本物になった偽モノ/文化
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音楽[編集 | ソースを編集]
- オルガン
- 本来は教会やコンサートホールにある大型の楽器(パイプオルガン)を指すが、その代用ともいえる楽器であるリードオルガンや電子オルガンが日本では教育現場などに普及し、これを単に「オルガン」と呼ぶことがある。
- ちなみに「オルゴール」も本来同じ単語のはずだが、こちらは日本では機械仕掛けで自動的に音がなる箱(ミュージックボックス、自鳴琴)を指すようになった。
- 一般名詞としてのウォークマン
- 携帯型音楽プレイヤーのことをなんでも「ウォークマン」とするのは日本では誤用だが、オーストリアでは音楽プレイヤーのことをウォークマンというのがあまりにも普及してしまったため、一般名詞と最高裁から認められている。
漫画・アニメ・ゲーム[編集 | ソースを編集]
- アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ
- もともとはGREE版の派生タイトルだが、サービス開始後1年もせずにGREE版の終了が発表されてしまった。
- 会長島耕作
- もともとは『サルでも描けるまんが教室』において架空の老人向け雑誌『週刊ビッグオールド』の表紙にパロディとして書かれたタイトルだったが(リンク先参照)、実際に2013年、『週刊モーニング』で同名の連載が開始され現実化した。
- キン肉マンソルジャー
- 本来は残虐の神の力を得た運命の5王子の一人ソルジャーマンが王位争奪戦において名乗った名前だが、本戦前にキン肉アタルの不意打ちを受けてチームごと全滅&乗っ取られ、以降はキン肉アタルがキン肉マンソルジャーを名乗り参戦、ゲームなどに登場するときは基本的に「キン肉マンソルジャー=キン肉アタル」という扱いになっている。
- グリッドナイト
- 本来は『電光超人グリッドマン』で没になったキャラ。悪役の武史が変身するダークヒーローが、後に改心してグリッドマンと共に戦う姿という設定。
- 結局アホで短気で陰湿でどうしようもない男だった武史も本編で改心したが、続編の『魔王の逆襲』で武史が変身したのはグリッドマンシグマ(グリッドマンの弟)という別のキャラだった。
- アニメ『SSSS.GRIDMAN』では武史のように怪獣を作るアホで短気で陰湿でどうしようもない女の新条アカネ…ではなく、彼女の「心の片割れ」として具現化したアンチという怪獣がこのグリッドナイトに変身した。
- アンチはアカネが「相手の攻撃をコピーする」という能力を付与して作った怪獣の為、外見までコピーした結果、グリッドマンそっくりの姿になった。
- そしてグリッドマンがアカネの謀略により斃れ、彼女を操っていたラスボスが本性を現したことで、アンチは本物のヒーローとして怪獣軍団と戦った。
- 結局ラスボスにより怪獣のコアにされてしまったアカネを救い出したのが、彼女の「本心」であり「息子」だったアンチというのも、皮肉の利いた話と言える。彼女が本当に逃げていたのは現実ではなく、自分自身そのものに対してだったのだから。
- そしてグリッドマンがアカネの謀略により斃れ、彼女を操っていたラスボスが本性を現したことで、アンチは本物のヒーローとして怪獣軍団と戦った。
- アンチはアカネが「相手の攻撃をコピーする」という能力を付与して作った怪獣の為、外見までコピーした結果、グリッドマンそっくりの姿になった。
- どきどきすいこでん
- 元は2001年にアイレムの公式サイトでエイプリルフールの冗談として掲載された架空のゲームソフトだったが、2011年に現実のゲームソフトとして発売された。
- 日ポン語ラップの美ー子ちゃん
- 元は服部昇大が描いた『日ペンの美子ちゃん』のパロディ漫画だが、後に服部本人が6代目の『美子ちゃん』イラストレーターに就任。見事本物?となった。
- ヒーローレスキュー
- マップに刺さったピンを抜くことで、水や溶岩といったギミックを操作し、主人公を助けるパズルゲームというのはどれも広告の中にしか存在しない、つまり詐欺であった。
- が、このアプリはまさにそのピンを抜いてクリアするパズルゲームである。
- ぷよぷよテトリス
- ぷよぷよと共にテトリミノが降ってくるというのは陣内智則のコントのひとつだったが、このゲームの発売で本物に。
- ミッキーマウス
- 元々ディズニーには「オズワルド」というウサギのキャラクターがいたが、当時配給していたユニバーサルと製作費で揉め、1928年に権利を奪われてしまった。そのため作られた代替キャラクターがミッキーマウスである。
- ちなみにオズワルド自身も、「ジュリアス」という猫のキャラクターがフィリックス(ガムに載ってるあの猫)に似ているとして訴えられたがために作られたキャラクターである。
- その後オズワルドはデザイン変更などでテコ入れしたが、後発のミッキーに人気を奪われ1943年に新作の公開が停止される。
- ミッキーだけでなく自社のキャラクターであるウッディ・ウッドペッカーにも人気を奪われたようだ。
- 生みの親が親のせいかユニバーサルでは1943年以降ずっと塩漬けだったようだが、USJ開業当初ひっそりとグッズが売られていたらしい。
- これらの騒動から実に半世紀以上経った2006年にディズニーが権利を買い戻し、晴れてオズワルドもディズニーキャラクターとして認められることになった。
- しかし、今や「ディズニーといえばミッキー」というイメージが定着してしまっているため、オズワルドが取って代わることは流石に無理なようだ。
- ディズニーの出したゲーム「エピックミッキー」では「オズワルドはミッキーに人気を奪われて忘れ去られた」という設定になった。
- ちなみに、オズワルド返還のきっかけはABC(ディズニー系放送局)のアナウンサーがNBC(ユニバーサル系放送局)に移籍することだったという。
- しかし、今や「ディズニーといえばミッキー」というイメージが定着してしまっているため、オズワルドが取って代わることは流石に無理なようだ。
- ランジェリー戦士パピヨンローゼ
- 元は飛田シンヂが自身のウェブサイトで発表した架空のアニメ作品だったが、後にOVAやテレビアニメとして実際にアニメが制作された。
- ルパン三世、CV:栗田貫一。
- 元々は物真似のレパートリーの一つだったが、それがきっかけで前任の山田康雄氏と親交を持つようになり、山田氏の他界後に劇場版『くたばれ!ノストラダムス』より役を引き継ぎ現在に至る。
- レオ (埼玉西武ライオンズ)
- もともとレオは 「ジャングル大帝」 のキャラクターであるが、1978年にライオンズが埼玉に移転する際にレオをキャラクターに採用した。
- しかし原作の手塚治虫によると、「あの絵は実はレオの父親のパンジャなんですよ」 とのことで厳密にはレオとは違うそうだ。
- ただし、耳の先端は黒色なので、この点ではレオとも裏付けられる。
- しかし、2018年現在でもパンジャは西武関係だと 「レオ」 と呼ばれ続けている。
特撮[編集 | ソースを編集]
- ウルトラマンジード (ウルトラマンジード)
- にせウルトラマンベリアルとして産み出されるが、ヒーローに心を救われ、名実共にヒーローになった。
- プレッシャー星人 演:岡村隆史
- 元々は『ウルトラマンレオ』の怪獣人プレッシャー(プレッシャー星人)のパロディとして『めちゃ×2イケてるッ!』で演じたキャラクターだったが、その後ウルトラシリーズの劇場作品『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に出演した。
芸能[編集 | ソースを編集]
- あだ名命名芸人
- 元々この芸風は石橋貴明が『うたばん』で行っていたが、有吉弘行が同種の芸風を行ったところ、こちらの方が有名になってしまった。
- 石橋貴明の方はZONEのMIZUHOに「×××××の先」呼ばわりしてとどめを刺したのに対し、有吉弘行の方は何の問題もなく受け入れられている。
- 石橋貴明自体が有吉弘行をかわいがっていたので後継者となったと言ったほうがいいかもしれない。
- おニャン子クラブ
- 元々は『オールナイトフジ』のオールナイターズの「女子高生版」として『夕やけニャンニャン』で結成されたユニットだったが、本家のオールナイターズや、そこから派生した「おかわりシスターズ」などは人気はあったとはいえ、番組の視聴者に受けた程度でそれ以上の広がりを持たなかったのに対し、おニャン子クラブは単なる番組内ユニットの枠を超え、日本音楽界・アイドル界を席捲する社会現象にまで膨らんだ。
- 立見里歌と内海和子はオールナイターズとおニャン子クラブの両方で活動経験がある。
- 農業アイドル
- 元々は北海道の花畑牧場を拠点に活動していたカントリー娘。のものだったが、TOKIOが『ザ・鉄腕DASH』の企画で農業をやるようになってからはTOKIOの方が有名になってしまった。
- ムッシュムラムラ(ダチョウ倶楽部)
- 元々は関敬六の持ちネタだが、ダチョウ倶楽部が『スーパージョッキー』にて使用して以後は、ダチョウ倶楽部の持ちネタとして有名である。
放送[編集 | ソースを編集]
- エリカがたとえてあげる
- この手のたとえ話はそれ以前にも「ダウンタウンのごっつええ感じ」のコントである兄貴でも使われたことがあるが、「家なき子2」の「エリカがたとえてあげる」の方が有名になってしまった。
- 兄貴の方は芸能ネタや下ネタ、更には低視聴率番組をいじるネタなど、バラエティに富んだものであるのに対し、エリカがたとえてあげるは白鳥とカラス、フランス料理と猫まんまなど、一般的な対比であることが異なっている。
- 木島則夫ハプニングショー
- これはかつて木島が司会をしていたNETテレビ(現・テレビ朝日)の「木島則夫モーニングショー」に対しあまりにも番組中のハプニングの多さから番組名をもじって揶揄された語句だったが、木島の「モーニングショー」降板からまもなく日本テレビが彼を司会に起用したそのものズバリのタイトルの「木島則夫ハプニングショー」を開始させた。
- 『JET STRIP』機長「欲情達也」
- 元はラジオ番組『スネークマンショー』で伊武雅刀が演じていた『JET STREAM』機長の城達也のパロディキャラだが、後に伊武本人が4代目の機長に就任。見事本物?となった。
- ほぼ同時期に氏の代表的な役といえるデスラーがANA「旅割」のCMに出演していたが、どうにもならない大人の事情もあってか、そちらへの声優としての復帰は叶わなかった。
- 関口宏の東京フレンドパーク2
- もともとは『関口宏の東京フレンドパーク』だったが、再開後の「2」の方が人気があった。
- モジモジくん
- 元々は「ひらけ!ポンキッキ」のコーナーだったが、これを「とんねるずのみなさんのおかげです」にてパロディとして放送されると、やがて「モジモジくん」という「おかげです」を代表する人気コーナーのひとつになっていった。
- アナウンサーとしての小林茉里奈
- 小林茉里奈は元々はAKB48のメンバーであり、AKB48時代にじゃんけん大会でアナウンサーのコスプレをしたが、卒業から暫くして福岡放送のアナウンサーになった。
インターネット[編集 | ソースを編集]
- 偽ペルソナウェア with "偽春菜"
- 現:「伺か」。デスクトップマスコットの「ペルソナウェア with "春菜"」(現:Chararina)のコンセプトに一度は感嘆するも、一向に進歩が見られない春菜に業を煮やした黒衣鯖人氏が開発。
- 2000年代初頭において、二人一組のキャラクターの掛け合いや、ネットワークをフル活用した機能、誰でも派生が作れたことなどによりオタクを中心にペルソナウェア以上に大ヒット。多くのサイトが偽春菜に協力していた。
- ペルソナウェアの開発元のプラエセンスから著作権侵害として配信停止命令を受ける騒動もあったものの、有志の協力などもあって無事に復活し、今に至る。
- 本来はあめぞう掲示板の避難場所として開設されたが、本家のあめぞう掲示板の衰退とともに日本の掲示板サイトの代名詞的存在になった。
- 本来は2ちゃんねる閉鎖騒動時に避難場所として開設されたが、現在では独自の文化を築いている。
- 吉野家コピペ(ゴノレゴ)
- 本来は個人ブログに掲載されていた記事だが、2chに貼られ、やがでflashになり流行した。
- flashになる前は叩かれていたらしい。
- 現場猫(仕事猫)
- もともとはくまみね氏のイラスト「電話猫」を素材に、ふたば☆ちゃんねるで制作されたコラ画像。
- が、これが労災というネタも幸いしツイッター経由で大流行。この反響を受け「仕事猫」という呼称で公式にグッズが制作されることとなった。
- 公式化の際、フリー素材の流用である胴体部分と帽子はくまみね氏が新たに書き起こしている。
- が、これが労災というネタも幸いしツイッター経由で大流行。この反響を受け「仕事猫」という呼称で公式にグッズが制作されることとなった。
要議論[編集 | ソースを編集]
- Wink
- 女性2人組であることや初期の頃は洋楽のカバーが主体であったことから音楽性が被るBaBeより1年後にデビューしているため、WinkがBaBeの二番煎じとなるが、逆にBaBeが「Winkのバッタモノ/二番煎じ」と揶揄され、解散に追い込まれてしまうほど、こちらが事実上本物となったが、コンセプトが異なるので言いにくい面もある。
- Wink=笑わないアイドル、BaBe=バラエティもこなせるイロモノアイドルですから。
- 相田翔子に至ってはソロ転向後にイロモノタレントとしての地位を確立しているのでその点に関してはソロとはいえ、事実上本物になったと言える。
- 更にWinkにはパロディとしてやまかつWINKもあった。
- Wink=笑わないアイドル、BaBe=バラエティもこなせるイロモノアイドルですから。
- おっはー
- 元々は『おはスタ』で当時の司会者・山寺宏一が使用していた挨拶だったが、2000年に『サタ☆スマ』で香取慎吾扮する「慎吾ママ」が使用したところ流行語になり、香取慎吾の挨拶として世間に知られるようになった。
- もっとも、慎吾ママのブームがきっかけで『おはスタ』を知った層も少なからずいた。
- なお、正確には山寺のは「おーはー」と表記し、香取の「おっはー」とは区別している。
- ちなみに山寺は「おっはー」の新語・流行語大賞を香取に取られたことが悔しくてたまらなかったという。
- しかし、『サタ☆スマ』のコーナー終了とともに香取は「おっはー」をほとんど使わなくなり、再び山寺宏一の挨拶として認識されるようになった。
- UTAU
- 元々音声を切り貼りして疑似的に歌っているように見せる「人力Vocaloid」のツールとして開発された。
- しかし、重音テトのヒットからVocaloidのように独立したソフトとして使う人が増え、結果Vocaloid同様の歌声合成ツールとなり、UTAU自体も一定の人気を博している。
- 但しそれでもVocaloidの人気を超えたとは言い難い。
ちょっと違うモノ[編集 | ソースを編集]
- たれぱんだ
- 松本人志が考案したキャラクターであるぐったりパンダに似ているため、松本がパクリだとコメントするほどであるが、偶然にも似てしまっただけである。
- やべっち
- 今でこそナインティナインの矢部浩之のニックネームとして有名であるが、矢部みほもこのニックネームで呼ばれており、両氏はほぼ同時期にブレイクしているが、単なる偶然に過ぎない。
- 矢部浩之の兄もやべっちと呼ばれているとか。