小選挙区/東海
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< 小選挙区
- 静岡市葵区・駿河区
- 総裁選にも出馬したことで知られる自民党のベテラン・上川陽子のお膝元。
- もちろん、『1区現象』とは無縁。
- 島田市・焼津市・藤枝市・牧之原市・榛原郡
- 自民党が強い保守王国。
- ただ、政権交代の2009年は民主党に敗北。
- 磐田市、袋井市、掛川市、菊川市、御前崎市、森町
- ヤマハ発動機のおひざ元ではあるが、意外にも自民党が強い選挙区。
- 静岡市清水区・富士宮市・富士市の一部
- かつては国土交通大臣などを歴任した自民党の重鎮・望月義夫が強固な地盤。
- 望月死去後は、自民党の深澤陽一と国民民主党の田中健による「自民 vs 非自民」の激しい一騎打ち。
- 三島市、富士市(旧・富士川町を除く)、御殿場市、裾野市、小山町、函南町
- 当初は自民党の斎藤斗志二が強かったが、静岡県全体の議席が1減になると、なくなった旧7区から細野豪志が回ってきた。
- その細野は地盤を着々と固めて2009年に斎藤を引退に追い込み、以降も党を転々としつつも圧倒的な強さで君臨している。
- 富士市は公明票が多く御殿場市は三菱城下町。つまり公明票の割合が県内で最も高い。
- 沼津市、熱海市、伊東市、伊豆市、伊豆の国市、下田市、清水町、長泉町、松崎町、河津町、西伊豆町、東伊豆町、南伊豆町
- 伊豆半島の大半を占める選挙区。
- ただ、旧伊豆国でも三島と函南は5区だったりする。
- 民主の渡辺周が強い選挙区だったが近年は自民の猛追を許している。
- 渡辺は父親が沼津市長だったこと、民主の中では保守色の強い旧民社系だったためかつては保守層にも食い込んでいた。
- 近年の状況は、民主の迷走で保守層が離れているようにも見える。
- よく見りゃ、渡辺が選挙区で負けたのは「立共連携」の2021年と「立公→中道」の2026年…
- 浜松市中央区(旧西区、北区の三方原地区)・浜名区・天竜区、湖西市
- 要は「平成の大合併で浜松市になった地区+三方原地区+湖西市」である。
- 小選挙区になった当時は9区だったが、静岡県全体の議席が1減となり、7区に変更された経緯を持つ。
- 7区になってからは自民・城内実が盤石。民主政権を生んだ2009年も城内が取っている。
- しかし、その前の2005年は城内が落ちている。この時の城内は郵政民営化造反組として自民公認が得られず、刺客として送り込まれた片山さつきに敗れた。
- 浜松市中央区(旧西区・北区の三方原地区を除く)
- ほぼ、「平成の大合併以前から浜松市だったエリア」。
- 静岡の中では都市型の選挙区であるうえ、スズキとヤマハの労組を抱えているため、県内では風に左右されやすい選挙区である。
- 名古屋市の東区・北区・西区・中区
- 河村たかしのお膝元。
- そのため、かつては新進党→民主党が強い選挙区であった。
- 2009年に河村たかしが名古屋市長に転出してからは、民主党が大勝したが、その次の選挙で自民党が初勝利。
- その後、民主党系の分裂や野党勢力の多党化もあり、自民党が4連勝。
- 2014年には減税日本が候補者を立てるも、河村パワーも及ばず4位に終わる。
- 2025年に河村たかしが再び立候補して以降は2連勝中。恐るべし、河村パワー。
- 名古屋市の千種区・守山区・名東区
- 国民民主党の代表代行である古川元久の御膝元。
- 自民党は、小選挙区化された1996年から一度も勝ったことがない選挙区である。
- 名古屋市の天白区、緑区、昭和区
- 中日新聞出身の近藤昭一のお膝元。
- 愛知でも旧社会党が強い選挙区でもあった。
- 名古屋市熱田区、港区、瑞穂区、南区
- 名古屋港や熱田神宮を地盤で港区や熱田区は旧民主党系が強い。
- 牧義夫の地盤はここ。
- 名古屋市中村区、中川区、清須市
- 嘗ては旧社会党系の赤松一家の基盤と呼ばれていた。
- こちらの赤松は赤松健と無関係な上、立憲の方の赤松と言われる。
- 赤松健、立憲の赤松の両方を嫌う人も決して少なくない。
- こちらの赤松は赤松健と無関係な上、立憲の方の赤松と言われる。
- そんなわけで、ここも伝統的に野党勢力が強い。
- 春日井市、瀬戸市
- 当初は春日井市のほか、小牧市や犬山市がメインだったが、2022年の愛知16区新設に伴う区割り変更で春日井、瀬戸の2市に集約された。
- 旧6区の時代から、人口が最も多い春日井市を地盤にしている自民・丹羽秀樹が圧倒的な強さを見せている。
- ゆえに愛知でも屈指の自民の牙城である。
- 尾張旭市、長久手市、日進市、豊明市、大府市、東郷町
- 西に名古屋市、東に豊田市・刈谷市と工業都市を抱え、これらの都市へ通勤する人も多いベッドタウン型の選挙区。
- その影響もあってか、伝統的に野党候補が強い。
- かつて、山尾志桜里が当選していたのもここ。
- 自民は鈴木淳司が長らく候補として出ているが、前述のとおり労組支持候補が伝統的に強く苦戦を強いられている。
- さらに鈴木にとって悲惨だったのが2022年の区割り変更。地盤の瀬戸市を6区に持っていかれた。
- 半田市、東海市、常滑市、知多市、東浦町、阿久比町、武豊町、美浜町、南知多町
- 愛知県のいわゆる「知多地域5市5町」…といいたいが、大府市だけはいわゆる1票の格差の都合で小選挙区導入時からずっと7区。
- 近年は自民・伊藤忠彦と労組が推す伴野豊が毎回のように壮絶なデッドヒートを繰り広げている。
- 年によっては両者の票数差が約1,000票ほどということもあったくらい。
- しかし、2026年は全国的な中道改革連合の自滅傾向に飲み込まれ、いつになく大差がついてしまった。
- 津島市、稲沢市、愛西市、弥富市 、あま市、大治町、蟹江町、飛島村
- かつては、海部俊樹元総理の地盤。
- 故に、革新勢力が強い愛知県下では珍しい保守王国。
- 小選挙区が導入された1996年から2005年まで当選を重ねていたが、2009年に民主党候補に敗れ海部が落選。そのまま引退に追い込まれてしまう。
- 海部引退後の2012年には自民党が海部の元秘書である長坂康正を擁立、前回海部に勝利した民主党の岡本充功との対決を制して当選。
- 以降は自民の長坂が連勝を重ねるも、2024年は立憲の岡本が15年振りに勝利(長坂は比例復活)。
- 一宮市、岩倉市
- 尾張地区の中では自民党が強く江崎の地盤だった。
- しかしここの選挙は強さは別として立憲の藤原のりまさが名物化しているオチ。
- 藤原の方が熱心な支持者は多いが選挙区内で多いかは別。
- しかしここの選挙は強さは別として立憲の藤原のりまさが名物化しているオチ。
- 一宮市は愛知の選挙区の割に日本維新の会のが強い。ポスターでも維新のポスターを見かける。
- 豊田市、みよし市
- トヨタ労組が票を左右される選挙区。
- 自民は強くないが風が吹かない選挙区の1つ。
- 自民党がここを取ったのは民主党分裂の影響もあってトヨタ労組が候補を出さなかった2021年のみ。
- いうまでもないが、全国でも屈指の国民民主党の牙城である。
- 岡崎市、西尾市
- 管理教育が特に強い選挙区。
- 愛知県でも特に強い岡崎市を抱えている為。
- 嘗ては清和会の重鎮杉浦の基盤だったが名古屋都市圏などあって三河では風に左右されやすい方。
- 安城市、刈谷市、碧南市、高浜市、知立市
- トヨタの本拠地である11区ほど有名ではないが、ここもトヨタ系企業の労組が票を左右する選挙区。
- 後に愛知県知事になる大村秀章も衆議院議員時代はこの選挙区から自民党候補として出馬していた。
- その大村も何度か比例復活に回っている。大村が転身した後は民主の大西健介が強い。
- 豊川市、蒲郡市、新城市、設楽町、東栄町、豊根村、幸田町
- 豊橋と田原を除いた東三河の全域から成る選挙区。
- だったが、人口減により西三河の幸田町が12区から回されてきた。
- かつて北設楽郡に所属していた旧・稲武町もここだったが豊田市に編入されたのち11区に合流した。
- 比較的自民党の強い選挙区ではあったが、一時期は小沢一郎の側近で元・蒲郡市長でもあった鈴木克昌が気を吐いていた。
- 民主党から自民に政権が戻った2012年以降は自民の今枝宗一郎が着々と地盤を固めている。
- 豊橋市、田原市
- 渥美半島を中心に自民党の基盤。
- 自民根本が強く豊橋市西部や田原市で強い。
- 根本より前から自民が強い。民主党政権を生んだ2009年以外はすべて自民党がここを制している。
- れいわも辻候補が定期的に出馬している。
- かつては民主から出ていて根本に対する最大の対抗馬であった関健一郎は親分である前原誠司とともに各党を転々。2026年現在は維新所属。
- この影響もあって近年は野党系候補が乱立気味。ただでさえ自民が強い地域でこれでは…
- 小牧市、犬山市、江南市、北名古屋市、豊山町、大口町、扶桑町
- 2022年の区割り再編に伴い新設された選挙区。
- 北名古屋・豊山は5区から、小牧・犬山は6区から、江南・丹羽郡2町は10区から移動してきた。
- 小牧や大口などは工場も多いので、労組票もそれなりにあるのだが…
- 立憲民主(→中道改革連合)は旧6区から松田功を回し、国民民主は福田徹を新規に擁立。民主系が分裂し連合愛知泣かせに。
- 割を食ってしまったのは松田で、2024年は福田当選・松田比例復活。2026年は福田比例復活・松田完全落選という結果に。
- 自民党は16区新設時は連立を組んでいた公明党に配慮する形だったが、自公連立が解消されるともはや遠慮は無用、と小牧市長だった山下史守朗を擁立。
- 2026年は自民大勝の流れに乗って、山下が悠々と議席を奪い取ってしまった。
- 公明党から出ていた犬飼明佳は2026年は中道改革連合へ。公明候補らしく比例単独に回り、落選した松田を横目に悠々と当選。
- 岐阜市全域
- 野田聖子の御膝元。
- 政権交代時の2009年に民主党候補に1敗した以外は、野田聖子が勝っている。
- 2005年のいわゆる郵政選挙での野田聖子VS佐藤ゆかりの「女の戦い」は語り草。
- 大垣市、海津市、揖斐郡、不破郡、養老郡、安八郡
- 岐阜県で自民党が1番強いのは飛騨でなく大垣市があるこのエリア。
- 自民王国の岐阜の中でも特に自民が強いエリア。
- 関市・美濃市・羽島市・各務原市・山県市・瑞穂市・本巣市・羽島郡・本巣郡
- 基本は保守優位、従って自民党が強い。
- 長年、武藤家の地盤として知られる。
- 2009年の政権交代時には、自民党は民主党に敗れ、比例復活にも失敗。小選挙区制導入後初めて岐阜県下5選挙区で自民候補が議席を失う結果となった。
- ただ、近年は名古屋圏のベッドタウン化が進んでおり、無党派層が流入。
- とくに、羽島・各務原・瑞穂の各市は無党派層が急増。
- 野党候補が比例復活する例も少なくない。
- よって、自民王国の岐阜県下で唯一、野党にもチャンスがある選挙区でもある。
- 岐阜県飛騨地域と関市・美濃市を除く中濃地域
- とにかく南北に広い。愛知県境から富山県境まで有しており、この選挙区だけで隣接している愛知・福井・石川・富山よりも広い。
- 国道41号岐阜県区間がすっぽり納まる。
- 中選挙区制の名残りからか嘗ては自民党代議士の同士討ちが発生していた。
- 岐阜県東濃5市(多治見市、中津川市、瑞浪市、恵那市、土岐市)
- 中津川市の旧山口村は長野4区から移ってきた。
- 2021年の衆議院総選挙では自民党ベテラン議員に対抗して野党は史上最年少(被選挙権基準ギリギリ)を擁立し、落選するも肉迫した。
- その最年少候補は後に自民党ベテラン議員に懐柔されて自民党岐阜県議員に転籍した。
- 津市、松阪市
- 名古屋都市圏から離れている事もあって、自民が強い。
- 1区現象が起こりにくい地域なのは四日市や桑名の方が名古屋都市圏に近いから。
- 2017年の区割り変更まで伊賀市と名張市も含まれていた他、松阪市と津市の内、旧久居市・一志郡の区域は4区だったがいずれの地域も自民が強かった。
- 区割り変更前は川崎二郎(自民党)と中井洽(旧新進党→旧自由党→旧民主党)の伊賀を地盤とする二人が激しく争っていた(いずれも敗者が比例復活)。
- 四日市市南部、亀山市、鈴鹿市、伊賀市、名張市
- 立憲が強いが名張市など近鉄のアクセスの良い地域は維新も強い。
- 桑名市、四日市市中北部、いなべ市、員弁郡、三重郡、桑名郡
- ジャスコやイオンで有名な岡田克也の基盤。
- 四日市や桑名の工業票や名古屋都市圏に近い為、岡田が盤石地盤に。
- 1996年以来、岡田克也が一貫して勝ち続けたが2026年についに敗れた。
- 伊勢市、鳥羽市、志摩市、尾鷲市、熊野市、多気郡、度会郡、北牟婁郡、南牟婁郡
- 2017年の区割り変更までは上記の内、多気郡を除く区域は旧5区でこの時から自民が強い。
- 特に伊勢市はかつて藤波孝生の強固な地盤であったため旧5区時代から自民党の牙城で他が勝利したことがなく比例復活もほとんどない。
- 旧4区(津市のうち旧久居市・一志郡域、松阪市、多気郡)時代は2009年のみ旧民主党が勝利しているが旧5区は一貫して自民が勝利している。