三協高分子

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愛知の企業>

  1. 信号灯器の製造大手。
  2. 本社は豊田市
    • 東名高速道路豊田ICや名鉄三河線土橋駅から近い。
    • トヨタとの関わりも深い。
  3. コイト電工信号電材以外のポリカーボネイト樹脂灯器のOEM先。
    • 但し、三協製の物は丸型は愛知のみ。
    • パナソニックオムロンとの結び付きが強い。
    • 京三製作所とのつながりも深く、京三の歩灯を始めとしてここの灯器を参考にしている場合が多い。
      • 元々、アルミ六角歩灯はここの樹脂歩灯がベース。
  4. 分割型が出てきてから全国的に進出した。
  5. 分割型採用後は基本的に分割型のみ採用。
  6. スフェリカルレンズを採用したのはここ。
    • 京三製作所のアルミ灯器はこのレンズに対応するように設計されている事例が多い。
  7. 全国シェアは全国第5位だが、お膝元の愛知県は最多かつ圧倒的シェア。
  8. 愛知県や兵庫県等に多い樹脂灯器はここ製が多い。
    • 愛知は全域に多いが、特にお膝元の西三河を含む三河、知多半島、名古屋市南部、海部で割合が高い。逆に名古屋市北部や尾張内陸部はコイト樹脂が多い、
      • 愛知はコイトでも三協樹脂OEMも結構あった。
    • 但し、樹脂王国でも徳島はコイト製樹脂灯器か日信FRPがメイン。
  9. 三重県の三協樹脂はオムロンのOEMが多い。
  10. 岡山県は南部中心に多いが、津山市とか北部は少なめ。
  11. 樹脂灯器は塩害対策として開発されたから、内陸8県は岐阜と奈良を除きほとんど導入されなかった。
    • コイト電工製王国の奈良県は元々樹脂灯器は少数だが、コイト・京三・オムロン・住友電工・パナソニック電工へのOEMで奈良県各地に導入している(奈良市で20交差点程使用)。奈良は内陸県で最も樹脂灯器が多い。
    • 岐阜県は南部(西濃・岐阜・中濃南部・東濃)で割りと見かける。
  12. 甲信越北陸は富山・石川両県を除き少ない。
  13. 福岡県は3つの海に面していながら九州で唯一というくらい樹脂灯器はあまり導入しなかった。
  14. 熊本県と鹿児島県は1995年頃までに設置された信号機はここの樹脂灯器が多い。
    • 九州や南東北を中心に樹脂灯器から電材OEMに早く切り替えた地域も多数ある。
  15. 京都府も樹脂灯器は北部(中丹・丹後)のみで採用され、内陸部の南部では長岡京市等に少数あるもののあまり採用されていない。国道24号沿いはアルミ薄型LEDですら三協は導入されていない。
  16. 福島県は浜通りに多く、内陸部(中通り・会津)では比較的少ない。
  17. 茨城県や千葉県や岡山県や熊本県は基本的に沿岸部に多いが、内陸部でもここのOEMの樹脂灯器は時々見かける。
  18. 樹脂灯器と金属灯器を両方採用している県は宮城県・神奈川県・京都府・宮崎県を代表とした沿岸部限定タイプ、三重県・大阪府・奈良県・大分県などに代表される松下のみ・オムロンのみタイプ、茨城県・千葉県・岡山県・熊本県などに代表される沿岸部メインだが内陸部にもあるタイプと分かれる。
    • 特定メーカーのみなら松下のみは福島、新潟、静岡、大阪。オムロンのみは三重、大分など。両方なら福井・奈良が該当する。
  19. 車灯は三協樹脂、歩灯はコイト金属という交差点も樹脂灯器メイン県を中心に全国各地で見る。
  20. 内陸県は全て金属灯器主体だが、内陸県で樹脂灯器は奈良県が最も多く(次いで岐阜県)、大和郡山市の県道754号では2交差点続けて三協樹脂。
    • 生駒市の国道168号と酷道308号の交差点も三協樹脂。
      • その近くの生駒市萩の台、北葛城郡の西大和ニュータウンも採用率が高い。
  21. LED樹脂灯器は愛知県限定。
  22. 45cm灯器。所謂、バズーカ灯器の製造元はここ。
    • 但し、FRP製である。
      • この灯器はOEMを含めて福島、群馬、石川、福井、岐阜、大阪、岡山、愛媛などで採用されていたが、電力問題で数を減らしつつある。
  23. ここの樹脂灯器OEMは府県によっては松下通工→パナソニックの灯器しか採用されていない事例もある。
    • 例:大阪府、静岡県、新潟県など。
  24. 大手3社は鉄板灯器なのにオムロンのみ樹脂灯器の県も多く存在する。
    • 福井県、三重県、大分県等。
  25. 樹脂灯器標準地域でも三協高分子が殆ど採用されなかった地域もある。
    • 徳島県は樹脂標準県だが、コイト自社製か日本信号FRP系が大半で京三製作所を含めて三協高分子OEM樹脂は殆ど採用されなかった。
    • 長崎県も同じく。
    • 樹脂標準県ではないが、島根県はコイトのみ樹脂灯器で京三や日本信号は鉄板なのでここでも三協系樹脂は採用されていなかった。
    • 広島県で樹脂灯器は海岸沿いと離島部でコイト樹脂が使われる関係で、三協樹脂は広電が電車用信号として導入した以外はほとんど採用されなかった。
    • 宮崎県も樹脂灯器は沿岸限定タイプで、延岡市~日向市はコイト樹脂が多いが、児湯郡以南の沿岸部は三協高分子製樹脂が多い。都城市とか内陸側は金属灯器かアルミ灯器ばかり。
  26. 樹脂灯器で目立ちがちだが、三協独自の網目レンズや蛇の目レンズ。スフェリカルレンズはここ製造。
    • ただし、樹脂標準県で蛇の目レンズを中心的に多く採用していたのは石川県位だった。
      • 東北4県(青森、秋田、岩手、山形)では網目レンズが基本。
      • 石川県は樹脂標準地域では珍しく早いうちから三協蛇の目やコイトブツブツレンズを採用していた。
  27. 関東では25cmの三協樹脂灯器は基本的に茨城県しか見かけることができない。
    • 東京都は総LED化。神奈川や千葉は低コスト灯器を除いて原則30cmのみ。埼玉、群馬、栃木は内陸部なのでバズーカ灯器などを除いてあまり見かけない。
  28. 関東は他の地域に比べて樹脂灯器の採用割合が少なく、樹脂標準地域が一切ない。
    • 神奈川や千葉、茨城の樹脂灯器はいずれもコイト電工の採用割合が高いので三協系樹脂はあまり見ない。
    • 茨城県にある三協系樹脂の多くは京三製作所。県西部に多い日本信号は樹脂採用割合が少ない。
    • 東京で三協樹脂灯器は江東区・港区・江戸川区・品川区・大田区に多かった。
      • 特に京三製作所がメインの国道15号沿線(特に品川区・大田区)はLED普及前は三協樹脂の京三OEMが多かった。
    • 神奈川県はコイトと京三のみが原則なので、三協OEM系は茨城と同じく京三製作所が原則。まれに松下→パナソニックのOEMもある。
    • 埼玉県は南部に三協樹脂がたまにあるが、三協樹脂は国道4号・国道17号・国道122号沿線に限られた。
      • コイト王国の西武沿線にもあった。
  29. 因みに関東と甲信越は樹脂灯器標準県が一切、存在しない。
    • 北海道は渡島半島。東北は宮城福島以外。東海は愛知。北陸は石川と富山北部。近畿は兵庫と京都北部と和歌山中南部。中国地方は鳥取と岡山南部。四国は香川以外。九州・沖縄は佐賀、長崎、大分北部、熊本西南部、宮崎沿岸、鹿児島、沖縄が樹脂標準値地域となる。
      • 意外と樹脂標準県が多いんだね。
        • 人口の多い関東に住んでいると意外と樹脂灯器を見ないエリアも多い。少なくても都道府県単位では。
        • 甲信越は長野と山梨は内陸部故に不採用。新潟は樹脂灯器はパナソニック系のみ。
  30. 東北や四国は宮城・福島・香川を除き、樹脂灯器標準県だったので三協高分子を原則採用しない徳島を除いてここのOEM灯器が多かった。
  31. 北陸3県は福井県だけ樹脂灯器が少ないが、福井県は国道27号沿い等に導入されたオムロンだけ樹脂を採用していた。
  32. 静岡県は東海4県で最も樹脂灯器が少ないが、沼津市沿岸部はここの樹脂灯器が多い。
  33. 近畿2府4県は滋賀県を除く各府県に導入されたが、兵庫県と京都府北部を除けば、和歌山県は中南部が樹脂王国だが、和歌山県北部に多いコイトは金属灯器だった。大阪府はパナソニックのみ、奈良県はオムロン・パナソニック・住友電工に加え3大メーカーも一部は樹脂灯器を採用。京都府南部と滋賀県は金属灯器が当たり前であり樹脂灯器はかなりレア。
  34. 中国地方は鳥取県という樹脂標準県があるが、因幡地域と岡山県南部を除き中国地方全体ではあまり採用されなかった。
    • 鳥取県西部はコイト樹脂王国であり、特に広島と山口は海岸沿いを除き金属灯器が当たり前で島根は特に石見に多いコイト電工以外は金属灯器がメインだったのでそれが強い。
  35. 九州・沖縄では福岡を除き昭和までは樹脂灯器を採用していた(佐賀、長崎、熊本沿岸、大分北部、宮崎沿岸、鹿児島、沖縄)が平成に入ってからは大分・沖縄を除いて基本的に信号電材OEM灯器に移行された。
    • 九州だけでなく広島、岡山、福島でも樹脂から電材OEM切り替えが早かった。
  36. 樹脂標準県でも塗装灯器のみ金属製の県も有れば塗装灯器も基本は樹脂で分かれていた。
    • 塗装灯器が金属製の地域は岩手、秋田、山形、鳥取、愛媛など。塗装灯器も樹脂灯器が基本なのは愛知、石川、兵庫、徳島など。
      • 金属製主体でも宮城、茨城、千葉など塗装灯器が樹脂灯器も多く設置されている地域も存在する。
      • 富山、岐阜、三重、奈良、大分etcは塗装灯器のみ金属製で、樹脂は無塗装だった。
  37. 樹脂分割、アルミ灯器になってから全国的に広がった。
    • 特に東海地方各県、青森、富山、大阪、奈良、和歌山、兵庫、岡山、熊本、鹿児島に多い。京都府は福知山市日本海沿岸にだけ多い。
    • 逆に新潟や福岡のように採用しない府県もある。
  38. 名古屋鉄道グループや近畿日本鉄道阪急阪神ホールディングスの沿線は樹脂灯器標準県を通る地域故に京都府南部を除きここのOEM灯器をやたら多く見かける。
    • 愛知や兵庫は勿論、大阪や岐阜南部、三重、奈良、石川などでもここの灯器を多く見かける事が出来る。
    • 京都府の近鉄沿線では宇治の某自動車教習所で採用されているくらい。
  39. 言うまでもなくOEM含めたここの灯器と擬音式音響信号(昭和時代から)の採用率で名古屋ジャイアニズムの支配下か否かが分かる。
  40. 高速道路で金属製灯器をまたいでいく事が多いが、樹脂標準県をメインに跨いだICを利用すると金属灯器を見ない状態で行ってしまう。
    • わかりやすい例では一宮IC⇔高岡ICおよび金沢西IC⇔春日ICをまたぐとそういう雰囲気を感じてしまう(後者は間の京都府北部も樹脂標準地域だが)。
      • ほかにも名古屋西IC⇔川西IC、米子IC⇔南国ICおよび山形蔵王IC⇔一関ICの移動でも同様。
  41. 長方形薄型250φ(通称低コスト)は生み出されてはいけなかったデザインである。あやつの存在感の無さは異常。
    • 悪い点が目立つ。従来型と比較しても、
      • 昼間は周囲に溶け込み赤信号さえも見え辛く、夜は必要以上に眩しい。
      • 雪がレンズに張り付き見えなくなる。雪国に売り込んでてこのザマである。
    • 既に設置されていたLED灯器をわざわざコイツに置き換えているがその必要性が不明。
    • この灯器と幹線道路の相性は凄まじく悪い。細い路地向きである。
  42. 3大メーカーを除くと信号電材と比較されやすい。
    • 三協高分子樹脂丸型→信号電材アルミ灯器が主力になった県は東北や愛知、兵庫、九州を中心に多い。
  43. 音響用信号機は製造せず、代わりに名電に委託している傾向が。