれる。
    • コカ・コーラの例が有名。
      • あとはスバルも「速覇陸」。ラリーで強いだけのことはある。
        • 当て字を考えるプロもいるらしく、企業が中国に進出するときには、そういう人たちに当て字作成を依頼する。
      • コカ・コーラは当初「蝌蝌啃蜡」と表記していたが漢字の意味が悪く売れ行きが伸びず、表記を「可口可楽」に変更した後に売れ行きが伸びたという。
    • 「ハッカー→黒客(ヘイクー)」も個人的にはうまいと思う。
    • かつての日本エアシステム(JAS)は「日本佳速(ジャス)航空」。発音と意味合いが個人的にうまいと思ったが、この「佳速」を日本の本社側も気に入ったのか、これが変じて「Good Speed Always」というコーポレートスローガンにまでなったのは珍しいパターンである。
    • ミニスカートは「迷你裙(あなたを迷わせるスカート)」。これも中国語と当て字のミックス。
    • キヤノンは「佳能」。高品質・高性能を連想させてて上手いと思う。
    • エディオンは「愛電王」。家電への愛の強さを連想させて上手いと思う。
  9. 必ずしも漢字を当てて表記するとは限らない。
    • 「カラオケ」は「卡拉OK」だそうだ。
    • 「ドラえもん」は「哆啦A夢」。
      • 元々は「機器猫」か「小叮当」だったのに版元の意向で今のものになった。
        • その版元の意向とは「各言語で『ドラえもん』の原音に近い発音にしてほしい」というものであるのだが、それに則ると中国語で「A」の発音を漢字で当てられないがためにこうなった。
  10. トランプ大統領は「特朗普」
    • 別にらかであるのが
    • 「川普」と使う場合もある
      • 「川普」は主に台湾で使われる。
    • トランプ大統領もそうだが、当て字全般で「」については「」が当てられるのが普通。
      • なのでシャープも「夏普」である。
  11. 国名の当て字はいい意味を持つ漢字のみ使える
    • 露国は「露西亜」ではなく「俄羅斯(エロス)」。その「エ」は一体どこから来たものでしょう…
      • 実際の発音は「エロス」ではなく「オロス」に近い。要するに「オロシヤ」と同じ。
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