ベタな職業高校の法則
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全般[編集 | ソースを編集]
- 別名で実業高校とも言う。
- 一般的に普通科の高校より入学試験の難易度(偏差値)が低い。
- 特に大学進学率が高い大都市圏はこの傾向が顕著である。
- そのため必ずしも本気でその分野に興味があるわけではなく、単に学力不足で普通科に行けなくて仕方なく職業高校に入学してくる者も少なくない。
- 逆に地方では必ずしもこれが当てはまらないことも。
- 偏差値50を超える職業高校は全国的に見てもレア度は高く、多くは偏差値40代である。反面、偏差値40未満の職業高校もあまり見かけない。
- 逆に普通科は上と下の差が激しく、偏差値70クラスの進学校から偏差値30クラスの底辺高校まで混在する。
- 一般教科(数学、英語、地理歴史など)の授業は卒業するために必要な最低限の単位(時間)数しか用意されていないことが殆どである。
- そのため一般入試での大学受験には非常に不利である。
- 昔は「職業高校≒卒業したら即就職」という風潮が強かったが、近年は高卒の新卒を採用する企業が少なくなったこともあり、大学(殆どがFランク)や専門学校に進学する卒業生も多い。
- 出身高校と全く関係ない分野の専門学校に行く者も少なくない。
- 稀に高校で取得した専門スキルを活かして、推薦(AO)入試で国公立大学や難関私大に進学する者もいる。
- 実は上位層は同じくらいの偏差値の普通科の高校よりも優秀な場合がある。
- これは本気でその分野を勉強したいために、普通科に行ける学力がありながらあえて職業高校に進学するケースがあるため。
- 専攻科がある高校もある。
- 専門学校に比べて設置基準が厳しく、また、下手な専門学校に比べて授業内容が高度である。
- 現在は専攻科を修了すれば、条件によっては4年制大学の3年次に編入することも可能になった。
- 普通科や総合学科に比べて卒業後の進路が限定されやすいため、本気で目指している夢がある中学生以外にはあまりオススメできない選択肢である。
- 専門高校という言い方もあるが、これだと理数科や英語科(国際科)、音楽科、美術科、体育科(スポーツ科)など職業高校に含まれない学科も含まれてしまう。
- 複数のジャンルを有する職業高校のことを特に産業高校と言ったりもする。(例:工業と商業、農業と家政など)
- 普通科に併設されている職業高校だと、普通科の生徒も職業に関する科目を履修できる場合がある。
- 所謂総合選択制である。
- 偏差値は低いことが多いが、それでも普通科には無い強みがあるので基本的には教育困難校には含まれない。
- 一般的に入るのは普通科に比べて簡単なことが多いが、卒業するのは意外と難しい。
- 専門的な内容を勉強するため、その分野に興味が無いのに入学すると中退してしまう可能性が高い…。(工業系は特に)
- ただし一般教科(英語、数学など)の授業に関しては中学校に毛が生えた程度の内容らしい。
学科別[編集 | ソースを編集]
農業高校[編集 | ソースを編集]
- 一口に農業高校といっても、設置されている学科は様々である。
- デフォルトだと農業科、農業機械科、食料生産科、食品科学科、生物工学科、園芸科(造園科)などが置かれているケースが多い。
- 農業土木科(林業科)や酪農科(畜産科)など、その地域の性質に合わせた個性的な学科が置かれている高校もある。
- 沖縄には熱帯農業科などもある。
- 特殊な学科として農業経営科(農業経済科)がある。
- 商業高校と同様に簿記を学ぶのが特長だ。
- 取得を目指す主な資格は食品衛生責任者、危険物取扱者(乙種第四類、丙種)、測量士補、毒物劇物取扱責任者、ボイラー技士、土木施工管理技士、造園技能士、車両系建設機械の免許、日商簿記検定、農業簿記検定、日本農業技術検定などが挙げられる。
- 就職先として考えられるのはJAや食品メーカー、化学メーカー、造園業などである。
- 農業経済科であれば公務員として農林水産省の出先機関で働く人も多い。
- 意外なところだと鉄道会社も。
- 農家の息子や娘が家業を継ぐために進学するケースも多い。
- 進学先は大学の農学部やバイオ系の学科、食品系の専門学校、各都道府県の農業大学校が多い。
- 大学進学率は10〜20%程度、専門学校(農業大学校を含む)への進学率は20〜30%程度である。
- 全国組織は全国農業高等学校長協会。
- 近年は単独の農業高校ではなく、家政科や福祉科を併設する総合高校も増えてきた。
- 農業高校を舞台としたサブカルの作品として、「銀の匙 Silver Spoon」や「のうりん」などがある。
- 工業高校に比べると女子率が高い。
水産高校・海洋高校[編集 | ソースを編集]
- 基本的には水産業に関わる人材を養成するための高校である。
- 港町にあることが多い。
- 実習船を保有している。
- 食品や海洋資源に関するコースを置いている場合もある。
- 一部の内陸県(群馬と栃木)にもある。
- 淡水漁業に力を入れている。
- 現存する水産(海洋)高校は全て公立である。
- 水産(海洋)高校が1校も存在しない府県も多いため、他県からの入学者を認めている高校も多い。
- 就職先として考えられるのは漁船の船員、地元企業の会社員、水族館、水産試験場、漁協など。
- 進学先としては大学の水産学部や生物系の学科が多い。
- 機関、通信系のコースだと大学の工学部や工業系の専門学校、或いは高校に併設されている専攻科に進学して無線従事者(通信士)の資格を取る者もいる。
- 昔は外航船舶職員を養成する商船高校もあったが、全て高専に昇格してしまった。
- 外航船舶職員になるためには三級海技士の国家資格が必要。ちなみに商船高専を卒業すると海技士試験を筆記免除で受験できます。
家政科・家庭科[編集 | ソースを編集]
- 女子校に多い。
- ジャンルは大きく分けると食品(食物)、被服、保育の3つ。
- これらを総合的に学ぶ家政科を加えて4ジャンル。
- 近年は生活科学科、ファッションデザイン科などに名前を変える高校も増えてきた。
- 普通科の進学校に併設されているところも多いため、他の職業系の学科に比べて偏差値は高め。
調理科[編集 | ソースを編集]
- 卒業すると国家試験を受けなくても自動的に調理師になれます。
- 食物調理科という名前にしている高校もある。
- 殆どは私立高校である。
- 公立で調理科がある高校は激レア。
保育科[編集 | ソースを編集]
- 基本的には保育系の4年制大学や短期大学、専門学校に進学するための予備校だと思ってもらって差し支えない。
- 今は保育士と幼稚園教諭免許状のダブルライセンスが前提となっている児童福祉施設も多いので、なるべく専門学校ではなく短大または4大へ進学するのが望ましい。
- ただし最近は専門学校側もそれを分かっていて、短大や4大とのダブルスクール制度も実施している専門学校もある。
- 今は保育士と幼稚園教諭免許状のダブルライセンスが前提となっている児童福祉施設も多いので、なるべく専門学校ではなく短大または4大へ進学するのが望ましい。
- 昔は卒業すれば保育士国家試験の受験資格を得ることが出来た。
- 今は高校卒業後、保育所や児童養護施設などで2年以上かつ2880時間以上の実務経験を積まなければ受験資格が無い。
- 一部の高校には卒業後、2年制の専攻科に進学する資格が与えられる。
- 専攻科は5年一貫教育(高等専門学校と同じような扱い)であり、修了すると保育士国家試験の受験資格が得られる。
看護科・衛生看護科[編集 | ソースを編集]
- 看護科は基本的に専攻科への進学(5年一貫教育)が前提となる。
- 専攻科を修了すると看護大学や看護専門学校などと同様に看護師国家試験の受験資格を得ることが出来る。
- 3年次で卒業して大学の看護学科や社会福祉学部などに進学する者もいる。(ただしその場合は准看護師の資格は取れない)
- 衛生看護科は卒業すると准看護師試験の受験資格が得られる。
- 看護大学や専門学校、高校専攻科への進学も可能。
- 女子校に多い。
- 最近はこれらを設置している高校の数が激減している。
- 看護高校が1校も存在しない県もある。
観光科[編集 | ソースを編集]
- 基本的に設置されるのは有名観光地にある高校に限られる。
- 商業科の一種とされることも。
福祉科[編集 | ソースを編集]
- この名前の他、福祉教養科や社会福祉科、介護福祉科などの場合もある。
情報科[編集 | ソースを編集]
- 情報処理について専門的に学ぶ高校の学科のこと。
- プログラミングの実習もある。
- 取得を目指す資格はITパスポートや基本情報技術者(FE)など。
- FEなどの資格を活かして推薦で理工系の大学に進学する者も多い。
- 工業高校や商業高校に設置されているケースが多いため、単独の情報高校は全国的には激レアである。
- 意外にも大都市圏には少なく、地方に多い。
鉄道科[編集 | ソースを編集]
- ジャンル的には工業に近い。
- 昔は地方にもあったが、今は東京以外では絶滅してしまった。
関連項目[編集 | ソースを編集]
- ベタな普通科高校の法則 - 対極にあたる学校
- 資格試験
外部リンク[編集 | ソースを編集]
資格試験・検定試験 | |
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