アスペルガー症候群

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  • 発達障碍の1つ。社会性・コミュニケーション能力・想像力に障碍を持ち、知的障碍を伴わないのが特徴。
  1. 周りからは変わっている人と認識されやすい。
    • 知的障害に問題がないせいで障碍と認識されにくいことでかなりつらい経験をした人も多い。
    • 下手をするとうつ病などの別の精神疾患になってしまう危険もある。
  2. 明確な言葉で話さないとそのままの意味と認識する。
    • 逆に遠回しな言い方ができないようで、失礼な発言が飛んでしまうこともある。
    • 従って、察して行動する必要のない多民族国家への移住で暮らしやすくなることがしばしばあるらしい。
  3. 相手の気持ちを理解するのが苦手で、傷つけてしまいがちになる。
    • これらが原因でその場から浮きやすくなってしまう。
    • いわゆる「空気を読む」というのがとんでもなく不得意。
      • 当然ながら個人による程度差が大きい。極論をすれば、定型発達者のコミュニケーションなど超能力の世界に等しいとの認識を持つ当事者もいる。
      • 当事者であることが信じられないほど得意な人も少なくないが、その裏には数えきれない失敗経験の積み重ねがあるはず。
        • 知的能力自体は高レベルな人も多く、経験による学習で乗り切っていることも。
      • 空気を読んだり配慮したりは十分しているが、その方向性が間違っている場合も多い。
        • 「空気は読めるけどブッ壊したくなる」ならば、むしろADHD寄りである。
  4. 対して、特定のものに対する熱中する点はかなりすごい。
    • 優れた記憶力と集中力を持っており、長時間そのことに熱中できる。
      • 中には「なぜその分野に・・・」と言いたくなるようなものもあるが気にしない。
    • ただし熱中やこだわりが度を超すと日常生活に支障をきたすこともある。
  5. 著名人の中にもアスペルガー症候群と診断された人もいる。中にはその才能を活かしてもいる。
    • あの有名な映画監督、スティーブン・スピルバーグ氏もその1人。
      • 彼は学習障碍の診断も受けていたらしい。
    • 日本人だと市川拓司氏、倉持由香氏が当たる。
  6. アメリカのダリウス・マッカラム氏も有名な人物。
    • なんと子供の頃に列車を運転したことがある。
      • やる気のない運転手が子供だったダリウス氏に運転させたのがきっかけ。当然だがその運転手は逮捕。
      • 下手したら大事故により死人が出たかもしれないのに、非常識極まりない運転手である。
      • 凄いのは、15歳にして事故を起こさずに運転出来たことか。
    • これをきっかけに電車やバスに魅了され、何十回も無免許運転を繰り返すことになった。
      • 無免許運転なので危険極まりないのに、一度も事故を起こすことがなく、正確に運転できているらしい。
      • さらに本職よりも列車のスケジュールに詳しい。
    • そして何より凄いのは、逮捕歴が32回もあるんだとか。
  7. 内輪ネタだが、MediaWikiの長期荒らしにもアスペルガー症候群を自称する人がいる。
    • アスペルガー症候群を無くすためとか言って、ウィキペディアなどのアスペルガー症候群の記事を荒らしたりアスペルガーの言葉狩りをしている。
      • こんなので無くなるわけがないのだが、その熱中度合いはどことなくそれに似ている。
      • アカウント名がアスペルガー症候群に因んだ名前の時点で矛盾しているような気もするが。
  8. 歴史上の人物の中にも該当者と思わしき人物がいる。
    • 例えばアルベルト・アインシュタインとレオナルド・ダ・ヴィンチが該当。どちらも天才的才能を持っている。
    • 日本だと織田信長が該当するんだとか。
      • あくまで推測に過ぎず、確定であるとは限らないが。
      • 幼少期のエピソードや(成人後でも)生活行動などから該当する可能性が強い人物として、坂本龍馬や大村益次郎も挙げられる。
      • なお、信長の場合「知的能力はズバ抜けているが超・コミュ障」という意味で当てはまるかもしれないが、行動歴的にはむしろADHD寄り。
    • 中国では秦の始皇帝あたりが当てはまりそうな気がする。
  9. アスペルガー症候群を題材にした作品もいくつか存在する。
    • ペッター・ネス氏による映画「モーツァルトとクジラ」とか。
    • 先述のダリウス氏の話もまさかの映画化。タイトルは「Train Man」
  10. 最近になってようやく認識されるようになった障碍である。
    • が、一概にアスペルガー症候群だと決めつけるのもどうかと思う。
      • 先の歴史上の人物もそうだが、天才=アスペルガー症候群とは限らないだろう。
    • 日本での認知度アップにはNHKが少なからず貢献している。
  11. 外部の人との接触や突然の変更などが多い仕事は不向き。
    • 最も向いていないのは航空管制官らしい。
  12. 全人口に対するこの障碍を持った人の割合は約1%。
    • なぜか男性の方が多い。
      • この手の障碍者の就業移行を支援する事業所の利用者も男性の方が多いとか。
  13. 第2次大戦中にオーストリア(当時ドイツ領)のアスペルガーという医師が初めて症状を定義した。
    • しかしアメリカやイギリスなど連合国側ではかなり後まで注目されることはなかった。
    • アスペルガー医師当人もそれっぽい症状があったらしい。
    • 「アスペルガー症候群」という名称はアスペルガー医師に敬意を称して付けられたものだが、それがなくなろうとしている。一説には当時のナチスドイツにおいてアスペルガー医師が、子供を能力で選抜しており(ほめたたえているのは母集団をその子供に限定しているため)、選抜されなかった子供は見殺しにしたためだとか。WHOはこの説を否定しているが…。
  14. 先天性である。つまり、生活環境や(親など)周辺人物の影響によって後付けで当事者になることはあり得ない。
    • 脳内出血など脳外科系疾患の後遺症として発達障碍的な性格変化があったとしても、それは「高次脳機能障害」である。
    • また、よく勘違いされるが、「治らない」。ソーシャルスキルを身に着けるなり、環境を変えるなりで相性のよいところを探すことになる。
  15. 当事者にとって最も許しがたいことは、反社会性人格障害やサイコパスと一緒くたにされることだろう。
    • また、ことあるごとに「アスペ」呼ばわりされることや、「努力して治せ」と言ってくる人がいることも悲しいことであろう。
  16. 診断は専門医がDSM-5と呼ばれる分厚いマニュアルやWAIS-IIIという知能検査に沿って行われるのだが、この診断基準自体本人の自己申告によるものが大きく、診断基準自体が誰にでも当てはまるようなものも多く含まれているため、インフルエンザなどのようにはっきりと白黒分かれるものではない。
    • 要するに本人の自覚や診断は、今いるコミュニティが持つ文化的側面(他人の評価に関わる)との相性に大きく依存する。となると、「障害」は本人ではなく社会そのものになる。
    • また、日本の場合「普通(=満たすべき基準)」にしろ「支援すべき人」にしろ、なるための条件が非常に厳しいため、どちらにも入れない「生きづらい人」が大量発生する原因にもなっている。これがインターネット上でよくみられる発達障害叩きの原因と思われる(いろいろ建前はつけてはいるものの、根幹は「ずるいと思う」であるため)。
  17. インターネットでのアスペルガー症候群への意見はサイトによって異なる。大体の傾向はその他センシティブな話題(例:在日韓国人・女性と社会生活・貧困など)と同じで、投稿すると自分の情報が丸見えになるものほど(例:note, Quora)比較的肯定的な意見が多く、逆に匿名性が保持され、かつ大量の情報が流れるところ(知恵袋はじめYahoo Japanサービス全般、Twitter、2ちゃんねる)だと否定的意見が出やすい。日頃のストレスをこういうものに転嫁しているだけだと思われる。
    • とにかく誰が書いたかもわからないインターネット上の情報を鵜呑みにするのは危険です。少しでも心当たりや生きにくさがあるならすぐに医師の診察を受けた方がよいでしょう。なお、診断の難しい分野である以上医者も当たりはずれがあるので、もし問題がある場合は他を検討してもよいでしょう。
  18. (ADHDの方があてはまるかもしれないが)あまり自身が属するコミュニティに帰属意識がない(あるとしたら福利厚生など功利的な理由)。また、外国語習得が比較的容易にできるため、手に職と外国語(英語必須。あとは中・仏・独あたりがあると御の字)があれば好きなところへ行けるようになる。